昨日作ってみたYOSHIDAKEBARI ORANGE & GREENですが、色だけを重視して作ったため、自分的にはイマイチな感じでしたので少々アレンジしてみました。
(オリジナル・浮かれタイプ)
これはこの毛バリに限ったことではなく、自分で毛バリのデザインを考え、「これだ!」と思う形にたどり着くまでいつもやっていることです。
今回のアレンジは、単なる壇蜜巻き(段巻き)のボディにくびれた部分を作り(壇蜜とかくびれとかなんだか別方向にいっているような気もしますが)、より水生昆虫のシルエットに近づけ、昨日購入してきた「金糸」でリブを作ってみました。
(カワイイフィニッシャーと)
冬季、低水温の時でも魚は「瀬」にいる奴もいるということは、長年の冬場のカンツリ通いでずいぶんと理解させてもらいました。
そいつらが表面(表層)まで出てこないというところで、寒い時期には瀬で釣れないと思われることも多いのですが、しっかり底を取るような釣りをすれば、そのような魚も釣れる場合があります。
そこでもうひとつ毛バリにアレンジを加えたのですが、サイズの割には重めのハリを使い、いつものBH(ウエイトとリアクションのために)だけでなく、今回はハリ軸にレッドワイヤーを巻き、ウエイトとシルエットと効かせるようにしてみました。
あっ、ここまでのことはあくまで私的に考えてやっていることなので、こうしたから絶対に釣れるということを保証しますということではありません(笑)。
(実戦的アレンジです)
ボディに使っている絹糸は、水の中に入ると色が濃くなり、絹糸の色によって若干下地の色が浮いてくることもあります。
今回はより濃い色を出そうと思い、下地になるスレッドを黒にしてみました。
で、完成品はこちら。
(YOSHIDAKEBARI ORANGE & GREEN改)
ヘッドの部分は黒にして頭胸部は芯黒のハックルとグリーンの絹糸で濃い色にしました。
シルエットも効いています。金糸でリブを作り、より昆虫らしくなったと思います。
仕様ですが、
ハリ:土肥富製カン付セイゴ5号
ハックル:コックネックバジャー(芯黒)
ボデイ:絹手縫い糸(オレンジ・緑)
リブ:金糸
スレッド:ユニスレッド6/0(黒)
で作りました。
私の場合は新しい毛バリを作る時、先ず思いついたら手を動かし、なんでもいいので巻いてみて、それから少しずつ改良を加え、使っては改良使っては改良をして定番毛バリに昇格させています。
作っては試す時、今回はハリが重過ぎとか今回は細すぎとか、ハックルの固さがどうのこうのとか考え、また作っては試す。
完成と思うまでのこの間。この時が本当に面白く、私の場合はこのためにテンカラをやっているのでは?と思うほど熱が入ってしまいます。
毎晩書くようですが解禁まであと一歩。
毛バリを巻きつつひとり自室で盛り上がる。例年のことです(笑)。
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 弥生来て気温は上がり花粉飛ぶ 吉田孝
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