昨日のブログ記事にも書いたが、最近の私の釣りに使う毛バリを、階段状の渓相のポイントを打っていく「ポケット打ち」、
流速の遅い場所にいる、見える魚をねらう「見釣り」、水深の浅い瀬を流して釣っていく「瀬釣り」に分けて考えてみることにする。
先ずはポケット打ちだが、下流から高低差のある上流のポイントをテンポよく打っていく形になる。釣り上がり、叩き上がりの形になるため1つのポイントをじっくり攻めることはしない(もちろん魚の反応があれば、その場所に限りじっくり攻めることもある)。こういった場所の魚は打ってすぐに反応することが多いので、こちらも反応しやすいように基本的には水面に浮き、視認性のよい毛バリを使用している。
写真の中にあるブナムシプカプカやカディスなどがその例になる。
次の見釣りには、そのポイントの形状(淵尻やヒラキ、ゆるい瀬など)から魚からもこちらが発見されやすいため、アプローチが重要になるのが大前提になるが、使用する毛バリは魚にできるだけ見切られない毛バリを使用している。流れがゆるい場所なので、魚がけっこうゆっくりと毛バリを見てから食いつくことが多く、シルエットを効かせたそれなりの毛バリでないと、横を向かれてしまうことが多い。
それにはこのようなウイングやテールの付いたもの、そしてパラシュートタイプの毛バリをよく使う。
最後の瀬釣りだが、ここは流れもあるため、魚はそれほど毛バリの形状を把握しないで口を使うようで、水中での形状の崩れにくいイメージの毛バリを使用している。形状もそうだが操作性を重視して、やはり瀬釣りでは剣羽根の毛バリに代表される、テンカラ毛バリが使いよいと思っている。
高浮力、視認性の高い毛バリで「ポケット」を。
イミテーション性の高い毛バリで「見釣り」を。
操作性の高い毛バリで「瀬釣り」を。
私の場合はこのようにケース・バイ・ケースで毛バリを使いわけて釣りをしている。
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝
5月の関連教室のスケジュールは
テンカラ教室・10日(土)
毛バリ研究会・25日(日)
となっております
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