下がりの気温

渓流魚をターゲットにテンカラをする場合、昔は「藤の花の咲く頃が・・・ベストシーズン」と言われていましたが、昨今は解禁から禁漁まで、多くの熱いテンカラ一筋の方は、半年以上テンカラで通して釣りをしていることと思います。

本日、ここ関東地方ではいきなり気温が下がりました。
前日が「この夏最高の気温」などという情報も出た場所もあったようなので、気温差が凄いです。
車でエアコンを使用していると、時々止めないと寒い程でした。

春から夏へは気温が上がり、夏から秋へは気温が下がるのですが(あったりまえですが)、同じ気温でも、上記の2つのパターンでは、体感気温が違いますね。

これは魚にもいえること。

自分のように通年テンカラで、毛バリを使い渓流魚を相手にしていると(渓流魚以外も相手にしていますが)、この気温(水温)の変化に非常に敏感になってしまいます。

哺乳類の自分たちですら、急激な温度変化でフラフラしたり、体調を崩したりするので、変温動物の魚達に至っては、水温の変化で毛バリを追ったり追わなかったりして当たり前といえると思います。

しかも彼(彼女)らの主食である「水生昆虫」。
これらの羽化も積算温度で決定したりするそうなので、尚のこと毛バリの釣りは、温度とは密接な関係があるといえるでしょう。

そこで自分は教室でもいつも、

「竿より前に水温計(を用意してくれ)

と、ギャグ混じりの標語を言っています。

春、それまで5〜6度だった水温が10度にでもなれば、魚の活性は上がります。
逆に秋、12〜3度の水温が10度に下がれば、とたんに口を使わなくなったりします。

温度を常に計り、データとして持っていても、上がりの10度と下がりの10度では、同じ10度だからといって同じ攻め方をしていては、釣果が違ってくるのは当然といえば当然ですね。

「竿より前に水温計」がご理解できた方は、次の標語の、
「下がりと上がりに気をつける」と言うことで、この週末、あれだけ暑かった気温からの、下がりの気温(水温)で魚がどう変化するか、実釣して体感してみていただきたいと思います。
それより何より釣りをしていて、自分の身体が楽ですが。

そんなことを思いながら、今日は雨の昼休み、いつもの「Kよし釣具店」へ。
本日の獲物は、各色詰め合わせのカーフテールと、ヘンのサドルハックル(欲しかった色)です。


(際限なく増え続けるマテリアル類・・・汗・汗・汗)

で、巻いた毛バリはコレ。

 (たまにはこんな毛バリも)

赤いカーフテールで、テールとウイングを。
ナチュラル系ローテーションに、カンフル剤のごとく入れ、リアクションバイトに期待する、わけのわからん色の毛バリです。

明日は都内に明後日は渓に行く予定。
しかし天気が微妙ですなぁ〜。

吉田毛鉤 下がりの気温でよく眠れそう 吉田孝  


毛バリのパターン

昨日もちょこっと書きましたが、毛バリのパターンのお話しです。
雑誌などではなく、このブログ上のことなので、普通のお話しではありません。
同じサイズで同じ色、そして同じような材料で同じように作るのですが、
機能(使い方)が違う毛バリのお話しです。 

何ゆえに自分はこのように毛バリを作り分けているのかといえば、
つり人社刊ムック「渓流2011夏号」の「激戦区のテンカラ」でもご紹介していただいたように、
自分が通常釣りをしている場所は、人的プレッシャーが高く、小技を利かさないと魚が思うように釣れない場所が多いのですよ。

で、けっこう細かく作り分け、通常は毛バリを変えまくって釣果に繋げるということをやっています。
自分のテンカラの根底には、色々な毛バリを使う方が楽しいということがあるので、ご紹介はしますが、こうしないとイケナイとかいうことはありませんので、あくまで興味のある方へのご参考ということでお願いします(笑)。



最初にご紹介する毛バリは「孔雀胴夏毛バリ」ですが、太めの胴体に、水なじみのよい蓑毛を使い、水面直下からもう少し深いレンジまで、自然に流す他にも、自分のよく使う小技中の小技、名付けて「水中超低速逆引き」に使用しています。先日TTCに納め、皆さんに釣果のあった毛バリがこの毛バリです。
釣り方もその釣り方(水中超低速逆引き)を深瀬でやっていただき、初めてテンカラをやるお子さんから女性の方にも釣っていただきました。
本日の毛バリは、あえて「差」がわかりやすいように、先日のものよりハックルを長めにしてあります。

材料ですが、太軸のハリで重量を持たせ、スレッドの下巻きを3往復した上に、ピーコックハールを通常の倍量巻いて、サドルハックルも長めで柔らかいものを選んで、2回転程度で止めています。
言葉で表すのが難しいのですが、スッと沈むので、「水なじみのよい」毛バリという感じでしょうか。
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次にご紹介するのが、同じ材料で巻いた「ドライ系」毛バリです。
いわゆる「ポン!」と打って「ガバッ!」と出るというような、魚の活性の高い時に使う毛バリです。

比較的細めで重くないハリを使い、スレッドの下巻きは一往復。
ボディ材のピーコックハールも通常の量で巻き、ハックルはサドルの固くて短いものを、裏を上向きで取り付け(ハックルが前方に向いた角度になるように)5〜6回転と厚く巻いています。
イブニングタイムで魚が上を向いている時など、毛バリを見ながら手返しよく釣る時に使います。
ドライ系の毛バリです。液状の浮力剤にドブ漬けしてから使うことも多いです。
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上記の二種類で、大雑把に上と下程度の使い分けができますが、もう一種類ご紹介するのが、
伝家の宝刀「剣羽根の毛バリ」です。
「剣羽根」だからってそれほどのことは・・・という話しもお聞きすることがありますが、自分としては本当〜に使いよい毛バリとして、ハズすことが出来ない毛バリですね〜。(大好きです♪)

なぜかとういと、この毛バリ、非常に「水噛み」がよいのです。
蓑毛が固く、少しくらいの水圧では曲がらない為、舵やスタビライザーのような働きをして、特に逆引きや止め釣りの時、毛バリを長いこと同じ位置に定位させておくことがしやすいのですよ。

自分の経験上、止め釣りに関しては、魚の方から自分の毛バリを見つけてもらう為、出来るだけ長いこと同じ位置に定位させないと魚が出ないので(堀江師匠曰く、2秒じゃ出ないが5秒なら出る)、毛バリが水を噛んで、左右にスイングしにくいこの剣羽根のハックルが、実に具合がよいのです。

もちろん自然に流しても釣れます。反転流に投射してラインをゆるめて、深いところまで送り込んで、何度も釣果に恵まれた記憶もあります。憶測ですがこのような時は、水中深くでも固いハックルのおかげか、シルエットが崩れないから釣れるのではないかと思っています。

このように同じようなサイズと色でも、違った機能を持たせて作り、使い分けてテンカラをやり、意図した通りに魚が出れば、それはそれはトンデモナイ快感として「自己満足の極地に到達」すること受けあいますね〜(笑)。

今夜は体力も回復したので、今からまた毛バリ巻きに戻ろうかと思います。

吉田毛鉤 テンカラ毛鉤師 吉田孝
私見 「竿と合わせ」

八ヶ岳のSさんより、竹竿の話でメールをいただいたのをきっかけに、「ブログネタ」を思い付きました。



テンカラ竿ならずとも、釣り竿には全て「調子」というものがあります。
今回は調子と振込み、調子と誘い、調子と合わせについて思うことを書いてみます。
本来は調子の他に「硬さ」との兼ね合いもあるのですが、両方組み合わせて話すと、それこそとんでもないページ数を裂かないといけなくなりそうなので、今回はあくまで大雑把に、初心者の方の竿を選ぶ際の参考程度のお話にしておきます。
テンカラ竿に関しては、色々とありますが、実際は釣り方、ハリの形状と同じく、その人その人の好みによるところが多く、しかしながら初心者の場合は何が何やらわからずに、教えてもらった人や、釣具店で勧められ、あてがわれたものをそのまま使用されていることが多いと思います。

それぞれのメーカーがそれぞれに設計して売り出しています。どこのメーカーがどうのこうのという話は、差し控えさせていただきますが、これからお話する事も、あくまでご自身の手で確かめ(確かめるには私のようにかなりな出費を伴いますが)、自己検証の上、ご自分に合った竿を選ぶ為の参考までにという事にしてください。

その一「調子と振込み」
竿に重量(糸、魚)が加わった時に、どのように(どこで)曲がるかが、その竿の調子ということです。
先端部に近い部分が曲がるものを先調子、手元に近い、竿の真ん中あたりが曲がるものを胴調子といいます。その中間に六四とか七三とかの調子があります。
同じ重さのラインを、先調子の竿と胴調子の竿で飛ばし比べるとわかるのですが、軽いラインを飛ばす場合は、竿の弾力が充分生かせる、胴調子の竿の方が、飛ばす時の「力」があまり要りません。
その代わり、重量のあるラインを飛ばすには、ラインの重さに竿が負けてしまう事もあり、先調子の竿で振り込んだ方が上手くいくと思います。このことは、「柔らかい竿」と「硬い竿」とニュアンス的には近いものがあると思います。

自分の基本的な考えでは、
先調子、硬めの竿では、重量のあるライン(視認性のよい)を組み合わせ、方向性を出しやすい特性を生かし、ピンスポットで打ち込むような釣りに向いていると思います。
そして胴調子、柔らかめの竿では、軽いラインと組み合わせ、比較的長いラインを使い、自然に流すような釣りに向いているように思います。


その二「誘い」
誘いに関しては、竿を上下に動かして、毛バリを動かしながら釣ることになりますが、この場合も、先調子、硬めの竿では反発力が強すぎて、動かした竿から毛バリへ伝達する力が強いので、誘いが大きくなる感じがします。胴調子、柔らかめの竿では、誘いの動作(竿)が胴が振れることにより力が吸収され、意図しているより動きが少ないように感じます。まぁ、「竿によって自分の操作を変える」という事で、この問題は解決できると思います。


その三「合わせ」
さてタイトルの合わせとの関係ですが、合わせは「胴」に「力」がいかにかかるかに左右されていると思います。つまり「力」を入れて合わせをした時に、胴調子、柔らかめの竿では胴が曲がり(力を吸収し)、合わせが利きづらくなります。反対に先調子、硬めの竿ですと、胴の部分の曲がりが少ない為、合わせが利きやすいともいえます。


その四「総評」
簡単にご説明した、上記のことからおわかりの通り、全て一長一短、これで完璧などという竿はないのです。
源流域から本流まで、川幅釣り方全て違います。源流師に教えてもらった釣り方を、そのまま本流でやっても効果がありません。またその逆に、本流での釣り方で源流域で釣りをしても上手くいくハズがないのです。しかしどうしてよいかわからず、そのまま釣りを続け、しっくりしないと思い続けていらっしゃる方もけっこう多いのではないでしょうか(過去の自分の教室には、そのような方がずいぶん参加されています)。

フィールドも釣り方も違うのに、通り一遍で「これでいい」なんてことはあるわけがありません。
なにより自分の釣りに合った、自分の釣りを展開していかないと「テンカラ」そのものが、他人の釣りを自分がやっているだけということになり、趣味として面白くないと思うのですよ。

竿それぞれの特性を理解して、いつも自分が行っている釣り場や、釣り方に合ったものを「自分で選ぶ」。選び方がわからなければ、人に聞いたり調べたりする。しかし鵜呑みにしないで、あくまで参考にして、自分の判断で自分の道具を選ぶ。毛バリそのものも同じ事で、販売している自分がいうのも何ですが、他人の毛バリを使用しているうちは「テンカラ」の楽しみを半分しか味わっていないと思うのです。

道筋はベテランに聞く、しかし釣りをするのは自分自身です。自分で組み立てた事であれば、失敗を繰り返すのも楽しいものです。安直に答えを教えてもらうのと、試行錯誤をして自分で答えを得たのでは、得た時の喜びは雲泥の差です。

竿選びから毛バリ作りまで、みなさんそれぞれの釣りを組み立てて、テンカラの本当の楽しみ(愉しみ)を味わってください。

吉田毛鉤 楽しいテンカラ伝道師 吉田孝

*追伸です*
最近竹竿作りに興味があるのは、上記の事の集大成が、「自作の竿に自作のライン、自作の毛バリで天然魚を釣る」ということではないかと思うからです。
今年の冬は竿作り。来年はオール自作で自己満足の極地に到達したいものです。


キャスティングの精度を上げるには
(あくまで参考までにですよ)
 

(買っちゃいました!)

キャステイングの話の前に、先日のTTCで品川のKさんに影響され、早速購入。
源流釣行は年に1度行くか行かないかでしたので、せっかく奥多摩にトラウトカントリーというベースがあることですし、強い味方も増えてきたので、会のメンバー共々少しづつ足を延ばしてみようかと、参考書を購入しました。源流部の方々、よろしくお願いしますよ〜(笑)。

さて本日の本題のキャスティングの精度の話ですが、先日自分の行った取材地は、前後左右に非常に掛かりの多い川で、しかも水中のストラクチャーに魚が着いていることが多い川でした。
ここぞというポイントに毛バリを打ち、そこから5センチ10センチずれると、魚が出てくれないような場所でした。それでもピンスポットにキャストが決まると、釣れないまでも魚がヒラを打ったり毛バリを見にきたり。

そんな場所でしたので、一日の内、サイドキャストとタワーキャストにロールキャスト。そして、ふざけているのかと思われるような、ボウ&アローキャストが8割以上のような渓流で、とりあえず魚は出してきたのですが、とにかくキャスティングの精度を要求され、やはりピンスポットのキャスティングも場所によっては絶対に必要だと、あらためて思わされた釣り場でした。

そこで、キャステイングを上達させるには練習あるのみです・・・・・・・ってこれでは吉田流っぽくないですね。

ですので自分流に、まぁタックルの側面からですが、少しでもキャステイングの向上に役立つかもしれないと思われるやり方をご紹介してみたいと思います。

まぁ当たり前のようにやっている方もいらっしゃると思いますので、そういう方は読み流してくださいませ(笑)。

(ある意味几帳面です)

写真のラインとハリスは、自分が通常スタメンの道具として、ベストのポケットに入れていくものですが、メインで使う竿も三種類が(長さ別)ありますので、ラインも長さ別に用意してあります。

現場でも分りやすいように、ヘビグチに取り付けるぶしょう付けも三種類の長さ別に、色を変えてあります。

ラインですが、あくまで自分の場合は、ラインの先端を水面に貼り付け、水の表面張力を利用して、いわゆるオツリ現象を防いだり、 ラインをウキや目印の代わりに使い、引き込みのアタリをとるようにして使うことが多いので、竿より20センチほど長くしてあります。
(この辺は釣り方なので、特に参考にされなくてもよいかと思います)

そしてハリスを取り付けるのですが、こちらはフィールドに合わせて、ヒトヒロ(約1・6メートル)か、ヒトヒロプラス矢引き(約2・5メートル)とキチンと決めて使い分けています。

(人生は雑に生きていますが)

以上のことと、キャスティングの精度と何が関係があるんだよ?と思われるでしょうが、要するに、
キャスティングの精度がある程度高まるまでは、「仕掛けの長さを変えるな。」
ということがいいたいのです。

ベテランになれば、渓相や川幅に応じて、その場でラインや仕掛けの長さを変えたところで、何の問題もなくキャスティングできます。
しかし、正確なキャストがキッチリと自分の身に付くまでに、やたらとラインやハリスの長さを変えてしまうと、自分の頭の中の基準になるモノサシにズレを生じさせ、いつまでたってもキッチリとキャスティングが決まらないということがあるということです。
まぁ車幅感覚ですね。初めて車を運転する方に、今日は軽自動車、明日はトレーラー、明後日は普通車でその次はリムジン・・・・と乗ってもらうより、毎日4日間、続けて軽自動車の練習をすれば、その車の車幅感覚どころか、取り回し位は身に付きます。しかし車の種類を毎日変えていたら、車幅感覚だけ習得するだけでもとんでもない日にちがかかってしまうことでしょう。

ハリスも毛バリの交換が頻繁になると、どんどん短くなってしまいます。30センチも短くなれば、キャスティングの感覚も変わってきます。そこで頑張って、手間もハリスも勿体ないようですが、交換する。
いつも同じ条件でキャストをしていれば、力の入れ方、腕の伸ばし方で、どう毛バリの着水点が違ってくるかがわかってくるのです。

サンデーアングラーの我々は、毎日川に出たり、空き地で練習するなど、口でいうほど簡単にできることではありません。
少ないチャンスを大きく生かすには、こういった細かいセッティングから見直して、キャスティングが身に付くまでやってみてください。

同じ様に、できれば最初のうちは、フィールドもあまり変えずに、同じ様な条件で、同じ長さの仕掛けを振って釣りをする。届かない場所はラインの長さをを代えるのではなく、行かれる場所なら対岸に行って見るなど、工夫をすればどうにかなることもあると思います。

当然のことながら練習も必要ですが、少しでも精度を上げるのには、こういった細かいことも必要ですね。

毎回水温を計る、ラインの長さを決める、毛バリのローテーションに規則性を持たせる。
そうです、データフィッシングです。
自分のように神業の使えない(笑)、感覚派ではないテンカラ師の方は、ぜひとも参考にしていただきたいと思います。

吉田毛鉤 雑な人生丁寧なキャスト 吉田孝

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*以下毛鉤会会員様向け情報です*

セレブ奥様のご質問のUVスレッドですが、某高級マテリアルショップでうかつに聞くと何かヒトコトいわれる恐れがありますので、素直にサンスイか上州屋で探しましょう(笑)

それと、先日のテンカラ教室にご参加いただいた、坂戸方面のSさんから、会についてのお問い合わせがありました。当会の趣旨(他人の釣りに余計な口を出さず、他人に釣り方を聞かれたら、シークレットなどとケツの穴の小さいことをいわず、快く教える)をお電話でじっくりとご説明し、賛同されたので、新メンバーとして入会の運びとなりました。

今後TTCで、顔を会わせる機会もあると思いますが、その節はメンバーのみなさま、よろしくお願いいたします。
本日は、近々行われるテンカラ取材の打ち合わせに、TOKYOトラウトカントリーに顔を出したのですが、クラブハウス前のファミリーポンドに目をやると、餌の「ペレット」でも撒いた時に起こるような、雨が降ったのかと思わせるようなライズが。
 
近くに行っても魚は平然と、というより何かに取り憑かれたようにライズを繰り返していました。

よくよく見てみると、捕食している餌の正体は「ミッジ」です。
冬場や早春にはこいつが毛バリ釣りのキーワードになることが多く、時と場合によってはミッジサイズの毛バリでなければ食わないという経験もずいぶんしています。

先週までは水温は日中でも2・5度という低さでしたが、ここ2〜3日の暖かい気温で水温も上がり、本日の日中は4・5度。
そんな中、流れのゆるい、日当たりのよいところ(ここの場合のファミリーポンド)などで羽化することが多いようで、やはり昆虫も、それを捕食する魚達も、自然と連動しているのだなぁと、今さらながらあらためて感じました。

さすがにトラウトカントリーでは、流れの速いストリームエリアでは、ライズは見られませんでしたが。
 
そんなわけで、ストリームでライズを確認できなかった自分は、魚が上ずっていないので、
マラブーをしっかり沈めて試し釣り をしてみました。

早いところでは解禁の話も聞かれるようになりましたが、自分のように、管理釣り場や冬季釣り場を利用して、一年中テンカラをするには、やはり色々な毛バリを駆使しないと、安定した釣果は得られないようです。(毛バリを駆使しても安定した釣果が得られないことも多々あります・笑)

三寒四温。季節は春に向かって少しずつ近づいているのでしょう。

インフルエンザの流行も、警戒域に達してしまったようですが、自分も含め、体調管理、しっかりしないといけませんね。

吉田毛鉤 今夜はゆっくり休みます 吉田孝
過去一年と少しですが、
数十名の方に自分のテンカラ教室にご参加いただいた経験からなのですが、
これから解禁を控え、テンカラをやってみようと思われる方への、
ちょっとしたアドバイスをお話ししようかと思います。 

それはこのテンカラを行うにあたり、
どうやってこのシステムを用意すればよいのかということです。

どのような趣味でも同じだと思いますが、何の予備知識もないのに、
いきなり道具を買い揃え、「やってみたけどどうにもなりません」ではお話しにもなりません。

さりとて問題なのが、釣り具の量販店などで聞いて見ても、
「テンカラ」に通じている従業員の方が非常に少なく、
いたとしてもその人の特化した釣りしか伝えられなく、源流などには行かれないのに、
源流向きのシステム一切合切を買わされたり、体力の無い方なのに、
とても振ることのできない重くて長い竿を買わされたりという、
多くのお話しも目の当りにしてきました。

近くにテンカラをやっている方がいて聞くことができたとしても、
その人の好きな釣り方しか教えてもらえず、
自分のやりたい方向にそぐわない場合も具合がよくありません。

ではどうすればよいのかといえば、

「先ずは、ご自身が、どこでテンカラをするのか?」
ということから考えてみてください。

竿を買ったからテンカラをするのではなく、
このラインが振ってみたいからテンカラをするのでもなく、
この毛バリを使ってみたいからテンカラをするという考え方ではなくて、

どこでどんな魚を釣ってみたいのかと、
「先ず魚ありき」
ということから考えてみてください。

「始めてみたいので、誰でも釣れそうな管理釣り場から」だとしたら、
それに合ったシステムがあります。

「いつも沢登りしているので、今度行った時には沢で竿を出してみたい」という方でしたら、
それに合ったシステムがあります。

川幅の広い本流でやりたい方、源流志向の方、
高低差のある流れの速い川に、ゆったりとした里川。

みんなそれぞれ適合したシステムがあります。

餌釣り用の重く長い竿でテンカラができないか?と聞かれたこともあります。
本に出ていたと、長く見辛いレベルラインを持って狭くて暗い源流に行き、
釣りにならなかったと伺ったこともあります。

当然の話しですが、素手で野球や、下駄でサッカーができないように、
それぞれに適合したシステムがあります。

ベテランの方は技術でシステムを凌駕し、使いこなすこともできると思いますが、
これから始めてみようという方や、初心者の方はやはり初心者ゆえに、
使いやすい道具やシステムでないと、釣りそのものが成立しなくなってしまいます。

そのような方々の経験から、テンカラそのものはややこしくないのに、
不適合なシステムを使った結果、
「テンカラはむずかしい」とか「わけがわからない」とか
「やったけどできない」と思われ、
はてはテンカラそのものをやめてしまうようなことになることは、
自分のように「老若男女どなたにもテンカラを楽しんでいただきたい」と
普及に力を入れているものにとっては、非常に片腹痛いことであるのです。

ですからこれから始めてみたいと思う方は、なるべく多くの釣具店を回り、
少しでもテンカラに詳しい方のいるところに行き、
「初めてだけど、これこれこういうところでテンカラをやってみたいので、
それに合ったシステムを教えてください」と質問して、
明確な答えの返ってくるところで道具を購入されるのがよろしいと思います。

それでもダメな時や、そんなこといわれても何もわからないからどうしょうもない。
と思った方は、

「自分の教室にご参加ください」(笑)
人それぞれ、その方に合った、その方のやりたいテンカラの、
道具の選び方から丁寧にご説明いたします。

以下はブログ内リンクですが、ご参考になれば幸いです。

テンカラ入門←クリックしてください
テンカラ講座←クリックしてください

吉田毛鉤 週末は自分の大好きな毛バリ巻き勉強会で気分もアガル 吉田孝  
   




以前四種の毛鉤というお話しをさせていただきましたが、今日はもう少し突っ込んでお話ししてみましょう。

 

ここのところTOKYOトラウトカントリーで、毎月させていただいている、自身のテンカラ教室でも、毛鉤の分類と使い分けをご理解いただく為に、以下のようなことをしてご説明しております。
(混乱を防ぐ為、今回はハリのサイズに関しては、12番前後と仮定してお話しさせていただきます)

その方法は・・・・・
 昨日の続きです。

昨日「自分軸」の釣りから「魚軸」へのことを少し書きましたが、今日はもうちょっと突っ込んでみます。

初めて毛ばりと出会い、フライフィッシングを始めたのが25年以上前。

当時はそれほど入れ込んでなくて、ずいぶん長いこと他の釣りもしていました。でも毛ばり巻きだけはハマってしまったので、時々思い出したようにタイイングはしていました。

釣りには行かずにタイイングだけしていた年なんてのもありました。 

 

その当時購入したフライフィッシング関係の本も手元にありますが、テンカラをするようになってあらためて読み返してみると、ずいぶん参考にさせていただくことがあります。
今を去ること20年前

 

当時ブラックバス釣りに夢中で、ボート免除を取り、北は福島県の小野川湖から西は琵琶湖まで、それこそ週に2〜3日はバス釣りに。当時の車には、エレクトリックモーターを載せ、通勤距離はわずか1キロそこそこなのに、釣りだけで年間2万5千キロは走っていました。
まぁそれだけ夢中になっていたということで・・・・・

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