コロナ禍での越境自粛も「慎重に」と表現も変わり、徐々に緩められてきた。
手放しで喜べる状況ではないが、19日にはさらに緩くなるだろう。
このままの状況であれば・・・と、各方面と協議の上、7月から少人数等の制約はあるが、イベントや教室を再開する運びとなった。
メーカーさんとのタイアップイベント、テンカラ教室に毛バリ研究会、ガイド釣行等が、コロナのせいで全て延期になってしまっていた。
そんな中、一昨日の土曜日に、以前からガイドを約束しておいた「源流テンカラデビュー戦」に出かけることにした。
他に宣材写真の撮影もあったので、半分は仕事だった。
元々源流釣りは「密」になることもないが、雨予報が出ていたのでさらに人は少ないだろうと読み、増水の危険のない場所を選んで、のんびりと出かけた。
今回お連れしたのはフライフィッシング経験者の女性だったので、釣りの方は特に問題はなく、源流での注意を細かく説明しながら入渓した。
釣りを始めてほどなくアタリがあったので、今日は無事デビューするだろうと思い、私自身が竿に仕掛けを取り付けていると、「釣れました〜!」と大きな声が。
駆け寄ると、この渓では最大サイズに近い27.5センチの良型のイワナだった。
開始5分で入門試験は合格となった(笑)。
しかもリリースした後に、「大満足なのでもう釣りは十分です」と遠慮がちな言葉が。
なのでその後は私も楽しませてもらった。
過去には強欲で、魚が欲しい、たくさん釣りたい、いっぱい持ち帰りたいと言う人と入渓したことがあるが、貴重な在来の天然魚、しかも数の少ない渓でこれをやられるとうんざりするし、規則に決められた範囲でやっているなら注意もできないので、そういった人とは距離を置くようになった。
1尾の魚を楽しく釣り、渓を愛でる気持ちのある人との釣行はこちらも心地よく、強欲な輩と入渓するのとは雲泥の差だ。
他にも、私が食事を作ったり、コーヒーを淹れている間に平気な顔をして自分だけ釣りをしているヤツもいた。
確かに自分はやることがないので、釣りをするのも結構なことだが、気遣いのできない大人との釣行は気分が悪くなる。
そういった空気の読めないヤツとは付き合うのを止めた。
釣行に同行し、お金を頂戴しているならともかく、こちらも趣味で楽しんでいるので。
話はそれたが、今回はそんなことは全くなくて、途中からの降雨ですら楽しく感じるような釣行となった。
「祝杯を上げたいので、乾杯してください」
との申し出があったので、帰途、天重とノンアルコールビールをご馳走になってしまった。
ありがたや。
そして翌日曜日は、今後のイベントの打ち合わせのため都内に。
先日自宅の片付けで選別し、使わなくなったカメラとレンズを持って家を出て、途中で売却したので気分もスッキリ。
その後は原宿にあるファイントラックTOKYOBASEでスタッフと打ち合わせをし、ついでに買い物をしてから帰途についた。
減量のおかげでパンツのウエストがゆるゆるになったので、2本購入してきた。
これは嬉しい散財である。
本当にコロナ騒ぎはいい迷惑だったが、自粛期間中に一念発起して、畳みかけるように力を入れたダイエットランニングが無事成功したのは唯一の救いだ。
後半月でさらにマイナス1キロをクリアーすれば、5ヶ月で10キロの減量に成功したことになる。
おかげで今、心身ともに充実している。
7月からは色々と動きがありそうだ。
体調も万全なので再び多忙の世界に戻ることにしよう。
イベントの日程については、決まり次第こちらのブログでもお知らせいたします。
吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝