「釣れなくて 夜泣き峠で 男泣き」
↑↑↑ウソで〜す(笑)↑↑↑
天候も無事持って、9月29日に今期最終釣行を無事に迎えることができました。
最終釣行なら遠征にとお誘いいただいた松本在住の源流師、松本のK隊長と長野県の乗鞍方面の河川に行ってきました。
午前2時。現地近くの車止めに着。
最終の週末でもあるため、先行者に入られないためにも早めに来て、夜の明けるのを仮眠しながら待ちましょうとの提案でした。
車中で寝袋を身体にかけて寝ていたのですが、さすがに夜明け前は冷え込みました。
まぁ標高1500メートルの場所なので、涼しく(寒く)て当たり前なのですが。
(山には雪が残っています)
朝日の当たる乗鞍岳を見て、林道を歩き出します。
「けっこう歩くよ」とおどかされていたのですが、いつもは車の止めづらい奥多摩で、駐車スペースからの歩く距離も長く、日帰りとはいえ標高差のある歩きに慣れているせいか、開けてなだらかな地形は楽に歩くことができました。
そのような感じで気持ち良く林道を歩き、入渓点に到着です。
今回は「遠路お越しいただいたので、吉田さんに釣っていただかないと困ります」と、癒し系源流師の松本のK隊長よりお言葉を頂戴しました。
ありがたくお受けして、釣りを開始です。
(とりあえず釣れました)
ほどなく一尾釣れたので、私にとっては初めての場所ということもあり、お魚さんには失礼ながら、「オエオエ棒」、じゃなかった「ストマックポンプ」をかけさせてもらいまして、この川で、彼ら(彼女ら)は何を捕食しているのかを拝見させていただきました。
川虫がほんの少し。抜け殻も。カゲロウもちょっと。
お腹も痩せているので餌料は多くないようです。
気温は13度、そして水温は9度。それとこの捕食物を見て、もしかすると毛バリはヤバいか?という思いが脳裏によぎります。
水温が低い、標高が高く水がキレイでエサが少ない。こういう場合毛バリが定まりません。
エサが少ないのですが、相手がイワナなので、ある程度毛バリを選り好みしないで食ってくれると想像し、質より量の毛バリ(デカい)で釣っていきます(反応を見たいこともあり)。
案の状次が続きません(焦)。K隊長もは毛バリには全く反応がないとのこと。
そんな感じで二時間が経過してしまったので、このような場合の特効薬の藪王命名、
「YOSHIDA'S CAFE」
をOPENし、行き詰まったメンタル面に一息入れてリセットとなりました。
本日はペーパードリップのコーヒーをいただきました。
私もK隊長も喫煙しないため、渓で飲むコーヒーには至福を感じますね〜。
高い標高キレイな空気、実においしいコーヒーでした。
リセットしたところでK隊長が餌で(元々はエサ師です)魚がいるかいないか反応をみてみるといい、エサ釣りの仕掛けで流してみました。
しかし反応はゼロ。走る魚もいないので、場所をあきらめ大きく移動しました。
ちょうどお昼近い時間でもありましたが、とりあえず移動した場所でキャストをすると魚が出ました。
付近では反応も多くなり「釣れない(反応がない)のは場所が原因」ということが判明しました。
釣れなかった原因がわかったので、ここからはジックリ攻めようと、先ずはランチタイムに突入しました。
(お約束のブナ虫プカプカ・黒)
(小さいけれど尾鰭が大きい)
ランチの後はやはり魚の反応もよくなり、K隊長も毛バリで魚を掛けました。
私も少々追加して、午後2時には退渓点へ。
(時にはこんな場所も・大ガレ)
その後は林道をてくてくと歩き、車止めまで1時間半かけて戻りました。
(涼しくて汗をかきません・嬉)
途中には秋の気配が。
いや〜しかし、ガイドに徹していただいたK隊長のおかげで、今期も無事終了することができました。
松本のK隊長。本日は本当にありがとうございました。
普段見ることの少ない白樺の林を汗をかかずに歩き、開けた源流域でテンカラをする。
いつもの奥多摩のシットリとした箱庭の渓も大好きですが、たまには凛とした空気で清々しさを味わうのもよいものでした。
(ご協力感謝いたします)
来期も間違いなくお邪魔すると思います。
吉田毛鉤会のメンバーの方々なら、快くご案内いたしますとのありがたいお言葉も頂戴いたしました。梅雨明けあたりが最高だそうですので、毛鉤会キャンプ釣行なども企画したいと思います。
たまには遠征もいいものですので、有志を募って行きましょう。
2012年一般河川釣行無事終了!!
みなさまのご協力により、本当にイイ終わり方で迎えることができました!!
そして10月1日からはカンツリテンカラのシーズン開幕です!!
テンカラファンのみなさん、オフも楽しくテンカラを続けましょう!!
吉田毛鉤 吉田毛鉤会 テンカラインストラクター 吉田孝