昨日いただいたコメントを読み、ちょっと面白いと思って毛バリを巻いてみた。
現物も、そしてその写真も見たことのない毛バリを想像だけで巻くのは楽しいことだが、タイイングのスタンダードの毛バリを巻いても、百人百様巻いたひとそれぞれの色がでて、これはこれでやはり楽しいものである。
毎月開催している毛バリ研究会でも、持ち寄られた毛バリをじっくり拝見させていただくことがあるが、巻き手の性格がでるというか・・・じつに興味深い。
さて件の毛バリだが、伝承的雰囲気を感じたので、チヌバリにアイを付けた形にした。
(サクッと巻いてみたのでクオリティは低い。ご容赦を)
足りない材料は代用品で作ったが、左のものが私のイメージを形にしたものである。
右の毛バリはより新しいイメージでアイをナイロンに変え、自分で使うためにバーブレス加工を施してある。
オリジナルより「蜂」や「ムネアカオオアリ」をイメージした夏向きの毛バリになっている。
今までも多くの毛バリを作り、これからも色々な毛バリを作っていくと思うが、
「これだ!」
と思う毛バリができないほうがよいと思っている。
その時々で「今はこれがイイ!」という毛バリなら、何種類も必要になるが、
「これがあれば」
となってしまったら、妄想たくましく、日々クリエイティブに毛バリを作っていく楽しみがなくなってしまうではないか(笑)。
ということで、私はこれからも色々な材料を使い、あれこれと試行錯誤しながら毛バリを巻き続けていきたいと思っている。
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝
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