我が家の周りでは、今日は朝から台風並みの強風が吹いています。
今年の春は気温もあまり上がらず、庭の梅の花もやっと咲いた感じでした。
家の庭には小さな梅の木が二本あるのですが、そのうちの一本に昨年は不思議な現象が起こりました。
地震の影響か放射能の影響か、昨年春に一切新芽を出さず、夏が過ぎた頃に枯れてしまったのかと思い、切ってしまおうと木をよくみると、小さな芽が出ていました。
それから秋口まで枝を伸ばし、当然この春はつぼみのひとつもつけませんでしたが、とりあえず生きていた感じです。
木も生き物ですが、自分で動けません。
ゆえに何かを感じて、事態が落ち着くまで(現実には落ち着いてはいませんが)ジッと動かずにいたのでしょうね。
強風で梅の花びらの散るのを見て、外に出かける気にもならず、自室にて引きこもり毛バリを巻いていました。
明日TTCに納品する毛バリも巻き終わりました。
今回の納品は三種類X2色X5本の30本。
「逆さ毛バリ」と「沈み花笠」に、久しく目玉の材料が手にいれにくかったために作っていなかった「目玉カゲロウ」です。
この毛バリの作り方は、昨年の別冊渓流2011春号にてご紹介いたしましたので、興味のある方はバックナンバー等で手に入れて参考にしていただきたいと思います。
今回納品の分は、桑原#3ストレートアイのハリを使用しました。
濃淡二色での納品になります。
この毛バリが吉田百毛鉤の25本目になりました。
四分の一が過ぎたところで、自分自身も何を作ったのかわからなくなり、混乱してきましたので、一から順に写真を掲載しておくことにします。
以下の毛バリにご質問のある方は、何でもお答えしますので、直接(メールやコメントだと説明が大変なので)本人に聞いていただきたいと思います(笑)。
では1〜25までのご紹介です。
(その1・ブナ胴白蓑毛)
(その2・蜂胴黒蓑毛)
(その3・蓑毛胴チラカゲロウ)
(その4・蓑毛胴黒毛バリ)
(その5・蓑毛胴プリモス)
(その6・朱胴逆海津)
(その7・朱胴沈海津)
(その8・トビケラ逆海津)
(その9・孔雀胴沈み花笠海津バリ)
(その10・海津カディスピューパ)
(その11・何を今さらエルクヘアカディス)
(その12・ナチュラルディアヘアカディス)
(その13・フラッタリングカディス)
(その14・黒カディス)
(その15・エレファントノーズカディス・ミッジ)
(その16・沈み玉カゲロウ)
(その17・BHウーリーバガー)
(その18・タングステンBH沈み花笠)
(その19・BH沈み花笠成魚放流用)
(その20・タングステンBH岩魚用)
(その21・UVオレンジヘッド逆さ毛バリベージュ胴)
(その22・UVオレンジヘッド逆さ毛バリ黒胴)
(その23・UVオレンジヘッド沈み花笠ベージュ胴)
(その24・UVオレンジヘッド沈み花笠黒胴)
(その25・目玉カゲロウ)
吉田毛鉤 強風に舞い散る白い梅の花 吉田孝