テンカラを趣味としてやり始め、毛バリに道具に釣り方と、長い年月色々と試行錯誤してきた。
「他人から聞いたことより、自分の中で何かが発動して、そのことについて追求し答えを得る」
私の基本的スタンスがこれで、色々なことを参考にすることはあっても、やはり何でも自分でやってみないと気が済まない。このことは現在開催している関連教室でも「他人に説明する」ということで非常に有利に働いている反面、何でも自分でやってみるということは「時間」と「お金」が非常にかかることになる。
例えば竿1本とってみても、店頭に置いてあるものをその場で振ってみたところでその竿の真価はわからない。やはり自分で所持しその竿を友とし渓に連れていき、山道の歩きから遡行、そして振り込みから実際に魚を掛けてみないとわからないわけで、そこまで使ってみて自分なりの答えが出ると思っている。
ラインもしかり。これまでにどれだけの種類を使ったことだろう。もちろん他の釣りのラインの流用からテーパーラインの自作まで。これらのことも古い本を参考にしたりはしたが、やはり自分自身で徹底して使い、作り込んだからこそメーカーさんからお話しをいただき、アドバイスをさせていただき市販品として販売に至るまでになったわけだ。これとて今後も更に追求していきたいと思っている。
しかしこういったことの後には、山のような竿やラインの屍が築かれるわけで、私の場合はこれらの屍たちも、自分のテンカラを作り上げる礎となった大切な道具でもあり、どんなに酷い竿でも使い道のないラインでも感謝の気持ちでいっぱいで、オークションなどで売る気にもならず、日々その山を眺め、墓守のような気持ちになっている。
毛バリに関しては「伝統と革新」を両輪と考え、日々作り使い続けているわけだが、こちらに関しても、毛バリのクリエイターとして結論など出してしまっては今後の人生がつまらないものになってしまうので、「結果は求めるが結論は出さない」という、生涯求道者のスタンスを変えずに追求していきたいと思っている。
先にも書いたが、これらのことを行ない続けるためには、当たり前の話で「時間」と「お金」がかかる。子育て真っ盛り。サラリーマンでもある私はその「時間」と「お金」を捻出するのに、テンカラ以上に日々の努力を強いられている(笑)。
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そんな私の開催するテンカラ関連教室の年内スケジュールは以下のようになっております
11月9日(土)テンカラ教室
11月24日(日)毛バリ研究会
12月14日(土)テンカラ教室
12月22日(日)毛バリ研究会
お申込みはTOKYOトラウトカントリーまで
どうぞよろしくお願い致します
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吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝
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