私の沢テンタックル(毛バリ編) 

前のブログでは、沢でのテンカラの道具(竿・ライン・毛バリ)の話をしたのだが、今回は毛バリの話を。



この毛バリの話も、あくまで自分の釣っているフィールドでの話になるので、スレた魚、小渓流、浅い水深、魚も小さいということを前提にして考えていただきたいと思う。

それとここのところかなりこだわって実験中の、ハリのカカりとバラシの関係を、各メーカーごとのハリで試しているために、現在の私の毛バリケースはこの写真のようになっている。



毛バリの形状ごとに分けるのではなく、各社のハリの形状ごとに巻いて分類してある。

ハリの形状とカカリとバラシに関しては、人それぞれのアワセの強さやタイミングに差があるため、自分自身で検証し、自分の釣りに合ったハリを見つけていくのが理想だと思う。
他人がよいといったハリが自分の釣りに合わないことも往々にしてあるわけで、自分のテンカラスタイルに合った形状のハリを見つけ出す行為も、テンカラの楽しみのひとつだと思っている。

参考までに、身体が反応してしまうので、できるできないはさておき、カカりのよいハリの見つけ方だが、ズバリ「アワセないでカカるハリ」は当たり前のようだがカカりがよい(笑)。

同じくバレない(バレにくい)ハリは、アワセないでカケた魚を追いアワセをしなくても、竿の弾力だけでやりとりしていてもバレないハリは、バレにくいハリといえる。

通常一般河川では必死になってアワセてカケてランディングするので、こういった検証は管理釣り場でのほうが冷静にできると思うが。

そんなハリについて、具体的にメーカー名やサイズや形状を話してしまうと、みなさんの「見つけだす愉しみ」を阻害してしまうことになってしまうので、みなさんご自身で数多くのハリをテストしてみて、自分にピッタリのハリを見つけていただきたいと思う。



ヒントが知りたい方は、毎月一回、東京は奥多摩のTOKYOトラウトカントリーにて開催している、吉田毛鉤の毛バリ研究会にご参加いただきたいと思う。詳しい話はその時にでも。

前置きが長くなったが、私の通っている沢で使用している毛バリは

●フライフックサイズでは14番以下(基本16番を中心にしている)
●水深が浅いこともあり、浮かせて使う毛バリが中心になる(状況が悪ければ沈める)
●浮かせて使う毛バリが中心だなのだが、水面直下から水面下15センチくらいまでは竿の操作で毛バリを流すこともあるので、そのような毛バリ(水面から水面下まで使える毛バリ)を多用することが多い
●ヤマメの渓では細身で白っぽい毛バリを使うことが多い
●イワナの渓ではやや太目で黒っぽい毛バリを使うことが多い
●非常によく使う剣羽根の毛バリは、どちらかといえば流速のある場所でこそ本領を発揮する
●淵にドカンと沈め、一日粘って大物一尾というような釣りにはこれらの毛バリは当てはまらない

いずれにしても例外はあるが、この季節、小渓流で魚の大きさもそれほどではない場所で、先ずは一尾だけでも魚の顔を拝みたいという方は、小バリ(#16〜18)を細いハリスでポイントに丁寧にキャストすれば、結果はついてくると思う。

特に今年「沢テン」デビューしようと思っている方は、先ずは小さくてもいいので沢での釣りを体感し、その後にサイズアップを考え、システムの見直しや毛バリのサイズアップや形状を変えるなどしていけばいいと思う。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 美渓が私を呼んでいる 吉田孝


にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村


私の沢テンタックル

ここのところ年齢のせいか日常生活のストレスのせいか、プライベートで時間を作ってテンカラ釣りに出かける時には、やはり魚をガツガツ釣るというよりは、出かけていったその場所で、心身共に癒されたいと思っている。

というわけで私の場合は景観のよい小渓流や沢での釣りとなるわけだが、私の住んでいる場所からは、「奥多摩」というその場所が、自分の欲求を全て満たしてくれる素晴らしい渓という位置になっている。

先ずは「近さ」。
自宅から40キロちょうどで、奥多摩の日原川に余裕で到着できる。
早朝なら車で一時間。帰りは渋滞を考えても1時間半で帰宅できる。日帰りで源頭部までいかれる場所でもあり、家庭を持ち、何日もかけて遠征釣行にいかれない私のような立場には、都心に出るより近いのでありがたい限りだ。

次に「魚が綺麗」。
急峻で深い谷が多いこともあり、落石の問題もあり、林道の車止めからはある程度歩いて入らないと釣りにならない場所が多い。そして私が入るほとんどの沢は放流魚のいない支流であるため、入渓が楽ではないことにより入渓者を制限することができ、キープ派から在来の魚を守ることができているのだと思う。キープするのは決められた法の下では何の問題もないのだが、小渓流、しかも放流をしていない河川ではエサ釣りで小さな魚まで抜き取られ、持ち帰られたらたらひとたまりもない。
ということで、銀ピカの放流魚を釣らないで、かろうじて美しい魚に出会える場所が奥多摩の魅力のひとつになっている。

それと「美しい渓が多い」。
これは個人的美観の問題だが、箱庭や日本庭園のようなしっとり落ち着いた渓が奥多摩にはいくつもある。先に挙げた近さと相まって、何泊もせず、それほど重い荷物を持たずして、日帰りで美しい源流部での釣りを楽しめる場所があるということが実にありがたく思っている。

むろんそのような渓なので、魚影も濃くはなく、大きな魚も通常はほとんど見ることがない。
渓でのんびり過ごし、半日で2〜3尾の渓流魚が遊んでくれれば充分満足という方にしかオススメはできない。
大きな魚を釣りたい人や、数をたくさん釣りたいと思う人には、奥多摩以外のそれなりの川に出かけていかれることをオススメする。
むろん渓の魅力を感じることができなくて、ゴミを平気で捨てる人などに関しては、入渓云々以前の問題である。

さて前置きが長くなったのだが、本日はここのところプライベートでもよく質問を受ける「私の沢テンタックル」の紹介をしたいと思う。



奥多摩でも極細い流れで藪被りも多い渓から、沢とはいえ大広間のような渓までが存在するため、やはり状況に応じで道具を変えるのが私のスタイルなのだが、通常は2.4メートルから3メートルまでの竿を持ち、少し広いところにいく場合は3・3メートルまで持っていくことが多い。

ラインも同じく何種類か(長さ)を持っていくようにしている。
大川ではなく、一般渓流から沢でのテンカラを考えて私が設計したフジノライン製「テンカラミディ」のバット部(太いほう)を詰め、短いもので2・5メートル、長いもので4メートルまでを、比較的細かい刻み(3メートル、3.2メートル、3.4メートルというように)に加工して持参している。

ハリスはこれまたフジノライン製のテンカラハリスを使用しているのだが、こちらもお願いして低い番手を作っていただいたので、0.6号、0.5号、0.4号の三種類を欠かさず持って入渓している。

それと忘れてはならない「ランディングネット」。
リリース派の私には、魚体を水中に浸けておき、撮影の準備をしたりしている間に魚を傷めないようにするための必需品になっている。ネットなしで魚を河原で確保しておくのは至難の業で(逃げられる)、めったに釣れない尺ものを撮影しそこなって悔しい思い・・・なんてことのないように、確かに遡行中などは邪魔になる時もあるのだが、頑張って持参するようにしている。

このようなブログ記事を書いているうちに、またまた奥多摩の沢に入りたくなってしまった。

まだ中一日しか経過していないのに、先が思いやられるなぁ。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 後ろ髪ひかれて帰る美人沢 吉田孝



⇓いつもクリックありがとうございます⇓
にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村

美人沢のヤマメ2

本日のブログの写真は、横浜のNさんからいただいたものです。



入渓点までの道のりには、こんな場所が何か所かあります。



秋山郷のUさんは、先行して安全地帯に下りています(撮影!?)。



トトトっと。ゆらゆらと揺れて微妙な空中ブランコ。



入渓点で自慢の水槽を見せるオヤジ(なかなか上手に撮影できん)。



えっ?水ありますって。



Uさんも竿を出し。



ねっ。水もあるし魚もいます。



水槽に小石を。



撮影中の後姿は、Uさんいわく「礼拝中」に見えるとのこと。



おにぎりと一緒にいただく味噌汁用のお湯を沸かす。



美渓でのんびりと。最高ですね〜。

 

Uさんも渓の気をたっぷりといただいていたようです。

写真を見ているだけでも昨日の渓風を思い出すほど、天気も気温も快適な一日でした。

大自然に感謝。

小渓流に感謝。

Nさん、お写真ありがとうございました。またご一緒いたしましょう。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 無放流区間ではリリースにご協力を 吉田孝




にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村


美人沢のヤマメ


(サビの残る魚体・頑張って回復しておくれ)

本日は平日ですが生業はお休み。
ここのところ生業から受けるストレスで、精神がぐったりしているところでした。

そこでどこかの沢に入ろうとかと思っていたのですが、ひとりで入渓し、考え事をしながら沢を歩いて転倒でもしたら元も子もないと考えていたら、タイミングよく秋山郷のUさんと横浜のNさんから、どこかの沢に同行しませんかとお誘いを受けました。 
ということで入渓場所を相談し、Uさんも私も昨年一度だけ入った「美人沢」(内々の通称です)に入ることになりました。

平日ということもあり、ましてや入渓者の少ないと思われる美人沢。
道路工事の情報もあり、朝5時45分に奥多摩で待ち合わせということでしたが、途中で昼食用のおにぎりを買うために、予定より少々早く家を出て青梅街道を走りました。

目的のコンビニに立ち寄ると見慣れた一台の車が。
持ち主は秋山郷のUさんでした。
Uさんも少々早く家を出て、同じコンビニで朝食を食べたとのこと。
その後は準備をして、奥多摩に前ノリしている横浜のNさんをピックアップし、目的地に向かいます。


(NさんとUさん準備中)

車止めに到着し、いつものように沢靴に履き替え杣道に踏み出します。
いきなり一気に100メートルほど高度を稼ぐため、身体が慣れるまでちょっとかったるいのですが、そこから先はそれなりに歩き、入渓点に到着しました。


(ヤバそうなところもあります)


(微妙〜)


(やっと温まってきた)


(つつじの花も)


(微妙です)


(落ちたら痛い)


(釣りの準備を)

本日は三人三様、
私は「美人沢のヤマメを一尾釣って写真撮影する」
Uさんは「私の釣りをじっくりと見る(笑)」
Nさんは「沢テンの基礎を私から伝授される」
と目的を持っての入渓となりました。


(水槽撮影用具を持ってご満悦・アホ)


(新緑も綺麗な美人沢)


(私の大好きな小渓流)

入渓点で釣り支度をしてから、魚がいるかどうかと、写真撮影用に一尾釣り上げる目的を持った私は先行させていただき、何尾かアタリを感じた後、サビの抜けていないヤマメを釣り上げることができました。
水槽撮影をして、私のミッションは無事終了です。


(Uさん撮影ありがとうございます)

その後はNさんのサポートと、Uさんからのご質問にお答えしたりして、渓を愛でながらのんびりと釣り上がりました。


(サビたヤマメとサビたオヤジ)

新緑の美人沢。予想通り実に美しい沢でした。
「美人沢」と名前を付けたUさん。Uさん的には奥多摩一と褒めたたえるほど、柔らかく楚々とした非常に女性的な渓です。


(撮影準備を撮影される)


(水槽撮影中)

ゆったりペースなので途中いつものYOSHIDA’S CAFEでコーヒーを淹れ、釣りだけでなく渓も楽しませていただきました。


(YOSHIDA'S CAFE3人用)


(コーヒーをいただく)


(Nさんの雄姿)

Nさんも何度かアタリがあり、どうにか一尾釣っていただきたかったのですが、痛恨の掛けバラシとなってしまいました。


(痛恨の掛けバラシ)

件のNさんですが、初の藪沢で、キャスティングにアプローチがあそこまで上達するとは正直思っていませんでした。
ということでもう大丈夫です。
私が太鼓判を押しますので、次回は確実に沢での美魚を手にしていただけることと思います。


(コンパクトなキャステイングにも慣れました)

ランチタイムにはUさんにお持ちいただいた味噌汁をいただきましたが、歩きと釣りで少々疲れたところに、あの味は本当に身に染みました。
美渓でおにぎりと一緒に味わうことのできた味噌汁。Uさん、ありがとうございました。
次回からはYOSHIDA'S CAFEだけでなく、ランチタイム時は吉田食堂のインスタント味噌汁サービスも始めたいと思います(笑)。


(魚影が見えたので真剣に)

本日はNさんもUさんもカメラを持参し、撮影をされていました。
今日のブログの写真はUさんに写していただいたものもご紹介させていただきました。


(アドバイスも受けながら)

昨年入渓した時よりは魚の数も増えていた(といっても根本的には少ないのですが)し、稚魚の姿も見ることができましたので、あの美しい渓に多くの魚が泳ぐ姿を夢に見て、本日のブログを終了させていただきたいと思います。


(杣道から)

UさんにNさん。美渓と談笑と、楽しいひと時を本当にありがとうございました。


(楚々とした渓で楚々として・ギンリョウソウ)

私はこれでまた今週も頑張れると思います。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラで美渓の美魚と戯れる 吉田孝


にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村

第31回毛バリ研究会

本日は第31回吉田毛鉤の毛バリ研究会の開催日でした。



珍しくかなり真っ当に充填された納品毛バリです(笑)。



今回もご購入のほど、よろしくお願い申し上げます。



開催前には秋山郷のUさんよりご提供いただいた、平成25年産ゼンマイ綿各色をみなさんで物色です。

 

みなさんで分配させていただきました。

Uさん、いつもありがとうございます。



アレ?日曜はお仕事になったはずのくりぼうさん。



やっぱり我慢できませんでしたと、午前中のみご参加いただきました。

その情熱に感謝です(笑)。

*****************



この三枚の写真はTTCスタッフのカメラで撮影いただいたものです。



自画撮りはできないので助かります。



食い入るように見ていただいて、ありがとうございました。

*****************



新しいカメラで撮影中のきょ→じさんを撮影です。



本日は一般の方3名を含む、14名様にご参加いただきました。



いつも講師の与太話をご拝聴いただきまして、感謝の念にたえません。



釣果の差を自慢されていた雑木姫さん、これではご自身が2尾で相方が3尾ですね(爆)。



今回は事前にお題を頂戴していました、

「逆さ毛バリの巻き方」
「エルクヘアカディスの巻き方」(含むボディハックルの強度を出す方法)
「大きいハリに小さく巻く方法」

を重点に、初めてご参加いただいた方もいらっしゃいましたので、ハリ学大全から毛バリ巻きの基礎知識のお話しもさせていただきました。



K隊長と黒部釣行のご相談をされていた川越のMKさん。

妄想フィッシング真っ盛りですね(笑)。



おっ、妙齢の女性が何を・・・・・



この後スぺアリブに「犬の如く」噛みついていたことは内緒にしておきます(大笑)。



富士宮からご参加のWさん。



TTさんも。



そしてK隊長も。



途中、東北赴任中の人間岩魚のいさおさんより「今日は研究会ですね〜、うらやましいな〜」のメールをいただいたり(笑)。

ボルダリングとテンカラを趣味とし、岩と岩魚のブログをお書きになっている福生のYさんなどは、両方同時に楽しめる場所など他にはありません!とお喜びの声をお聞かせいただいたり。

本日も毛バリ巻きだけでなく、みなさまとの談笑から沢情報の交換まで、楽しいひと時を過ごすことができました。

ご参加いただきましたみなさま、今回もありがとうございました。

またお会いできる日を楽しみにしています。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

*****************

追伸です
Uさん、横浜のNさん、明日はプライベートの沢釣行ですが、よろしくお願いいたします。
私はあの美人沢の気をたっぷりいただき、リフレッシュさせていただきたいと思います。

*****************

にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村

***それにしても小柄24の強さは凄かったなぁ(笑)***

土曜日とはいえ 

週末。

通常は土日休みの週休二日制で勤務しているので、一日は家や家族のことに時間を費やし、もう一日が釣りに充てることができればオンの字なのだが、なかなかそのようにいかないのが実情である。

本日は土曜日なのだが、今日も6時には起床し、押せ押せになっている家のことを早朝から片付けていた。
そういえば朝寝坊という言葉すら忘れてしまうくらい、朝はゆっくりと寝ていた記憶がない。
毎朝毎朝眠いのだがムリに起きているため、決まって午後2時くらいに睡魔が訪れる。休日も同じなのだが、あまりにもやることが多過ぎて午睡する時間もない。
今日も頑張って家のことを色々と片付け、その後はようやっと自室の片付けをする時間ができた。

片付けを始めると、ブログの更新頻度から、かなりヘタレているかとご察しいただいた秋山郷のUさんより、「月曜にどこかに入渓するならご一緒しませんか」とメールをいただく。
月曜日は、先日いさおさんと入ってクマに出会った「プーさんの渓」に入ろうかと思っていた。
ただ、ここのところの「多忙ゆえの不安定な精神状態」で、単独入渓するのもどうだろうかと考えていたところだったので、このお誘いはありがたいとばかり即返させていただいた。
こういった時に気を遣っていただける仲間がいるということ。実にありがたい話しである。

Uさんのメールにお返事をした後、再び片付けを始めた。
テンカラと山道具が増殖中で、シッチャカメッチャカになった自室の片付けが一向に進まない。
途中片付けに使う釣り用のバッカンを、徒歩でJSY狭山ヶ丘店に購入にいったのだが、ちょうどいらしたO澤店長に「片付けですか」と読まれてしまった(笑)。
「その通り。自宅の釣り具の在庫を整理しないと、無いと思って何度も同じものをココに買いにくるハメになるから」と悪態をつき、「テンカラのどこがシンプルなんじゃい」と毒づいてから帰宅した。

その後は納品毛バリの製作に突入する。
多忙とメンタルストレスのため、昨日まで毛バリを巻き始めても気分が乗らなくて、納める毛バリを巻く気にはなれなかった。
自室も片付きどうにか気分も落ち着いたので30本を一気に巻いた。
背中が軋んできたので終了。明日の納品はこのくらいで勘弁してもらおうと思う。



夕方にはチビどものリクエストがあったのでカレーを作る。
チビ1号は4杯。チビ2号は3杯おかわりして食べてくれた。二人してぽっこりと出たお腹を見せにくる。
こういったポジティブフィードバックがあるので、時間のある時にはなるべく子供たちに自分の料理を食べさせてやりたくなる。
こういうことを常日頃からしているので、どうしても多忙になってしまうのだ。

伸び放題になっていた、猫の額の庭の庭木の剪定も済ませ、ようやっとPCの前にゆっくりと座ることができた。
今日は多少なりとも自分の時間ができたので、いくらか精神状態も落ち着きを取り戻したようだ。

明日は毛バリ研究会の開催日。

全くの初心者の方もご参加予定で、他にも「逆さ毛バリの巻き方」と「カディスの巻き方」のリクエストをお受けしている。
特にカディスの巻き方は、私流の耐久性のあるボディの巻き方をお話ししようと思っている。

これからその準備をしたいと思う。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村


ウルトラストレス蓄積中

先日の取材は無事終了し、片付けも終了したのもつかの間、昨日は我が家のチビ1号のプール前の健康診断やら何やらで、私が買い物と食事の支度をし、夕飯を食べて家事諸々終了したのが、いつもより2時間遅れになった。

疲労の残る身体でバタバタと動いていたため昨夜は落ち着く暇もなく、そこへきてテンカラ関係の原稿依頼の電話を受け、遅くまで頭をひねっていた。
精神が高ぶりあまり眠れないところにきて、今日は今日とて生業先に出かけたのだが、PCを開けると自分だけが頑張ればどうにかなるという問題ではない、理不尽な仕事のメールを矢継ぎ早に受け、じわじわとイライラが頭をもたげてきた。

生業以外でも色々面倒なことも発生し、携帯メールの着信音が鳴ると、今度は何が起こったのかとゾッとする。
とにかく考えなければいけないことが押せ押せで山積みになってきていて、自分でも何をやっているのかよくわからない状態になってしまった。

大体忙しいことというのは重なるもので、テンカラに生業に家庭のことでのプレッシャーがかなりかかり、かなり精神的に追い込まれてきた。

「子供がいなければ、自分だけの生活なら、全てブン投げてどこかの山奥にでも引きこもってやる」などと思ったりと、正直かなり危険な心境になってしまった。

軽度のストレスなら、帰宅後にチビ1号2号と遊んでいると「こいつらのために明日もがんばるか」と、それなりに元気が出てくるのだが、私が重症の場合、そんなチビたちにも八つ当たりしかねないので、本日の帰宅後は即座にシャワーを浴びて、二階の自室に引きこもることにした。

ここのところの釣りは体力勝負のことが多く、その後にくる食欲に任せて食べまくっていたら体重が3キロほど増加し、自分が悪いのだがその体重増加にイライラもしていたので、今日は夕飯を極少量で済ませようと、少量の食糧も抱えて二階に上がった。



自室のタイイングデスクを前に、椅子に腰を下ろし一息ついたのだが、考えたくないことが頭の中で目まぐるしく回り、落ち着きを取り戻すことができない。
こういった時の自分なりの特効薬が毛バリ巻きなのだが、それに手を出す心境にもなれなかった。

「酒なら飲めるだろ」

と、ショットグラスに好きなバーボンを注ぎ一気にあおる。冷たい水をチェイサーにして胃の腑まで流し込むと、ようやっとため息をつくことができた。

3杯飲んだら気持ちが少し上向いて、毛バリを巻く気になった。

一般論ではなく個人的な話だが、ここのところの釣行で、しばらく魚の反応がない状態が続き、変えた途端に釣れるという毛バリがこの毛バリである。しかも数回の釣行全てである。
たまたまといえばたまたまかも知れないが、私的には「お助け毛バリ」というような位置になってきているような気がしているために、メンタルストレスもこの毛バリに助けてもらえないだろうかと、今夜はこの毛バリを巻くことにした。



というわけで、この毛バリと好きなバーボンにいくらか助けられたような気もするが、根本的に解決しているわけでもなく、年齢と共に重くなる人生の重責を感じながら、早いところプライベートでひっそりとした渓に入り、大自然の気に癒してもらいたいと思う今日この頃である。
 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 早く定年になりたい 吉田孝

*****************

今週末(26日)は毛バリ研究会です。お題もいくつか頂戴しています。
愚痴ってばかりの講師ではなく、当日は頭を切り替えて頑張りますので、よろしくお願いいたします。


にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村

取材の翌日にやることは

単日の取材の時にはそうでもないのですが、一泊、しかも野外泊となると、その機材の多さと帰宅後の片付けを考えたら、翌日はお疲れ休みを入れないと疲労が残ってしまうので、本日の生業はお休みにしました。 

昨夜の帰宅後はいつもの残業を開始です。

●ゲーター、シューズ、ランディングネット等、放置したら匂いの出そうなものは薄いブリーチに浸けてから洗いベランダへ
●洗濯は二回やってこちらもベランダへ
●翌朝車に日が射す頃の車内温度の上昇を狙い、寝袋二枚は車のシートに広げておく
●水滴の付いた竿はバラして乾燥させる



外系の汚れ物の処置をここまでやって、浴槽にお湯を張りながら自分がシャワーを浴び、一度自分本体の汚れを落とします(笑)。

●ここからは鍋だの釜だのクーラーボックスだのストーブだの、残った食材の処理や、食事系機材の掃除(白ガスのツーバーナーまで持って行った)を眠い目をこすりながら開始し、洗ったモノは廊下に並べて乾燥待ち



一応ひと段落したのが帰宅してから2時間後。
その後簡単にブログアップしてから今度は本格的に入浴し(浴槽で落ちそうになるw)、床に就いたのが午後11時でした。

そして今朝。

いつも通り午前6時に起床してから、片付けの続きを。



●乾燥したものをいつもの状態に収納する
●林道ランと降ったり止んだりの雨で汚れた車の洗車もして
●そうこうしているうちに乾いた洗濯物を畳んで片付ける



ここまでやって、やっと私の今回の取材は終了したということになります。

午前9時。シャワーを浴びてコーヒーを飲みひと休み。

子供達を送り出した嫁が買い物に行くというので、10時の開店に間に合うように車で連れて行き、一度自宅に戻って車を置いた私は、貴重な時間を所用に充てるため(やらねばならぬことはやれる時にとっととやっておかないと釣りに行く時間が取れなくなります)、電車にて都内へ向けて出発しました。

時間的に空いた電車の中では、睡眠不足を補うかのようにウツラウツラして都心まで出て、実家に顔を出したり買い物をしたりして、帰りの電車でもウツラウツラして、午後3時には自宅に戻りました。

我ながら思うのですがよく動きます(笑)。
今朝の起き抜けには、久しぶりに感じた全身筋肉痛があったのですが、動いて歩いているうちに蓄積されていた乳酸が流れたのか、夕方にはずいぶんと楽になりました。

本日の買い物は、取材に訪れた地の地形図を。



取材時は取材スタッフが場所の確認をしてくれているので心配はないのですが、単独で訪れるようなことがあるかも知れないのと、やはり自分の行った場所は一度地形図で確認したいので購入してきた次第です。

明日は現実世界に引き戻される「生業」の日。
生業があるから生きていくことができるわけで、感謝しないといけないのですが、どんなに疲れても楽しいと思うテンカラとは違い、やはり行きたくないと思うのが正直なところです(笑)。

さて今週の日曜日(26日)第31回毛バリ研究会の開催日です。
ブログでは書けない取材の顛末記でもお話しいたしますかね(笑)。
今回も盛り上がりましょう!!


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


お疲れさまでした〜(クリックよろしくお願いします)
にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村


つり人社取材

いつもお世話になっているつり人社さん。

そちらのお仕事で、この二日間渓流にいました。 



出発前日は3時間睡眠、昨夜は屋外だったこともあり、同じくうつらうつらと3時間眠れたかどうか。

先ほど帰宅し、着衣の洗濯と持ち込んだ機材の掃除をザックリと済ませたら完全に電池が切れました。

取材はどうにか成立したのですが、「おつかれさまでした」のひとことが編集者よりかかるまでは、休みたいとも腹が減ったともいえず、魚が出るまで集中し続けなければならないことは、プライベートのテンカラでは考えられないことです(泣笑)。

しかしながら編集者やカメラマンはそれを生業としているわけで、こちらも遊びのスタンスで付き合うのではなく、趣味という垣根を越えて真剣勝負でやらないとならないわけです。

この二日間ご一緒させていただいた取材陣のみなさま、お疲れ様でした。

いつもながらになりますが、プライベートのテンカラ釣りでは味わうことのできない貴重な経験をありがとうございました。

今後も精進し、ひとりでも多くの方々にこの楽しいテンカラをご紹介したく頑張りたいと思う所存です。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 疲労困憊精神高揚 吉田孝



にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村

第41回テンカラ教室

初夏を思わせるような陽気になりました本日、TTCにおいて第41回目のテンカラ教室を開催いたしました。 


(本日納品の毛バリです)

みなさまのテンカラを作り上げていただきたいために、私流のテンカラを教えるのではなく、道具、釣り方、そして毛バリに至るまで、様々なやり方をご紹介するというスタンスで続けさせていただいているこのテンカラ教室ですが、本日は女性1名を含む6名様のご参加をいただきました。



いつも通りの二時間弱の座学に始まり、キャスティングクリニックから実釣へとご説明させていただきました。



1から10までお話しするには、とても一日二日ではお話しし切れるものでもありません。
というわけで、先ずは導入ということで、テンカラの基本(何ゆえに毛バリで魚が釣れるのか)に重点をおいてお話しさせていただきました。



むろん個々の突っ込んだご質問には、それぞれお答えさせていただいておりますが、先ずはテンカラとはどのようなものなのかということを体感していただき、後はご自身の力で少しずつ前進していっていただきたいと思っています。



そのようにしているうちに出てきた疑問点などに関しましては、いつでもご質問を承りますので、またの機会がございましたら、ぜひともご参加いただきたいと思います。



先ずは知識を得て⇒自分でやってみて⇒そこに起きた疑問を話し⇒わかる人に答えてもらう⇒その知識を得て⇒自分でやってみて・・・・・この繰り返しです。



テンカラの上達のコツなど、これということはないと私は思っています。
要するに自分で行う「試行錯誤」以外ありません。



知識は得るだけでなく、必ず自分でやってみる。やってみた上での疑問なら、答えを聞いた時にご理解いただくことはそれほど難しいことではありません。
ただ、いくら知識を得ても、自分でトライしてみないことにはそれを理解することはなかなかできないと思います。



本日ご参加いただいたみなさまにも、先ずは今日得た知識をご自身でやってみていただき、解らないところが出てきましたら、再度ご質問をいただければよろしいかと思います。



というわけで、本日も教室は無事終了いたしましたが、講師の私は明日取材を控えているために、お昼過ぎに失礼させていただきました。

ご参加いただいた6名のみなさま。本日はありがとうございました。

ぜひとも今期は自然渓流での一尾に出会えますよう、楽しくテンカラをお続けいただきたいと思います。

*****************

本日はランチを召し上がりにご家族でご来場になられた、万年新人のSさんと少々お話しさせていただきました。
7月からのカレーの国への出張だそうですが、当地は禁漁の時期ということ、お気持ちご察し申し上げます。
挙句の果ての帰国時には、我が国日本も禁漁になっているというオチまでありがとうございました(笑)。
取材を控えた私の張りつめたメンタル面も、そのお話しで少しは肩の力を抜かせていただきましたので、御礼を申し上げたいと思います(感謝)。

早々に失礼させていただいた私ですが、帰途、KJSのMZH店に寄り、明日の取材で使用するものを購入し、MTK-Hさんともお話しをしてきました。
ご一緒しようと思っている6月のOKOKFISHINGのことをお話しさせていただきました。
歩くのはそれなりに大変なのですが、今から楽しみにしているところです。

*****************

帰宅してからは、明日の取材のために車載する荷物をパズルのようにああだこうだとやりくりし、取りあえずひと段落したところです。



ひと段落したのはよいのですが、天気予報があまりよろしくないため取材先が二転三転し、未だに確定していないというこれまたウケるオチのまま、本日のブログを終了とさせていただきたいと思います。



どうでもいいけどどこいくんだろ?

また苦戦しそうだなぁ(泣笑)。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
にほんブログ村