一昨日は暑かったが、昨日は朝から気温が上がらなかった。 めまぐるしく変わる天気予報だったが、入渓してみたら雨も小降りで釣りには全く問題ナシ。
週末はいつもはたくさん歩いている登山者。今日はその数も少なく、釣りをガン見されることなく、落ち着いてのんびりと楽しむことができた。
雨天なので、いつものように渓ごはんを作るのは止め、朝食は自宅で作ったスープをスープジャーに入れて持参した。気温も低めだったので、ちょうどよい朝食になった。
腹ごしらえをしてから、いつもの杣道に踏み出した。さっき食べたスープの熱がお腹にあるため、まさかの大量発汗。寒い時に食事を摂ると身体が温まるのを、こんな季節に納得した(笑)。
相変わらずの激戦区。魚も少なくスレているのは承知の上だ。数やサイズにこだわらず、この中から小さくてもいいから一尾引っぱり出すのも、それぞれの釣りのスタイルのひとつだと思っているので、私はこういった釣りが好きなのである。
おかげで激戦区の釣りには詳しくなり、ありがたいことにそういった原稿の依頼なども増えることになった。いつも釣りに引っ張り回している美人マネージャーも、そんな私の釣りを見ているうちにいつのまにか腕も上がり、最近ではコンスタントに釣果を得られるようになった。指導している私としては嬉しい限りだ。
マネージャーに(早く釣ってと)うながされ(笑)、私も綺麗なヤマメを釣り、写真に収めてからリリースした。
魚影が少なく、再生もなかなか追いつかない在来魚の渓。魚を持ち帰ればたちまち少なくなってしまうのは、悲しいかな自分がいつも入渓している場所で身体で感じている。
今日は渓ごはんなしだったので、いつもより早めに下山して、私の行つけのお店に。ここのベーグルとキャベツたっぷりのサンドイッチが極上なので、遅めのランチを堪能した。
マネージャー、今日も同行ありがとうございました。
梅雨に入ったが、増水の危険がなければ渓を愉しむことができる。
雨でも恩恵はあるということで・・・
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝