今年もありがとうございました

 2015年も今日で終わり。

  今日は半日時間に余裕ができたこともあって、私が教室を開催している奥多摩のTOKYOトラウトカントリーに、年末のご挨拶を兼ねて家族で出かけてきました。

 ここには、鱒の供養塔があります。
 私は自然渓では、その魚を捕って食べるということはしませんが、いつも釣りを楽しませてくれる「鱒族」に感謝の気持ちを込めて、メンバーとTTCのスタッフと一緒にお参りさせていただきました。


(鱒の供養塔)


(メンバーのK閣下は川にお酒を)
 
 今年も吉田毛鉤会は何名かの新メンバーを迎え、新たに自然渓での在来美魚に出会えたメンバーもいました。

 私がテンカラ教室を開催しているのも、ひとりでも多くの人に美しい自然渓と、在来の美しい魚を見て感じていただきたいと思っているからです。

 例年、取材も含めて日本の各地の渓に出かけますが、どこに行っても魚は少なく、今でも渓のゴミの問題や乱獲の問題を見たり聞いたりすることが多いです。

 釣りという趣味は、少なからず自然や魚に対して迷惑をかけているのは事実です。しかし止められない。 
 こればっかりは釣りを好きになってしまった以上どうすることもできなくて、この業を背負ったままあちらの世界に行くほかありません。

 ですから今は、自分が楽しませてもらっている自然に対し、できるだけ迷惑をかけることを少なくしようと思っています。
 そして周囲の人たちにも、同じような気持ちになってもらいたいと願っています。

 美しい自然の中で遊んだ人は、きっとそれを壊そうとは思わないはずです。

 今年もこの自然の中で遊ばせていただきました。

 清冽な水が流れ、美しい魚のいる渓にいくと、日常生活で溜まり込んだストレスは綺麗さっぱりと流されます。本当にありがたいことです。

 ですから永遠にこの美しい自然が保たれることを願ってやみません。

 ということで、今年も色々とありがとうございました。

 また来年もよろしくお願いいたします。





  
日々是感謝 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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吉田毛鉤会、納竿会はベリーパーク鹿留へ



 毎年この時期には吉田毛鉤会メンバーを集めて納竿会を開催することにしている。 
 寒い一日だったが、今年はメンバーの内12名が集合した。



 午前10時に全員集合!と連絡しておいたので、それまではそれぞれ自由に釣りをしてもらう。 
 私はメンバーと会うと談笑が楽しくなってしまうのがわかっていたのでひと足お先に到着し、早朝の1時間、ひとり釣りに没頭した。

 全員集合してからは、いつもお世話になっているメンバーにカフェオレを淹れてご提供し、楽しい談笑の時間となった。
 レストランでランチを食べた後、私はいつもうたげのTさんと、同病相哀れむというか、収集癖のあるもの同士、道具談義をした。
 そして私は今年一年お世話になったラインとハリスを、ねぎらう意味も込めて整理をした。

 

 今年も公私ともに色々とあった1年だったが、こうして年末に仲間とゆったりと過ごす時間は本当にありがたく思う。
 
 ご参加いただたメンバーの、秋山郷のUさん、いつもうたげのTさん、からふるご夫妻、川越のMKさん、たむさん、とくさん、☆は☆ちゃん、中川G、そしてなみへいさん親子、本日は寒い中ありがとうございました。
 
 年が明けるまでまだ何日かありますが、風邪などひかぬようご自愛ください。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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年末釣行第一弾は丹沢ホーム・札掛釣場へ

 例年なら私の生業は年末年始の休みに突入しているのだが、今年は諸事情によりまだ出勤しなけらばならない。
 生業以外でもまだまだ年末にやらねばならないことが山積しているのだが、今日は休みでもあり、ちょっとした約束をしていたので、吉田毛鉤会のメンバー女子と丹沢ホーム・札掛釣場へ出かけてきた。




 朝7時過ぎに丹沢ホームに到着する。年末とはいえ日曜日なのでそこそこ釣り人もいるかと思ったが、一番乗りで受け付けを済ませる。駐車場に車を置いて車外で準備をしたが、今年の冬は例年より気温が高いせいか、あまり寒さを感じなかった。

 午前中は渓も薄暗く、魚の反応も鈍い感じではあったがそれなりに反応はあり、2人でのんびりと釣り上がる。
 私もここのところ釣りに行く時間を作ることができなかったこともあり、久し振りに渓の空気を吸ってまさに生き返る思いがした。
 ハチやアブやヒルなどのうっとおしい奴らもいない冬枯れの川。休憩しながらシガリロに火を点け一服する。日常生活から離れたこの時間は何ともいえず、心身共に落ち着きを取り戻してくれる。




 昼になってホームに上がり、お待ちかねの昼食となる。今日の目的は釣りよりもこちらであったので、丹沢ホーム名物の「合鴨の鉄板焼き」に舌鼓を打った。何度食べても本当に美味しいここの鉄板焼き。特にこのタレは秀逸である。

 昼食をゆっくりといただいた後は、再度川に下りて釣りを開始。
 午後のほうが活性も高く、3時になったらライズも始まり、最後の1尾は自分なりに会心のライズを取れたので、今日の釣りを終了とした。
 同行の女子も、今日は堰堤下で見事大仕事をやってのけ大満足の様子。実に楽しい釣行となった。




 さてさて、私の年内納竿はまだ。第二弾はどこに行こうか。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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撮影機器の整理をする

 今日の生業は半日で終了。年内は後1日出勤すれば終わりだ。 

 年末ということもあり、その空気に煽られ自宅のそこかしこを掃除することに。
 元々モノ、(というか使っている道具類)が多いので、断捨離などという言葉には全く縁がない。
 釣り道具、毛バリ巻きの道具、厨房用品、木工道具、ミシン等々、とにかく自分でやることが好きなので、道具類は必然的に多くなる。
 
 写真撮影もしかりで、ここ最近は入渓時に撮影することが多く、そんな写真もたまにはメーカーさんのカタログに使っていただいたり、釣り雑誌の記事に使っていただいたりすることもあるため撮影機器も増えつつある。
 ただ、「カメラ」(とその周辺の機器)が趣味というのではなく、撮影した「写真」に興味がある。
 少しでも自分の気に入った写真になるよう、周辺機器も少しずつだが増えていく。
 この撮影機器も、時に自分の所持しているものを確認して整理しておかないと、小物などはなくなったと思って再度買ってきかねないのだ。 



 昨夜はそんな撮影機器を整理したが、「そういえばこんなのあったな〜」などというものも出てきた(笑)。



 さて、明日はクリスマス。生業は休みだが、年内に片付けておかないとならないことがまだまだたくさんあるので、コツコツやっていくことにする。

  
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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毛バリケース遍歴

 初めて毛バリのケースを購入したのが今を去ること30数年前。
 コータックの緑色の小さなケースだったが、その中に自分で巻いた毛バリが増えていくことが実に嬉しかった。
 その後毛バリのケースはどれだけ買ったかわからない。とにかくなんとなくしっくりとこないため、次から次へと買っていた。
 オークションで売ったり他人にあげたりしてずいぶんと少なくなったが、でもまだけっこうな数がある。


 
 趣味の道具であるため、どうしても納得がいくまで追求したくなる。が、それも色々な意味で限界がある。
 ま、ここ最近はストック用の毛バリケースは全て同じ大きさで揃え、実際にすぐ使う毛バリは2個の自作の木製ケースに納めている。

 この自作というのが私にとっては「キモ」となるようで、釣り竿やランディングネットのグリップ加工なども含め、自分で手をかけることによって道具をあれこれ物色する気持ちを落ち着かせることができる。要するに我がままなので、市販されているものではなかなか納得できないのだ。

 本当なら一から竿を作ったりしたいところだが、なかなかそうもいかないので、毛バリケースを作る程度で我慢している。

 もちろん毛バリは毛バリの釣りを始めた当初から自分で巻いた毛バリを使っていた。
 買ったものでは例え魚が釣れたとしても、他人のふんどしで相撲をとっている感がぬぐい切れない。自分で毛バリを販売しているのになんとも矛盾しているが、私自身はそうなのだから仕方がない。

 例年のことだが、禁漁になっても管理釣り場での釣りは欠かさない。ただ、諸般の事情でターゲットはニジマスが主体となるので、対カンツリニジマス用の毛バリを巻くことが多くなる。
 
 今年の納竿はまだ。年内に納竿会を企画しているので、その時用に対カンツリニジマス毛バリを少し巻いておくことにする。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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2016年1月のテンカラ関連教室(予定)


(とくさん撮影)
 
 2015年も残すところ10日ばかりとなった。嬉しいことに辛いこと、楽なことに面倒なこと。毎度のことだが今年も公私共に色々なことがあった。
 平穏無事とは決していえないが、それでもどうにか年末を迎えることができたことに感謝である。

 昨日のTTCでの毛バリ研究会、年内の関連教室も無事終了した。
 今年もTTCのテンカラ教室にご参加いただいたことをキッカケに、当吉田毛鉤会のメンバーになられた方もいて、テンカラファンが少しでも増えてくれたこともありがたいことのひとつであった。

 ことある毎に色々な場所でお話しをしているが、私(たち)がメインで入渓している場所はいわゆる里川といわれる場所ではなく、山岳渓流が主体である。
 源頭に近い場所もあり、細い流で水量も少ない場所が多い。そういった場所では魚のストック量も少なく(餌が少ない)、魚もなかなか成長しない。そんな場所ではバーブレスフックを使用し、100パーセントのリリースを奨励している。
 人工的な構築物もあまり目にすることなく、放流魚も居ない。大自然に囲まれた渓ならではの美しい魚。こういった場所が大好きなので、これらの環境や魚を本当に壊したくはないと思っている。

 テンカラを知り、テンカラを通じてそういった場所へ行く。そしてその良さと大切さを感じていただく、そしてそれを少しでも良いから守っていかないとならないと思っていただく。これが私がテンカラを普及させたい私なりの大義なのだ。

 話は大袈裟になったが、実際の教室ではそういったこともお話ししながら、楽しい時間になるよう頑張って講義をさせていただいている。

 さて、1月のTTCテンカラ関連教室のスケジュールも出た。お申込みの開始時期は
TTCのHPでお知らせすることになりますが、新しい年の最初の月の教室は、奇しくもテンカラ教室が70回、毛バリ研究会が60回の節目の回になる。

 テンカラ、毛バリの各教室共に、ご参加いただくみなさまの参考になるよう末永く続けていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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今年最後の毛バリ研究会(第59回)

 寒さも増してきた奥多摩のTOKYOトラウトカントリー。
 本日は13名の方々にご参加いただきました。



 初参加の4名の方には、基本的なことをご説明いたします。
 その後は各自巻いた毛バリを使って、ストリームで実釣していただきました。 



 テンカラ教室と毛バリ研究会。 今年ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
 また来年も、楽しくためになる関連教室を続けていきますので、よろしくお願いいたします。

⇓こちらでも⇓
http://trout-country.jugem.jp/?eid=2409


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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フジノライン2016カレンダー

 テンカララインの「テンカラミディ」。
 このラインの設計をさせていただき、製品化していただいたのが数年前。
 周囲のテンカラファンからもこのラインについては高評価をいただいていて、私としても本当に嬉しく思っている。

 そんな関係で、毎年年末には矢口先生のカレンダーを送っていただいているのだが、いつもながら心を揺さぶられる素敵な絵である。



 2016年版は、2月に我が愛するテンカラが・・・ということで宣伝させていただきました。

 さてさて明日は今年最後の毛バリ研究会の開催日。

 寒さに負けず頑張ります!!


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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ボディ材のミックス

 毛バリのタイイングを続けていくと、際限なく増えていくマテリアル。
 特にボディ材はハックル材よりもシビアな使い方をしないこともあり、ありとあらゆるものを試している。



 テンカラの毛バリの場合には、パターンブックに忠実に巻くというよりも、元来入手しやすい材料や、その辺にあったものを利用して巻いていたということもあり、ひとそれぞれ思い思いな材料を使って巻いていることが多い。

 とはいえ、やはり色々なものを試してみたくなり、フライのマテリアルショップや、゚手芸店などから購入してきたものがどんどん蓄積されていくことになる。

 そうやって次から次へと毛バリを巻いていくのだが、こればっかりはいくらやってもその欲望は尽きることがなく、まだ何かあるかまだ何かあるかでン十年が経過した。

 実際のところは、いつも使って巻いている毛バリに「飽き」がくるので、目新しいものを作りたくなるというのが本当のところである。

 なのでボデイに使用している材料の色も、飽きがきたり、もっとイイ色はないかと探したりするのだが、これらのあり余る材料を利用し、混ぜて好みの色を作るということも可能だ。

 減法混合や加法混合の原理というものがあるから、混ぜすぎるとホコリクズのような、限りなくグレーや黒に近くなってしまうので、適度なところで止めておくのが正解だと思う(笑)。

 ということで、右下のボディ材は好みの色に作ってみたものだが、7〜8種類の材料を混ぜ合わせてみた。
 手でほぐすようにつまむことをひたすら繰り返すと、いつも間にか均一になってくる。

 混ぜる量が多い時には、ミルサーに代表されるような電動のミルを使うこともあるが、化繊は繊維が切れにくく、ミルの軸に絡みついて取り除くのに往生したことがあるので、お使いになる方は自己責任でお願いします。

 こういったこともいつもの毛バリ研究会ではお話ししています。
 今年最後の研究会(通算59回目)は
12月20日(日)に開催となりますが、一般の方のお申込みは締切とさせていただきました。
 もちろん吉田毛鉤会メンバーはいつものように自由参加ですので、ご参加される方はお時間までにお集まりください。

 ということで、日曜日はよろしくお願いいたします。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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今年も活躍してくれたこの毛バリ



 どなたにもあると思うが、その人それぞれ使いやすい毛バリというのがある。

 私の場合はゼンマイの綿毛を胴に、キジの剣羽根を蓑毛にした「ゼンマイ胴剣羽根の毛バリ」と、この写真の「現代版・ハチガシラ」の毛バリがそうなのだが、自分のよく出かける山岳渓流、しかも水深が浅くて流れの速い場所で使い慣れていることもあり、今年もずいぶんと活躍してくれた。

 魚の反応を見るためにハリスに結ぶ毛バリや、なかなか魚が出てくれない時などに使う、「これしかない」という自分にとっての自信毛バリがある。
 この自信毛バリがあることにより、その日の状況やそのポイントに魚がいるのかいないのかという判断を、魚サイドではなく自分軸で考えることができるようになり、場所を見切って大きく移動する場合など、後ろ髪を引かれる思いをしないで済んでいる。

 そんな毛バリの話も含め、初心者からベテランまでどなたにもご参加いただける、吉田毛鉤の毛バリ研究会。
 年内最後は今週末の
日曜日(20日)に開催の予定です。
 お申込みは
コチラから←

 講師の私が体調を崩し、研究会に欠席となると大変なことになってしまうので、今日も早めに眠ることにします。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝 
 

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