研究会で逆さ撮り(第61回毛バリ研究会)

 本日のTTCは、第61回目の毛バリ研究会の開催日。
 初参加の4名を含め、久々に登場の当会メンバー「人間岩魚のいさおさん」を含め、総勢12名での開催となりました。


(教室の様子)

 初参加の方にはタイイング道具の良し悪しと入手方法から、マテリアルの使い分けを説明し、その後はタイイングのハウツーを一から解説していきます。

 ひと通りの説明が終わると、それぞれご自身で毛バリを巻いていただきます。
 今回は当会ベテランメンバーの協力を得て、マンツーマンの指導をしてもらいました。
 ご協力いただいたメンバーのみなさま、ありがとうございました。

 今日はメンバーからの質問をいただいていたので、ウイングパラシュートの解説をしました。
 スレッドワークを自宅でも復習したい・・・ということで、ナベちゃんはビデオカメラを持参しての参加です。

 そうして巻いた毛バリですが、水面で使う毛バリは、確認するには下から見上げるようにしないと魚からの目線にならないため、今回水槽撮影をしてみました。


(大真面目でやっているので笑わないように)

 ふざけているようですが、大真面目にやっています。

 こんな感じで今回も楽しく開催しましたが、来月の開催はTTCでの大会(K−カップ)のためありません。
 次回は4月開催となりますので、その節はよろしくお願いいたします。

 ご参加いただきましたみなさま、本日はありがとうございました。
 付近の河川ももう直ぐ解禁となります。本日の教室の話が少しでも参考になれば、私としても幸いです。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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ランディングネットを使ってみたくて

 3月の解禁にまにあわせようと、ランディングネットのフレームは修理し、新たにネットを自分で編み始めた。
 元より調子が出れば仕事は速いが(調子が出るまでが異常なまでに遅い)、タタタっと編んでしまった。
 で、昨夜フレームに組み付けてみたが、もう使ってみたくてしかたがなくなる。使ってというより魚と一緒に写真が撮りたくて。

 そしてもうひとつ、ちょうどタイミング良くいつもお世話になっているラインメーカーの「フジノライン」さんから、「テスト中のラインのインプレお願いしま〜す」との連絡を頂戴したこともあったので、丹沢ホームへ出かけることにした。

 朝7時着。途中の路面はけっこう凍結していた。先日の雪はずいぶんと融けたようだが、まだ渓の日陰部分には残っていた。
 受付を済ませ川に下りる。準備をしてから水温を計ると4度だった。
 潜ってしまっているのだろう、魚影もほとんど見ることができないため、ガッツリと沈む毛バリをハリスに結んで、ゆっくりペースで釣り上がる。

 しばらくの間は走る魚も見えず、毛バリへの反応もない。
 一旦上がった気温(水温)が再び下がると、魚たちはどこかへ隠れてしまって、水温が上がったり、虫が飛び始めたりという何がしかのファクターが働かないと全く魚が動かなくなることがあるのだが、どうやら今日はそんな感じだ。
 徹底した底釣を続けていても無反応だったため、毛バリの比重を考え、半沈みの毛バリに変えてみた。
 折しも太陽光線が射す場所にさしかかった時に、今日1尾目の魚が釣れた。
 ネットに入れて撮影し、ひとつめのミッションは完了。



 今日の感じで魚の付きそうな流れはどのような場所なのか。そこに毛バリを流すレンジはどのくらいか。そして毛バリを流す速度はどのくらいなのか。これらの情報を1尾の魚から得たこともあり、その後はポツポツではあるが魚が顔を見ることができた。
 おかげでラインの検証もできたので、もうひとつのミッションも終えることができた。

 そうこうしているうちに昼近くになったが、風が強くなってきてしまった。
 明日は奥多摩のTTCで、定例の毛バリ研究会の開催日でもあるため、今日はその準備もしなければならないので、竿をたたんで帰るうことにした。

 どんなに寒くても毛バリをくわえる魚はいるわけで、今日は解禁当初の低水温時を想定した毛バリでの釣り(方)を再確認することができた。

 寒い中つきあってくれた魚たちには感謝する次第。
 
 さてさて明日は毛バリ研究会ということだが、初参加の方が6名ということなので、頑張って毛バリ(巻き)の楽しさを伝えなければ。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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自分でやると見えてくるものがある(ネットを編んでみた)



 もう30年以上前になるだろうか、渓流でのルアーフイッシングを始めてみようと思った時に、写真のランディングネットを購入した。
 時を同じくしてフライフィツシングも開始したのだが、その時もこのネットを使用していた。
 その後はテンカラ釣りでも使うようになり、取材にも何度か連れていった。

 長いこと使っていてさすがに経年劣化が始まり、フレームに亀裂が入ったり、木綿製のネットが切れたり破れたりしたこともあり、お蔵入りさせてあった。

 先日のこと、他にもお蔵入りさせてあったネットを引っ張り出し(こちらはネット部は無事だったため)、フレームを直して使ってみた。

 狭い藪沢が好きなので、シーズン中は好んでそういった場所に入るのだが、その時は遡行の邪魔にならないように、折り畳み式を好んで使っている。
 ただ、その上に魚を置いて撮影する場合には、やはりこのウッドフレームのランディングネットのほうが雰囲気がよく、美しく撮影ができると思うのだ。
 そこで今回思い切って、ウッドのフレームも補修と再塗装をして、ネットも新たに自分で編んでみることにした。

 私はテンカラに使うものを、自分のできる範囲で、可能な限り自作や改造をして愉しんでいるのだが、教室でもプライベートでもそのことを推している。

 先ず、自分で何かを作ってみると、市販品の良し悪しがとても良く理解できる。
 「どうしてこの値段なのか」「価格に見合った作りなのか」「ずいぶんのっけて売っているなぁ」「細かな部分の作りが素晴らしい」等々、同じカテゴリーのものを自作すると、その苦労や手抜き加減、材料の良し悪しもわかるようになるため、売られているものの評価がより厳しくできるようになる。

 そしてもうひとつは、市販品では味わえない「自分で手をかけた道具で魚を釣った」という特別の喜びを感じることができる。

 私たちのやっている釣りは、あくまで趣味なので楽しいほうがよい。自己満足度も高いほうがよい。
 そのためには、少しでもいいので、自分で手をかけた道具で釣りをするということが大切なのだと思っている。

 テンカラではその筆頭に「毛バリ巻き」がある。竿やネットに手を出すのは大変だが、毛バリなら簡単である。
 見栄えは関係なく、実用で使う毛バリであれば、ちょっとの指導で直ぐに巻けるようになる。

 この週末、日曜日は吉田毛鉤の毛バリ研究会の開催日。 今回ご予約いただいた一般の参加者は6名。
 もちろん吉田毛鉤会のメンバーも参加していただけるので、毛バリ巻き初心者の方々にその愉しみをご理解いただけるよう、楽しい時間にしたいと思っている。

 ご参加ご予定のみなさま。日曜日はよろしくお願いいたします。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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ランディングネットのリメイクに着手



 シーズン中は藪っかぶりの沢に入ることが多く、コンパクトな折り畳み式のネットの使い勝手がよくて、木枠のランディングネットを使用しなくなってしまった。
  過去にいくつか持っていたものも、壊れたり無くしたり。他に自宅に転がっていたものも、その存在を全く意識しなくなっていた。

  先日道具の片付けをした時に出て来たネットの1本を、なんとなく直してみる気になって、パテ埋めと再塗装をして管理釣り場で使ってみた。
 フレームを直して塗装するだけだったので、それほど手間はかからなかった。

 私は自然渓では100%のリリース派なので、魚は撮影してその姿だけを持ち帰っている。
 ネットを水辺に置き、その中に魚を入れ、泳いで逃げ出さないよう注意しながら撮影をする。
 その場合、やはり折り畳み式のネットよりも、ウッドのフレームのネットのほうがカッコイイ。
 
 そんなこともあり、別のネットもリメイクして再度活躍させてみようかと思い、徐々にいじってみることにし、 破けたネットは廃棄して、先ずは小さなものから新たに編んでみることにした。

 とはいえ坦々とした変化のない作業が続くわけで、後は飽きと根気の戦いになる。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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ドライフライを見上げてみれば

 もう何十年も前から自分で巻いた毛バリを使っているが、巻き終えてケースに並べてあるものと、実釣に使って水に浸かったものを比べると、当たり前だがその違いに一喜一憂してしまう。

 予想通りになっているもの、ぬれてしまうと想像と違うものと様々なのだが、つり人社刊DVD「テンカラ一尾釣るまで塾。」の撮影時、毛バリを水中で動かしたところを撮影するという部分があった。
 その時にモニターを見て思ったのだが、やはり自分の頭の中でイメージしていたものとは大きく違っていた。

 自分の経験からなる私的考察となるが、水中で使う毛バリと水面で使う毛バリでは、そのコンセプトを大きく変えて作っている。
 水中(で使う毛バリ)では水中なりの、水面(で使う毛バリ)では水面なりに、作るべきキモの部分が違うのである。
 その細かい部分は私がTTCで講師を務めている「毛バリ研究会」で詳しく解説しているので、興味のあるかたはその時に質問してください。

 で、今日は水面で使用するドライフライの話になるが、トビウオと違って渓流魚はいつも空を飛んでいるわけではないので、通常の捕食体勢は水中から水面に向かうということになる。水面で使う毛バリはいつも下から見上げられている形になるわけだ。
 
 出来上がった毛バリを指でつまんで腕を高く掲げ、下から見ること程度は誰でもやっていることだとは思うが、これとて空気中で見るのと、実際の水面に毛バリを置いて見るのとでは、そのイメージは大きく違うわけで・・・私は時々写真のようなケースに毛バリを浮かべ、下からケースを覗いたり、鏡に映してその毛バリのシルエットを確認している。


(ウイングパラシュートを水面に浮かべて)

 週末の毛バリ研究会にはこのケースを持参するので、ご自身のドライフライを確認してみたいかたはおっしゃってください。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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解禁時の毛バリ



 私の釣りで、解禁時に欠かすことのできない毛バリがある。
 過去何度も紹介したことのある、BH(ビーズヘッド)の毛バリだ。

 このBHだが、月イチ開催の毛バリ研究会でもその重量が話題に上がることがある。
 「どの位の重さがよいのでしょうか?」
 と、聞かれることが多いが、この重量いついては本当に難しく、なかなか簡単に答えることができない。
 理由はいくつかあるが、「使うフックの重さ」「ハックルの量」「ボデイ材の厚み」「自分が毛バリをどの位の速度で流すか」等々、それらのことを考えながら、自分にピッタリの重さを見つけていかないとならないからである。

 今週の生業も終わり。
 さて、明日も毛バリを巻かないと(販売用)。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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3月の関連行事

 3月のTTCテンカラ教室の開催日は12日の土曜日になります。
 今期はテンカラを楽しんでみたいと思う方がいらっしゃいましたら、せひともご参加ください。
 どなたにもご理解いただけますよう、理論と実戦の両面から解説しています。
 もちろん一度はご自身のテンカラを見直してみようと思われるベテランの方のご参加も大歓迎です。
 ということで、今回の教室もよろしくお願い申し上げます。 


(吉田毛鉤製・ゼンマイ胴沈み花笠)

 他に3月は第4回目になる「K-カップ」の開催があります。
 すでに数名の方にご参加のご予約をいただいていますが、現在お申込みを受付中ですので、興味のある方はご参加ください。


 
 2月の毛バリ研究会は28日の日曜日に開催します。
 こちらも現在参加者募集中です。
 尚、K-カップ開催のため、3月の毛バリ研究会はお休みいたします。

 ●詳細は
TTCホームページより⇐クリックしてください


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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晴⇒曇⇒雨⇒雪の丹沢ホーム

 私のホームでもある、奥多摩解禁までもう少し。
 今日は解禁へむけて、自分自身の沢テンカラの調整をしておこうと思い、丹沢ホーム・札掛釣場へ出かけてきた。
 禁漁になってもそこかしこにある管理釣り場に行けば釣りは出きるが、私がプライベートで入る小渓流、いわゆる藪沢の雰囲気のあるところは少ない。
 ここの釣り場は、そんな藪沢練習にちょうどよい場所が上流域にあるため、調整には具合がよいのだ。


 
 朝は青空も見えたが、次第に曇ってくる。
 昨日までの暖かさが残る渓は寒さを感じることなく、のんびりペースで釣り上がりを開始。
 道具、装備、遡行、立ち位置、釣り方、流し方に至るまで、渓と魚に答えを教えてもらいながらじっくりと自己検証した。

 午前10時半になると、にわか雨がパラついてきた。一度休憩をして、再度検証を続ける。
 昼には川から上がり、ホームでいつもの「鴨の鉄板焼き」をいただく。ウマい。相変わらず「タレ」が絶妙である。

 昼食の後3ラウンド目を開始し、終わった時には雪がチラついてきた。 
 検証事項のダメ出しと、今まで通りで良かったことも整理をして、解禁に向けた準備が完了した。



 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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第71回テンカラ教室



 本日は71回目のTTCテンカラ教室の開催日。6名様にご参加いただきました。

 昨日までの気温とはうってかわって暖かな一日でした。これなら魚の活性も・・・と期待をしたのですが、こればっかりはなかなかこちらの思い通りにはならないもの。それでも午後になると魚も少しは動き出し、ご参加いただいたかたがたにも、そこそこ釣果はあったようです。



 いつものように2時間の座学から開始します。
 
 テンカラとひとくちにいっても、数多くのやり方があるので、ご参加いただいたかたひとりひとりが、ご自身のテンカラを作っていただけるよう、竿、糸、毛バリの話から始まり、釣り方、そして装備や規則等の話も含め、ひとつの釣り方にこだわらず、グローバルなテンカラの解説をしていきます。

 できるだけ初心者のかたにもご理解いただけるようにお話しをしていますが、2時間という短い時間の中でご説明しないとなりません。要約した内容を立て続けにお話しすることになりますので、ご理解しにくいこともあるかと思いますが、その辺りのことはご容赦いただけるとありがたく存じます。

 奥多摩の渓流も、あと少しで解禁となります。
 本日ご参加いただいたみなさまにも、今期はテンカラを目一杯楽しんでいただければと思います。

 ご参加いただいたみなまさ、ご協力いただきましたメンバーのUさん、本日はありがとうございました。

 (本日の写真はUさんよりご提供いただきました)


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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防湿庫と奥多摩年券を入手する

 入渓時にカメラを持っていくことが多い。以前は防水コンデジを持っていっていたのだが、とにかくその操作性の悪さ(フルオート限定ならまだしも、マニュアル操作がやりにくくて発狂しそうになる)から、やはり一眼レフを持ち込むことになった。
 
 当初は防塵防滴のカメラを持っていっていたのだが、いささか重い。撮影オンリーでいくならまだしも、釣り、料理、コーヒー、パイプタバコと、他にもやることが色々とあるので、カメラの重量は軽いに越したことはなく、自分なりの摺合せで軽量一眼レフに落ち着いた。もちろんレンズも軽いものを持っていっている。

 釣り雑誌に掲載していただく時も、トーシローの私の写真では、どんなに頑張ってもA4のページの3分の1程度を使っていただければ万々歳。ゆえにフルサイズの選択肢も、渓撮の時は私的には外れてしまった。

 ということで、今はCANONのX7を2台体制で渓での撮影を楽しんでいる。

 ただ、いかにも水分のある場所で使うため、けっこうカメラに申し訳なく思うことがあり、現在も1台のX7をサービスセンターに入院させている。

 そこでもう少し彼らたちの生存条件を向上させようと、防湿庫を導入してみた。
 今まではコンテナに乾燥剤でごまかしていたのだが、これで安心してカメラやレンズの保管ができる。やっぱり買ってよかった。



 そして今期の奥多摩の年券も入手。
 先日購入したザックとともに、解禁を盛り上げるアイテムが揃ってきた。

 明日はテンカラ教室だが、解禁前最後の教室ということもあり、ご参加いただくみなさまのことも盛り上げようと思っている。
 明日ご参加予定のみなさま、よろしくお願いいたします。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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