TTCで釣り大会



 昨年に次ぎ2度目の開催となったTTCでの釣り大会。テンカラ、フライを問わず、『毛バリ』を使って競い合う大会だ。目的は2つ。渓流というフィールドは、海のように広い場所ではないため、なかなか多くの方々と一緒に釣りをする機会もない。そこで親睦を兼ねて楽しみ、尚且つ普段あまり感じることのない自分の実力というのを確かめるよい機会になるということと、テンカラもフライも同じ毛バリを使った釣りであるため、同じ時間に一緒に釣りをしてお互いの長所や短所を考え自分の釣りに生かす、これもまた大変よい機会になるという主旨の元での開催となったわけである。





 今回は私の個人的事情により、前回合同主催をしていただいた『チーム釣り天狗』のI会長に全てマル投げしてしまった。 この場を借りて、主催や商品のご用意、そして審査にお骨折りいただきましたI会長には御礼申し上げます。


大健闘のとくさん


多くの賞品をGETしたMKさん


今回の優勝者キングコブラM男君
名前からコブラを取ってあげます


 ご参加いただいた多くの方々からも、賞品のご提供をいただきました。こちらも感謝いたします。


キングM男君とI会長

 私は当日、私的事情により後からご挨拶のみの参加となりましたが、会場に到着すると、あいにくの雨天にもかかわらず、みなさん楽しく大会にご参加いただいていたようだった。喜ばしい限りである。



 ご参加いただきましたみなさま、オフィシャルにご協力いただいたみなさま、賞品をご提供いただきましたみなさま、そしてTTCのスタッフのみなさん、色々とありがとうございました。
 
 またの機会がございましたら、ご参加にご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



追伸:今回の大会に向け、毛バリ研究会にご参加したりと努力をしていたK隊長の後輩のナベちゃん。大会をきっかけに吉田毛鉤会へお誘いいたしました。メンバーのみなさん、新メンバーのナベちゃんをよろしくお願いいたします。



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渓に春・心に春


(在来美魚に今年初の挨拶をして、ていねいにリリースした)

 私のホーム(リバー)でもある奥多摩の渓。解禁から約1ヶ月、ようやっと入渓することができた。実は昨日今日と所用がガッチリと入っていたのだが、本日TTCで開催されたイベントにどうしても顔を出したかったこともあり、スケジュールの調整をして、半分は仕事なのだが2時間程だったが入渓することができた。


(安易には入渓できない)

 例年解禁時に入る場所。事前に調査に入った吉田毛鉤会のメンバーからも聞いていたが、聞きしにまさる状況である。残雪、しかもスノーブリッジになっている場所がそこかしこにあり、いつも入渓している場所だからよいようなものの、初めての場所であれば尻込みしてしまうような状況であった。たった2時間の入渓であれ真冬と同じような状態の沢を見て、ヘルメットにツェルトにロープなどの通常装備だけでなく、防寒着も含めたフル装備に近い準備をして川へと下り立つことにした。


(赤ちゃんヤマメ、ハリががりしてゴメン)

 川の様子を見ながら実際に竿をだせたのは1時間半くらいだったが、今年初の在来のヤマメに会うことができた。こんな赤ちゃんヤマメもハリががりしてしまったが、しばらく入渓できずにクサッていた私の心にも、ようやっと春到来である。


(新しいザックとジャケットで)

半分仕事の釣りの後はTTCのイベントに。楽しいイベントが無事終了してからは、久しぶりの美渓の美魚に出会えたことを思いだし、ニヤニヤしながら帰途についた。(イベントの様子は明日のブログで紹介する予定)


(3バイトあったが、全て浮かせる毛バリだった)

それにしても今年の雪は本当に凄かったのだなと思い知らされる入渓であった。春が来たとはいえ、入渓にはくれぐれも注意をしたいとあらためて思う釣行であった。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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ヤケ買い




Stormfront Rolltop Pack 30L

 今日は天気もよく暖かい。街では桜の花も咲き始め、渓の残雪も少なくなりつつあると思う。いよいよ私も入渓・・・・・できない。この週末も用事があるのだ。ということで今日もこんな陽気に指をくわえつつ、奥多摩とは反対方向の都心へ向けて、朝から車を飛ばしたのであった。
 しかも今朝は少々車も多く、2時間以上かかってしまった。相変わらず疲れる。
 都心部では釣りの用事を抱きあわせることもできず、結局スケジュール的には1日食われてしまう。用事が済んだのが午前11時。やらねばならぬことは、ほんの30分程度のことなのですぐに終わってしまう。しかしこんな中途半端な時間から身体が空いたところでどうにも動きがつかない。ということの繰り返しなので実にストレスが溜まるのである。



Skeena River Waders

 もう何度もグチってはいるが、解禁以降は多忙に残雪と、竿をだす余裕がない。今週こそはと思っていても、必ず何かの用事が飛び込んでくる。しかもいよいよ暖かくなってきたのだが、こんな状況にもかかわらず竿をだせないということ。これではストレスが溜まりすぎて人格崩壊を起こしそうである。ストレス解消に釣りをすればよいのだが、釣りという一番のストレス解消法をもがれていてはどうにもならない。大声で叫びながら暴れたり、大酒を飲んでぶっ倒れたり、博打に熱中したりすれば周囲に迷惑がかかるし、家族や他人に迷惑のかかることだけは絶対に避けたいので、そういったことをやってみてもなんにもならない。



River Salt Jaket

 そこで思ったのがストレス解消の買い物である。そう、ヤケ食いならぬヤケ買いである。これなら痛むのは自分のフトコロだけだ。消費税が5%から8%になろうが、人生がどんぶり勘定の私はあまり気にもならないのだが、ストレス解消も兼ねて、久しぶりに関連用品のまとめ買いをして鬱憤を晴らした。



Convertible Best

  ザック、ジャケット、ウエーダー、ベスト。これだけまとめて買うと、さすがに『買った』という気がする。諸般の事情により発生した釣りにいかれないストレスは、ずいぶんと解消された。もちろん見返りにフトコロは冷え冷えとしているがそんなことはどうでもよい。人格崩壊しないで済んだだけよかったというものだ。しかし新しい道具が目の前にあっても、本当は釣りにいくということが成立しないとどうにもならないのだが。まぁそれでも、なんにもしないよりはよかったと思うことにしたい。




吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

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がまかつ社製・R10-B

 3月最終の週。解禁の月だったが、結局この1ヶ月というもの入渓できなかった。無理して時間を作り、雪の影響をうけていない川にでかけることもできたのだが、プライベートでの開幕はやはり自分の好きな沢でのテンカラでといきたいわけで、放流河川に無理してまでいく気にもならずくすぶっている。今週末も予定がビッシリで、まともに釣りをする時間はとれない。いつになったら『我が世の春』がくるのか。子供たちも春休みに入り、奴らも遊びに連れていかないとならないし、ますます釣りにいく時間がとれない。ヤケクソの買い物でストレス解消でもするほかないか。ま、4月になったら生業先に有給休暇を提出してでも入渓してやる。




 昨日までのブログでも、毛バリを作るのに使用しているフライフックをいくつか紹介したが、その中のR17-3FT やR18-2W2HTが発売される前によく使っていたのがこのR10-Bだ。少々変わった形状をしているのだが、バーブレスフックのハリの中ではかなりバレにくいハリだと思っている。ただしポイント(ハリ先)からベント(腰)部までが長いため、フトコロの一番奥まで刺さすにはしっかりとしたアワセが必要になる。しかしそこまで刺さると実にバレにくいのがこのハリなのだ。強度も充分にあり、浮かせる毛バリから沈ませる毛バリまで、色々な毛バリを作ってみた。そんな中で特に気にいった形になったのがカディスタイプの毛バリだった。



 カディスはその高い浮力から、魚が水面を割ってでたときに横に転がる場合があるので、水面下にあるハリの部分多いほうが安定感がでる。このハリのベント部からポイントまでの長さのせいか、ちょうど船舶のキールのような働きになるようで安定するのだろう。R17-3FT、R18-2W2HT、そしてこのR10-Bと、がまかつのバーブレスフックの中でリテイナーベントと呼ばれているシリーズは私のお気に入りのハリである。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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がまかつ社製・管付山女魚

先週から1週間、花粉だか風邪だかよくわからないが体調(特に鼻と喉)がイマイチだったため、飲酒を控えていた。症状がいくらか落ちついてきたので、今日1週間ぶりに酒を飲んだらひっくり返るほど美味かった。惰性になると刺激はなくなるということか。体調不良にでもならないかぎり1週間も酒を控えることなどないので、肝臓もゆっくり休めることもできてよかった。



6号だけはどうにも手にはいらないので大事にしている

なにやらシリーズ化しつつある『がまかつ』のハリ。今日は管付山女魚のことを。理由は不明だが、管付山女魚は何年か前に発売が終了してしまった。写真にあるものは古いパッケージのもの。後継にはテンカラ専用というハリが販売されているが、やはり違うのである。ハリ軸の太さと長さ、伸びない丈夫さ、ストレートアイの形状と、そのどれを取ってもテンカラの毛バリを作るには実によいハリで、私の知るところでは紀州の名手「竹株渓遊」さんと、渓の翁の「瀬畑雄三」さんもこのハリを愛用している。バーブレス派の私の場合はバーブ(カエシ)をルーターで削って使用しているのだが、発売中止になってからは、供給されないために大切に使ってきた。



ところが2年前だったか、とあるルートから、1サイズ1000本ずつトータルで3000本入手する機会があった。3000本くらいなら私の在庫分を含め、狂気の毛バリ巻き集団「吉田毛鉤会」のメンバーで楽にハケてしまうと思ったので仕入れたわけである。それ以来惜しげもなく使用できることになり、今もこのハリで毛バリを作っている。



そんな中でも9号という一番大きなサイズに黒剣羽根を巻き、ハリの名前とは違うのだがイワナの渓で使うことが多い。写真の黒剣羽根の毛バリは、奥多摩の渓でよく見かける真っ黒で頭だけ赤く、細長い胴体のホタルの1種をイメージしてレッドヘッドに仕上げたものである。やはりこのハリには、このような伝統的なデザインが似合うと思う。

こんなハリのこと、あんなハリのこと、仲間と情報交換しながらいつも楽しく開催している『吉田毛鉤の毛バリ研究会』。
4月の開催は
27日(日)となっています。興味のある方はぜひ。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

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4月のTTCテンカラ関連スケジュールは

12日(土)テンカラファンの集い
13日(日)TTCテンカラ教室
27日(日)吉田毛鉤の毛バリ研究会
となっています
お問い合わせはTOKYOトラウトカントリーまで
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がまかつ社製・R17-3FT



昨日に続きがまかつのハリのことを。ナノスムースコートのフライフックとして世にでたR17-3FTというハリだが、発売当初から使用していた。同じようなシチュエーションで、他のハリだとかからなかった魚がかかったことに気をよくし、以来使っているのだが、やはりその軽量で細い軸のため、使う状況や作る毛バリが限られてしまっていた。色々な毛バリを作っては使用し作っては使用した結果、私的にはパラシュートタイプの毛バリにベストマッチしたように思っている。浮かせる毛バリで他のタイプのものには、やはりそれぞれにフィットするハリがあるので、それはまたの機会に。

唯一の欠点というか、これは私も含めた老眼世代の方のみの問題だと思うのではあるが、ハリスを取り付けるアイが小さ目なのである。まぁこれは使う時と場所に応じて(暗い渓や朝夕の時間帯など)、
自製のアイを取り付けたハリなどで対応している。



最近私がパラシュートを作るときのお気に入りのボデイは、スレッド+刺繍用金糸のリブの組み合わせだ。スレッドを何往復かさせ厚みをだし、その後等間隔に金糸を巻いてリブ模様をつける。その後に瞬間接着剤かヘッドセメントでボディ全体をコーティングする。パラシュートポストはエアロドライウイングで決まり。ポストの根元は瞬間接着剤をほんの少ししみこませて固さをだすと、パラシュートのハックルを巻くときにやりやすくなる。ただしつけ過ぎるとポスト全体が硬化してしまうので根元にほんの少しだけにする。



今回の毛バリはライトケイヒルカラーのボデイに、グリズリーのハックルで作ったヤマメ用の毛バリだ。サイズは#14で作った。

今夜は雨。ここ2日間暖かな気温が続いている。奥多摩の渓の雪も少しは目減りしているのだろうか。
早く今年の初(沢)ヤマメに会いたいものである。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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がまかつ社製・R18-2W2HT


剣羽根ゼンマイ胴#12

ちょうど1年前、横浜でのフイッシングフェスティバルの開催時、このハリの試作品をいただく機会があった。そして昨年のシーズン中、どこの渓にいくときもこのハリを持参し、実釣に使用してみた。以前から発売されていたR17-3FTのハリは、軽い、刺さりがよい、バレにくいと三拍子揃っていたので、その耐久性を犠牲にしてもありあまるハリであったため、私の場合はパラシュートをはじめとする浮かせる毛バリで使用していた。そこで同じような機能を持ち、沈めて釣るのと耐久性を上げるために、もうすこしハリ軸を太くした自重のあるハリは発売されないものかと思っていたところに昨年の試作品をいただいたのである。そのときはマジで嬉しかった。自宅に帰ってからまじまじとこのハリを凝視していると、これはもう剣羽根以外のデザインはないのではないかと、その長めのハリ軸にイメージを感じ、早速巻いたことを思い出した。


茶剣羽根ゼンマイ胴#12

そしてシーズンを通して使用してみたのだが、私の予想に寸分の狂いもなく、非常に具合のよいハリであった。今年はそのお礼の報告もあり、フィッシングフェスティバルで『がまかつ』のブースに足を向けたのであった。そこでようやく発売になるこのハリだが、まだ店頭には並んでいないとのこと。
「ですが今年も試供品はありますよ」
とのことで、何本かいただいてしまった。ありがたい。

昨年は#10のサイズをいただいたのだが、今年は#12。#10でもその真価は充分に理解できたのだが、私的剣羽根の毛バリのスタンダードには、どうしても#12のサイズが必要だったので、本当にありがたかったのである。



剣羽根ゼンマイ胴#10

ということで本日は2色2サイズを。剣羽根ゼンマイ胴と茶剣羽根ゼンマイ胴である。


茶剣羽根ゼンマイ胴#10

今年は雪の影響で、まだ一度も私の好きな渓で毛バリを振っていない。沢テン第一投目はこの毛バリで決まりである。


揃い踏み


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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講師冥利に(第39回毛バリ研究会)



テンカラ教室や毛バリ巻きの講師をやって早5年目。その下地があって、過去に『つり人社』からテンカラ入門のDVDや、毛バリ巻きのDVD(付録)を発売していただいたことがあった。今も別冊『渓流』誌面では、毛バリ巻きの解説等でご協力させていただいている。そんな講師としての立場から、教室を開催して一番ありがたいと思うことが、生徒さんが結果をだしてくれるということになる。



特に初めてこの釣りに触れる方には、初めてのこの釣りで、1尾でもよいので釣っていただくこと(テンカラ教室)。初めて毛バリを巻いてみたいと思われた方には、初めてご自身の手で巻いた毛バリで、1尾でもよいので釣っていただくこと(毛バリ研究会)。と、このことが私の主目的であり、結果を残していただきたく一所懸命お話をさせていただいている。



もちろん経験者の方々にはその技術や知識の向上のため、質疑応答形式でお話をさせていただいているのだが、やはりこの釣りをやったことのない方や、ときには釣りそのものすらやったことのない方に、どのような形でもよいので結果をだしていただいたとき、まさに講師冥利に尽きるという気持ちになるのである。本日の毛バリ研究会でも、そのような結果をだしていただくことができたので、私としても嬉しいかぎりであった。



研究会は、初めてご参加いただいた方へのハリ学の基礎及び毛バリ巻きの基本をご説明し、吉田毛鉤会メンバーからのお題にもこたえるかたちですすめさせていただくことに。



ご参加いただいたみなさま、本日はありがとうございました。毛バリに関する疑問ができましたら、いつでもご参加いただきたいと思います。ということで、これからもよろしくお願いいたします。


(本日の納品毛バリ)


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吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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Japan Fishing Festival 2014 (即日ブログアップ)



今年もこの時期、やってきました『つり博』の開催。年々お付き合いのあるメーカーさんも増え、例年のごとくご挨拶をしにパシフィコ横浜へ。明日は毛バリ研究会を控えていることもあり、釣りと同じで朝イチが好きな私は、本日午前9時のオープンめがけて自宅を出発した。例によってメーカーさんとのお話しの中、色々なネタを拾ってきたのだが、このあたりは明日の研究会にご参加いただける方限定でお話ししたいと思っている。せっかく時間とお金を割いてご参加いただく方への、いい意味での差別化を図っている。


いつもお世話になっております!!

水曜日に大量に花粉を浴びて以来、鼻のつまりが治らなく、点鼻薬の効果も長続きせず、ずっと微熱が続いているような状態だ。今年もインフルエンザの予防接種を受け、流行性感冒を警戒しておけばよいかなと思っていたのだが、どうやら今年からは花粉の反応が凶悪さを増したようで、実につらいのである。英語圏では花粉症のことを『Hey Feaver(枯草熱・干草熱)』とも表記されるので、アレルギー反応で熱っぽくなっているのかもしれない。


今年のカタログには、私の撮影した写真をお使いいただきました

そんな鼻づまりのなか、関係各所にご挨拶をしてまわり、普段お付き合いのなかったメーカーさんからも
「いつも誌面では当社の製品をお使いいただきましてありがとうございます」
とお礼のお言葉を頂戴したりして、関係各社から
「テンカラの伸びを感じている」
とのお話を伺うことができた。









こういったイベントに自身の毛バリが展示されていること、本当にありがたく思います

今回は本当に関係のあるブースのみを見てきたような感じ(実質2時間滞在)だったが、特にいつもお世話になっているラインメーカーの『フジノライン』さんとは、新製品の件も含め、会長と社長と1時間ほどゆっくりとお話ができたのはありがたいことであった。ちなみにこの度ソフトテンカラとフロロカーボン製のテンカラハリスが新製品として投入されたが、現行のミディとナイロン製のテンカラハリスの欠けていた穴が埋まったようで、使う場所による選択肢もこれで万全となり、私としても喜ばしい限りであった。






ようやっと発売になるR18-2W2HT

他にはがまかつさんのブースで、実は今だからお話しできるのだが、1年前にテストピースをいただいて、昨シーズン使用して本当に具合のよかったフライフックのR18-2W2FTが正式に発売になるとのこと。まだ店頭に出回る日時は不明だそうだが(実は裏から聞いたのでホントは知ってる)、昨年いただいた#10に続き今年は#12の試供品をいただいてきたので、今期一発目の沢テンでは使い倒してみるつもりである。アイ付きのハリではカカリのよさで信頼のおけるR17-3FT。こちらをドライメインのハリで使うとすれば、R18はウェット主体の毛バリを巻くには本当に具合のよいハリなので、発売したら早速買い〇〇〇〇。


私も登録(内水面釣りインストラクター)している全釣り協


パタゴニアのテンカラスターターキット

その他のネタは明日の研究会で話す予定。それとメンバーから明日のお題もいただきました。
1「ヤマメとイワナの毛バリの作り分け」(細かい釣り方も含め、何故にそうなのかを理由も説明しながら巻いてみる)
2「毛バリを早く巻く方法」(普段はのんびり巻くのが好きなのだが、納品毛バリを過去何千本と巻いている私なりの早巻きテクニックとノウハウを大公開!!)

それでは明日、吉田毛鉤の毛バリ研究会にご参加の方は、TTCでお会いいたしましょう。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


〇〇〇〇の答え=しめます

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孔雀胴蜂頭(ハチガシラ)の作り方

しばらく撮影をしている余裕がなくて、毛バリの作り方をアップしていなかった。そこで本日は久しぶりに作り方をアップ。
このハチガシラという毛バリ、古い書物に記述はあるのだが、『頭の大きな毛バリである』『玉のようなものがついている』というくらいしか記録が残っていない。職業漁師の毛バリについては本当に百人百様で、こういった毛バリもこれといった作り方のセオリーがあったわけではなく、捕食されている蜂(ハチ)や虻(アブ)や蠅(ハエ)をみて、そのずんぐりとした胴体と大きな頭(目玉)をイメージして、そのときその場所で手にはいる材料を使って作っていたのだと思う。そこで私も何年か前より手にはいる材料を使用し、ハチっぽい毛バリを仕立て、『現代版・蜂頭』として雑誌で紹介していただいたこともある。毎度の話になるが、この毛バリは『釣れる』とか『釣れない』とかの話ではなく、私はこういう毛バリが好きなので、巻いて使っているわけだ。

奥多摩のTOKYOトラウトカントリーがオープンしたころ、当時の支配人に
「吉田さんの毛バリいい顔してるよ。巻いて少し持ってきて」
といわれ、販売用の毛バリを作って持っていった。ここから私の毛バリ販売が始まったのだが、この『いい顔』というのが話のキモで、丁寧に作り込んだからいい顔になるとも限らず、目玉や手足が生えているからいい顔というものでもない。このあたりはなんとも説明がしづらいのだが、私の場合、少々口はばったい言い方になるが『たった1本の毛バリに、いかに命を吹き込むか』ということだと思っている。他人から見てどうこうということではなく、自分の心の思うまま、鉄に獣毛や化学繊維や鳥の羽根を組み合わせ、1本の毛バリを作っていく。いかに魚に本物のエサだと錯覚してもらうために。そうかといって本物そっくりに作った毛バリがいいかといえば、そうでないときもある。しかし自分で作ったその毛バリに魚が食いついたということは、いかなる理由にせよ魚にはその毛バリを捕食の対象物として見てもらえたということであり、一瞬でも生命を宿したのだなと思うことになるわけだ。




私が自分で巻く毛バリの中で、そんな生命感を一番感じることのできる毛バリが『目玉』をつけた毛バリなのだ。巻いた毛バリを正面からみると、思わず声をかけたくなってしまう目玉のついた毛バリ。そんな毛バリを老眼対策で、自作のループを取り付けて作ってみる。























写真をご覧いただければ一目瞭然。スレッドを巻いて目玉を取り付け、胴体とハックルを取り付ける。作るにあたり難しい要素はどこにもない。より浮力を持たせたいならハックルの巻き数を上げればよいし、胴体の材料も好きなものを使えばよい。今回はオーソドックスな孔雀胴にグリズリーのハックルで作ってみた。

昨日浴びた花粉の後遺症がひどい。昨年まではどうにかがまんしてきたが、いよいよ投薬しないとダメかもしれない。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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