7月より再開の見通しが立ち、スケジュールも決定しましたTOKYOトラウトカントリーのテンカラ関連教室。

 

 通常開催日の2週間前から受付を開始させていただいております。

 

 新型コロナウイルスによる社会的影響もあり、3密を避ける意味で人数制限をさせていただいております。

 

 数ヶ月の間開催出来なかったこともあり、今回は大変多くのみなさまからお申し込みをいただきました。

 

 トラウトカントリーの事務手続きでは、お申し込みフォームを使っていただき、先着順で受付させていただいております。

 

 今回は受付開始早々に定員となりましたこと、ありがたく思うと共に、ご要望に添えなかったみなさまには、またの機会でのご参加ということで、ご容赦いただきたいと思っております。

 

 ご参加ご予定のみなさま、当日は楽しい時間にしたいと思っております。

 

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 昨シーズンからテストを依頼され、試作品を繰り返し使い、最終的にOKを出させていただいてから数ヶ月。

 

 

 完成品となった櫻井釣漁具製『金剛やませみ』。
先調子、2.7メートルという長さの竿の真価が発揮される源流域の小渓流に、出来たての竿を持って出掛けてきた。


 思いのこもったこの竿。
 初めて使うにはそれなりに礼を尽くしたい。
儀式のようなものなので、安直に入渓できる場所は嫌だった。


 朝4時に自宅を出て、車止めに5時に到着。
仕度をして林道に足を踏み出し、標高差600メートル、片道6.5キロの入渓点まで、ノルディックウォーキングよろしくダブルストックでせっせと歩いた。
 

 人より熊の数の方が多いような場所なので、クマ避け3点セット(鈴、笛、スプレー)にプラスして、100円ショップの火薬ピストルを時々鳴らしながら1時間50分で到着した。

 


 目的は新竿を藪沢で使い、ヤマメを釣って竿絡みの写真を撮影すること。
 なので1尾釣れたら下山するつもりでいた。
釣りを始めて30分後、撮影に耐えるサイズが出た。

 

 

 写真を撮ってリリースしミッションは終了。

 

 下山仕度を整え林道を下った。


 この距離を息を切らすことなく上がれるようになったのも、日々のランニングのおかげと、何だかとても嬉しく、ニコニコしながら歩いていたら、私の大好きな(子供の頃捕まえて飼っていたこともあり、渓で出会うと必ずよいことがある)ニョロを3匹も見ることができた。

 


 

 1匹ことに「写真撮らせて」と声を掛けながら近づくが、恥ずかしがらなかったのはこの子だけだった。
いい顔していた。


 午前中には下山してしまったので、自宅に戻り片付けと洗濯とシャワーをして、エアコンの効いた室内でまったり。


 こんな時間配分だと、一日が二度美味しく感じる。
今日も楽しく遊ばせていただき、無事に帰宅もできたことに感謝だ。

 

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝


 

テンカラ教室のお申込みについてのお知らせです

 

数ヶ月に渡るコロナ禍。

自粛が緩和されたとはいえ、これからの社会は「ウィズコロナ」の生活様式をしていかないとなりません。

そこで私が講師を務めるTOKYOトラウトカントリーのテンカラ教室も、再開予定とはなりましたが、スタッフと相談の上、今後暫くの間は今までとは少しスタイルを変えて開催させていただくこととなりました。

 

一番大きな変更点は少人数制(5〜6名)にさせていただくようにしたことです。

これについては過去の教室から、私の希望も含めた形にさせていただきました。

というのは、ご参加いただいていてこのようなことを言うのは甚だ心苦しいのですが、冷やかしや付き合いでご参加する方に、ご遠慮いただきたいと思ったからなのです。

 

ほとんどの方はヤル気に満ちてご参加いただいておりますが、過去には午後も教室の時間を設けていたにもかかわらず、ランチタイムにビールを飲んで酔っている方の相手をしたこともあります(なので午後の教室は止めてしまいました)。

ヤル気のある友達に誘われてきたヤル気のない方が、短いスパンで休憩を挟んでいるにもかかわらず、眠ってしまう

カップルやご夫婦の片方だけがヤル気で、付き合いできた相方はみるからに退屈そうにしています。

どう見ても釣りの教室に参加するとは思えない、タンクトップに短パンにサンダル履きの方。

短い時間内で仕掛け作りに時間がかかると、本題の話の時間が少なくなってしまうため、ご自宅でできる範囲のことはやってきてくださいと事前にご連絡を差し上げているのに、何もしてこない方

面倒の見られない小さなお子様を連れていらして、教室に参加される方。

座学が中心の教室なのに、日本語の理解できていない外国人の方。

これらのことは実際にあったことなのですが、個人レッスンならいざ知らず、他の参加者にも迷惑がかかってしまいます

 

毛バリ研究会は、新規の方以外はそれぞれがみなさんと毛バリ巻きを楽しみながら、参加者同士で質問を交わしているので問題はありませんし、毛バリを巻いてみようと思われる方は、1度テンカラ教室にご参加いただいている方ですので、本当にやってみたいと思っている方がほとんどです。

 

新型コロナ対策で、3密にならないことは、釣り場の管理上必要なことでもあります。

そのような理由から、1回の教室の参加者の人数と、付き合いや付き添いでご参加いただく方に制限を設けさせていただくことになりました。

 

教える立場の私としても、熱意のない方にはそれなりに、熱意のある方々には、熱意で応えたくなるのが心情です。

以上のことをご考慮いただきまして、今後ともTOKYOトラウトカントリーのテンカラ関連教室を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 昨年の10月の台風被害で、道はズタズタ解禁しても入渓できず、挙句の果てはコロナ騒ぎで越境自粛となり、私のホームとしている渓に出かけることができなかった。

 

(ギンリョウソウ)

 

 まだまだ大手を振ってという雰囲気ではないが、緩和措置も出たこともあり、再開予定の教室の打ち合わせも兼ねて奥多摩まで出かけた。

 

 今日はトラウトカントリーに顔を出す前に入渓した。

 

 朝4時前に自宅を出発。

 車を止めて準備をして歩き(走り)出す。

 公道→林道→登山道から入渓点へ。
 5時45分だけど、既に魚籠を持ったエサ師が川に立っていた。

 挨拶しながら話を聞くと仲間が分散して3名入渓しているそう。

 風体も足回りもガチの源流師ではなさそうで、「それほど遡上しませんから」とのこと。

 どこまで釣るのかを尋ねると、「その上流ならどうぞ」とのことなので、登山道を使い暫く歩いてから川に入った。

 

(水温低下の増水で)

 

 足を水に浸すとたちまち指先が痛くなる……「あ、ヤバいかも」。
 暖かい気温が昨日の雨で下がり、冷たい増水。
 早朝は気温が低いので虫も動かない。
 案の定厳しい釣りとなった。


 厳しいので場所を大きく変えたところ、今度は犬を連れた外国人のフライマンに頭ハネされた。
 生業の仕事柄一応簡単な英語は喋れるが、説明するのも面倒なので、挨拶しながら犬の頭を撫でていたら去っていった。
 この時点で4時間半が経過。
 途中ガチガチの藪の中で2バイトあったが、上空の枝が邪魔でアワセが甘くなり掛けられない。
 昨年の台風から入渓できなかったホームの渓に嫌われたようだ。

 「しかーし」
 こんな状況は取材で馴れている。
 見える魚がいればサイトフィッシングでなんとかなるのだがと、ラストチャンスに期待し入渓点まで戻り、ライズしている魚を探した。

 

(昼近くになりようやっと浮いている魚を見つけた)
 

 「いた」

 「いるのが見えればなんとかなる!」

 自分を信じ、集中力を切らさず、丁寧に毛バリをプレゼンテーションした。

 一投で仕留め、撮影後は川原に頭を擦り付けるようにしながらなお礼をして、元の流れにお帰りいただいた。

 

(7月上旬発売予定の「金剛やませみ」で)

 

 そのようなわけで今日は大変な釣りだったが、またいくつかの課題が見つかったので、検証するのが楽しみだ。

 

 そして余談になるが、入渓点までは、車止めから公道と林道合わせて3キロ半の歩き(というか小走り)。

 酔っぱらいを連れていくと1時間、歩きの弱い初心者で55分、何度か入っている人で50分、私の去年までの最速記録が45分だった。
 今期は走り込んでいるおかげで35分と大幅に短縮することができた。
 途中の入渓退渓の息の上がり方も半減した。
 いやいやランニングの効果たるや恐るべしだった。

 

(この年齢になっても頑張ってトレーニングすれば、身体は正直に応えてくれます)

 

 何だかんだと遅めの開幕となったが、元気に入渓できただけでもありがたい。

 

 吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 コロナ禍での越境自粛も「慎重に」と表現も変わり、徐々に緩められてきた。

 

 手放しで喜べる状況ではないが、19日にはさらに緩くなるだろう。

 

 このままの状況であれば・・・と、各方面と協議の上、7月から少人数等の制約はあるが、イベントや教室を再開する運びとなった。

 メーカーさんとのタイアップイベント、テンカラ教室に毛バリ研究会、ガイド釣行等が、コロナのせいで全て延期になってしまっていた。

 

 

 そんな中、一昨日の土曜日に、以前からガイドを約束しておいた「源流テンカラデビュー戦」に出かけることにした。

 他に宣材写真の撮影もあったので、半分は仕事だった。

 


 

 元々源流釣りは「密」になることもないが、雨予報が出ていたのでさらに人は少ないだろうと読み、増水の危険のない場所を選んで、のんびりと出かけた。

 

 今回お連れしたのはフライフィッシング経験者の女性だったので、釣りの方は特に問題はなく、源流での注意を細かく説明しながら入渓した。

 

 釣りを始めてほどなくアタリがあったので、今日は無事デビューするだろうと思い、私自身が竿に仕掛けを取り付けていると、「釣れました〜!」と大きな声が。

 

 駆け寄ると、この渓では最大サイズに近い27.5センチの良型のイワナだった。

 

 開始5分で入門試験は合格となった(笑)。

 

 

 しかもリリースした後に、「大満足なのでもう釣りは十分です」と遠慮がちな言葉が。

 

 なのでその後は私も楽しませてもらった。

 

 

 

 過去には強欲で、魚が欲しい、たくさん釣りたい、いっぱい持ち帰りたいと言う人と入渓したことがあるが、貴重な在来の天然魚、しかも数の少ない渓でこれをやられるとうんざりするし、規則に決められた範囲でやっているなら注意もできないので、そういった人とは距離を置くようになった。

 

 1尾の魚を楽しく釣り、渓を愛でる気持ちのある人との釣行はこちらも心地よく、強欲な輩と入渓するのとは雲泥の差だ。

 他にも、私が食事を作ったり、コーヒーを淹れている間に平気な顔をして自分だけ釣りをしているヤツもいた。

 確かに自分はやることがないので、釣りをするのも結構なことだが、気遣いのできない大人との釣行は気分が悪くなる。

 そういった空気の読めないヤツとは付き合うのを止めた。

 釣行に同行し、お金を頂戴しているならともかく、こちらも趣味で楽しんでいるので。

 

 話はそれたが、今回はそんなことは全くなくて、途中からの降雨ですら楽しく感じるような釣行となった。

 「祝杯を上げたいので、乾杯してください」

との申し出があったので、帰途、天重とノンアルコールビールをご馳走になってしまった。

 ありがたや。

 

 そして翌日曜日は、今後のイベントの打ち合わせのため都内に。

 先日自宅の片付けで選別し、使わなくなったカメラとレンズを持って家を出て、途中で売却したので気分もスッキリ。

 その後は原宿にあるファイントラックTOKYOBASEでスタッフと打ち合わせをし、ついでに買い物をしてから帰途についた。

 減量のおかげでパンツのウエストがゆるゆるになったので、2本購入してきた。

 これは嬉しい散財である。

 

 本当にコロナ騒ぎはいい迷惑だったが、自粛期間中に一念発起して、畳みかけるように力を入れたダイエットランニングが無事成功したのは唯一の救いだ。

 後半月でさらにマイナス1キロをクリアーすれば、5ヶ月で10キロの減量に成功したことになる。

 おかげで今、心身ともに充実している。

 

 

 7月からは色々と動きがありそうだ。

 

 体調も万全なので再び多忙の世界に戻ることにしよう。

 

 イベントの日程については、決まり次第こちらのブログでもお知らせいたします。

 

 

 吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

発売予定は7月上旬になりました、神田櫻井釣漁具製のテンカラ竿『金剛やませみ』。

 

この2シーズン、私が源流域で渾身のテストを繰り返した竿ですが、詳細がわかりましたのでお知らせします。

 

 

全長270センチ

重量46グラム

仕舞寸法28センチ

穂先径0.6ミリ

 

となります。

 

 

よろしくお願いいたします。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

 

 

 昨シーズンはほとんどの源流釣行と管理釣り場にこの竿を持ち込み、全長、仕舞寸法、調子のテストを繰り返し、最終的な仕上げに至るまで話を詰めて、納得のいく竿の完成となりました。

 

 今回の竿は私の好む山岳渓流や、源流域の小渓流での扱いやすさを第一に考えました。

 

 コンパクトなキャスティングとアワセの効きやすさ、取り込み時に魚を遊ばせないよう、先調子で粘りのあるバットの竿にしていただきました。

 

 

 ザックの横に取り付けた竿が、その辺に引っ掛かるのが嫌なので、仕舞寸法は竿栓を含めても30センチを切る長さにしてもらい、ザックの中にも余裕で入ります。

 

 藪沢でも取り回しのよい2メートル70センチの長さ。

 

 竿のスペック以外での一番のこだわりは、日本の渓に合う落ち着いた色あいの塗装にしてもらったことです。

 

 しっとりとした和竿のような雰囲気もあり、何よりこの竿を愛でながら酒が飲める(笑)という竿となっております。

 

 メーカーさんからもGOサインが出ましたので、発売前の前宣伝としてご紹介させていただきました。

 

 発売日等の詳細は、わかり次第当ブログでお知らせしたいと思います。

 

 神田『櫻井釣漁具』製の新しいテンカラ竿をお楽しみに!

 

 

 吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

 

 緊急事態宣言が出てからというもの、源流釣行は出来なかったが、自粛生活をそれなりに楽しんでいるうちに6月になった。


 そのおかげ、と言っては何だが、『源流』ではなく『減量』に熱が入り、走りまくってすっかり健康体になった。

 


 私の場合、テンカラを教室で教えるだけでなく、実際に山岳渓流や源流に、初心者のガイド役として出かけることも多い。


 安易に無責任に連れて行くことは出来ず、何かあった場合、相手の面倒が見られる程度の体力は、常に維持していないとならない。


 自粛要請が解かれてからは、今期も色々な場所へ出向くと思うが、安全だけでなく健康にも留意して、引き続きこの釣りを楽しみたいと思っている。

 

 教室やイベントの再開についてのお問い合わせもいただいているが、6月に入ってからの気の緩んだ行動で、また感染者の人数が増えてしまえば再び規制がかかってしまうことも考えられるので、もう暫くお待ちください。

 

 これからの世の中は、マスクに手洗い、ソーシャルディスタンスを取って生活するのは当たり前になってくるだろう。

 

 セルフコントロールすれば抑えられる生活習慣病などもっての他だ。

 

 健康を第一に考えなければ、日常生活もままならない。


 そのようなわけで、今朝も雨が降る前に早朝ランニングをしてきた。

 


 朝ランでスッキリしてから生業へ。

 

 このブログをお読みいただいているみなさまも、健康管理と自己防衛をしながら、健やかにお過ごしいただければと思います。

 

(5月最後のランニングは17キロ。けっこう疲れた)

 

 吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝


 

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