吉田流テンカラの原点

昨日のブログにいわゆるフライフィッシングでいうところの「ニンフ」の毛バリのひとつである、カディスピューパの毛バリの作り方を掲載いたしました。
作り方についてというよりは、このような毛バリを使用してテンカラを行っていることに対し、コメントをいただきました。

今年も後一ヶ月、今年は自分のテンカラライフが、まさに激動の一年であったということもあり、いただいたコメントをきっかけに、あらためて自分のテンカラスタイルについて書いてみようと思います。
 
以下が昨日いただいたコメントです。コメントありがとうございました。

昔、昔、紅顔いまだ抜けやらず、という青年テンカラ師がおりました。いわく「季節や時間を問わず、とにかく何が何でもシーズンを通してテンカラ一本で楽しみたい、テンカラ以外では釣りたくない」そんな一心で、見よう見まねでミッジを巻いたり、パラシュートタイプを巻いたりして使い始めました。当時のテンカラの常識では、毛鉤は藤の咲く頃から、あるいは、6度C以下の水温では魚が毛鉤を追わない。だからそれまではエサ釣りで。
ようするに、青年汗汗の苦心作は、当時のテンカラ界からすれば、とんでも毛鉤であって、しかも低水温の解禁時からテンカラ竿を振っていたりすると、馬鹿呼ばわりされたり、歌舞伎者呼ばわりされたり、と異端扱い。何しろ派手なフライの毛鉤では、日本の渓魚は釣れない、などという誤った概念が、ハウツー本や雑誌に堂々と書かれたりしていた時代ですから、青年への評価は推して知るべしでありましょう。
それがいまや最先端の吉田毛鉤会。ミッジも、ビーズヘッドも、さらにはウーリータイプさえも、テンカラらしい毛鉤に仕立て直されて、無くてはならないウエポンに。
紅顔いまだ抜け切らずの青年も、今や渋面のジイさんに。しみじみ思うに、してやったりの毛鉤を駆使してくれる吉田毛鉤会の代表と、会員諸氏。で、そんな日々の研鑽を見るにつけ「嬉しいなー」と。

30年近く前、元々釣りは好きだった自分が、友人がやっていたフライフィッシングを齧り、実釣よりも毛バリ巻きが楽しくて、暫くの間毛バリばかり巻いていました。
自慢話ではないのですが、最初に巻いた一本目から綺麗に完成、二三日後には20番位のパラシュートの毛バリを、色々なパターンで普通に巻いていました。
その頃は釣りの技術も拙く、師もいなかったし、管理釣り場に通い込むお金もなかったので、自然渓流に行き、当然ながらボウズの連発でした。

そんな感じが続き、あまりにも釣れないのでいつしか渓流から遠ざかり(渓流での餌釣りは当時から自分の趣向に合わずにやりませんでした)、湖でのルアーのマス釣りからブラックバス釣りの世界にのめり込んでいきました。
その頃も、モノ作りの好きだった自分は自作のルアーを作ってみたり、道具の改造など楽しみながら色々な釣りをやっていたのですが、なぜだか時々思い出したように毛バリだけは巻いていた記憶があります。

時が過ぎ、年齢相応にお金も使えるようになって、なぜだか突然自分の巻いた毛バリをしっかりと使って釣りがしたいと思い立ち、30年前の道具はフライリール以外は処分してしまっていたので、釣具店に行きフライフィッシングの道具一式を購入してきました。
そこからは独学で、管理釣り場に通いキャスティングを身に付けるのも一苦労、雑誌や本を買いまくり、読んではキャスト、読んでは釣りの繰り返しをやっていました。

その後はそこそこ釣りになり始め、あちらこちらでフライフィッシングをやっていたのですが、ある日、山梨県の小菅村のとある管理釣り場に出かけていったのです。
ここまで読めばおわかりの通り、この時に出会ったのが、自分の40年に渡る全ての釣りの中で、唯一師と呼べる、昨日のコメントをいただいた「堀江渓愚」氏でした。

小さい頃から他人からの押し付けが大嫌いで、「こうあるべきだ」、「らしく」という言葉すら嫌いだった自分は、なんでも独学に走りがちだったのですが、この人に出会ってから「あっ、この人なら教わってみたい」と思ったのです。

それはなぜか。

「自分の流儀を押し付けない」「本に書いてあることは信じるな」「物事は疑ってかかれ」という、まさに自分自身の主義主張にピッタリの考えを持っている人だと思ったからでした。

自分がテンカラをやり、わからないことや疑問が発生し、それを聞くと的確な答えが返ってくる。まぁ百科事典のような感じといえばよいのでしょうか。
自分自信もその答えを鵜呑みにせず、再度検証してみる、そしてひとつづつ自分のモノになるような努力をする。
たとえ師とはいえ、他人の言は他人の言なのです。自分の言葉ではありません。
堀江師匠はそういうことがわかっているので、物事を押し付けないのです。
わからないことがあれば、名人の経験や能力でわかっていることを教えてくれる。
ただそれだけ。しかしその後は自分で何度も反芻する。なので自分で理解できるのです。

このようなスタンスに惹かれたのは、自分が誰かにモノを教える時に考えていることと同じだったこともあったからなのです。

そこにテンカラ名人がいて、その人のやり方を踏襲するなら、「師」について、何流何流と完全コピーをするのもひとつのやり方だと思います。

しかし自分の考えははそうではありません。
テンカラは百人百様なので、個々にやり方も目的も違うと思うのです。
テンカラをやっている一人一人が、自分のテンカラを作らないと、やっている本人は面白くないと思うのです。

コメントにもあるように、氏は「毛バリ」で、そして「テンカラ」で、一年中釣りたいからただそれをやっていただけです。ごくごく普通に考えてみれば当たり前の話なのです。
それを周囲の人間ががとやかくいっていただけのことです。

自分は、本にこれがいい出ていれば、とりあえずはやってみる。
ネットにこれがいいと出ていれば、とりあえずは買ってみる。
それが自分に会わないならば、とっとと見切りをつけて、自分の会う方向を探しにいく。
テンカラが職業なら、我慢も忍耐も技術の習得も、怒鳴られてでもやらなければいけないと思います。

しかし自分のテンカラはあくまで趣味です。ですからやりたいようにやっています。
ミッジもニンフもビーズヘッドもウーリーバガーも使います。

なぜか?

あくまで自分の場合ですが、状況の変化に合わせないと、ひとつの釣り方では魚が釣れないからなのです。

そのような形で、現在は自分自身も教室でテンカラを教える立場になってはいますが、自分も自分流を押し付けるのは嫌いです。ですから教室でも、「ご自身で起きた疑問を聞いてください」といい続けています。

それと共に、色々なやり方を解説できるよう、実釣から情報収集に細かい毛バリ巻きまで、自分自身も日夜研鑽を忘れないようにしているつもりです。

話がとりとめもなくなっていきそうなので、この辺で終わりにしたいと思いますが、

水面から底釣りまで、源流から海まで、ミッジからミノーまでと、決まった型を作らないのが「吉田流テンカラ」です。
「無節操テンカラ」といわれれば、それはそれで最高の誉め言葉として頂戴しておきます(笑)。
そんな自分の仲間達と、楽しく何でもやるのが「吉田毛鉤会」。
テンカラに懸ける情熱は誰にも負けないメンバー達と、素晴らしい集会場のTTC、そして「堀江渓愚」という師に恵まれた自分は、全てを誇りに思っている次第です。

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 日々是感謝 吉田孝
カディスピューパ(トビケラの蛹)

先日の勉強会で、情熱の藪沢師「人間岩魚のいさおさん」より、カディスピューパの毛バリの作り方のリクエストをいただきました。
その場で簡単にご説明させていただいたのですが、復習及びみなさんのご参考までに、吉田流カディスピューパの作り方を、保存版でブログアップいたしましょう。

(カディスピューパの毛バリ)

製作工程の写真を撮影し、PCにダウンロードしてから、ブログのメモリーにもう一度ダウンロード。
枚数が多いと大変、というより時間がかかります。
それでも作り方をご説明したいと思ったのは、

1)自分がフライフィッシングをやっていたころ、かなりな頻度で使用していた毛バリだった
2)突然いさおさんが「カディスピューパ」といい始めた(あの人を知る自分は、このひらめきを大事にしたい)
3)水中を釣るニンフィングは、自分の好きな釣りなので、現在自分のテンカラでも釣り方を確立中ということもあり、自分のよく使うBH(ビーズヘッド)の毛バリと同じ様な効果があると思われるから

ということで、実際に作ってみました。

ハリはTMCの206のような、カーブドシャンク(曲がっている軸)を用意します。
このような形のハリなら、自然にカディスの身体の形が作れます。
 (TMC206BL#14)

スレッドは通常通り一往復。
 (スレッドの太さはロクゼロ)

ブラス(真鍮)のワイヤーを固定します。
 (ワイヤーは太さ0.28)

適度な比重を持たせるために、リード(鉛)のワイヤーを巻きます。
 (リードワイヤーは0.15)

ワイヤーの上に一度スレッドをタスキがけにして、その後グルグル巻きにして固定します。
 (スレッドでリードワイヤーを固定)

カディスには、幼虫や蛹の頃、緑色をしたボディを持つものが多いので、近似色のボディ材をダビングします。
 (ボディ材の色はカディスグリーン)

ボディの後ろ半分にダビング材を巻きつけ、ブラスワイヤーでリビング(昆虫のお腹の縞々模様)をします。
 (ぽってりと太めに)

カディスの胴はちょっと太めの方がそれらしいので、しっかりとボディ材を巻きつけます。
 (ワイヤーでリブを)

ワイヤーは等間隔に4回位巻きつけます。
 (ボディーは真ん中より後ろのみ)

ここからが本題です。
 (繊維が揃うように)

頭胸部の上部に「ウイングケース」を取り付けるのですが、トビケラの蛹はカゲロウの幼虫ほどウイングケースがくっきりとしていないので、なんとなく頭胸部が太くなるようなデザインでかまわないと思います。
テンカラ毛バリとして作るには、リアルイミテーションではなくてもよいと思うので、まあイメージ的に膨らみを作る感じですかね。
 (色を変えて背中に取り付け)

色違い(ここではチョコレートブラウン)のダビング材を、繊維を束ねて取り付け、後ろの部分を残してカットしてしまいましょう。
 (カット後)

頭胸部に同じダビング材を巻きつけます。
こちらは生命感を出すために、ボサボサにするか、後で掻き出します。
 (ボサボサに取り付け)

何となく全体を整えたら、ウイングケースを作るため、先ほどの束ねた繊維を、アイの方(前)に向けて倒します。
 (前に向けウイングケースを)

スレッドで締めてから、ハーフヒッチして一度固定します。
 (まだまだこれから)

一見完成かとも思うのですが、これからが佳境です。
スレッドを一度切ったのは、ヘッドの色を変えるためです。

ここからはレッグの取り付けに入ります。
 (パートリッジ)

パートリッジのハックル材を一枚取り出します。
長さの調整は取り付けする時にできますので、どのようなサイズでも可。
 (先端を切り取ります)

分け目を付けてから先端部を切り取ります。
 (こんなV字型に)

このようにV字にしたものを、ハリ軸の下側に取り付けます。

(見ての通り)

スレッドを2回転位巻きつけたら、ハックル材のストーク(軸)をじんわり前方に引き、残されるレッグの長さを決めます。

(こちらも見ての通りです)

ストークを引き、長さが決まったらスレッドで固定します。
ストークをカットして、その後はスレッドでヘッドを形成します。
 (太めのシルエット)

後はヘッドセメントを滴下して終了。
右は全く同じ材料で作ったテンカラ毛バリです。

(それっぽい色ですね)

こちらの本は、フライマンのための水生昆虫入門といいます。
毛バリの本ではありませんが、毛バリのモデルになる昆虫が網羅されています。
 (会員は必携です)

自分の好みに合う、自分で気に入った毛バリを作るのは、他人のオリジナルを真似して作るだけではなく、本物からイメージやデザインを起こすのが一番面白いと思うのです。
そして作って使ってみる。よければよいし、ダメなら改造に。

そうして試行錯誤して作り上げられた毛バリこそが、本当に自分自身の毛バリとなるのだと思います。

みなさんのオリジナル毛バリ作成のためにも、フィールドに出なくても、そのモデルさん達に自分の部屋にいながらにして出会えるこの本は、自分にとってもなくてはならない本といえます。

特に吉田毛鉤会のメンバーのみなさまには、ぜひともお手元において、毛バリのデザインを決める補助にしていただきたいと思います。

吉田毛鉤 毛バリにパソコン カメラの接写 全てが原因 四十(五十)肩 吉田孝  


12月のテンカラ教室

昨日の勉強会もずいぶんと盛り上がりましたが、
12月のTTCに於ける、テンカラ教室の開催予定日のご案内です。

12月17日(土)テンカラ教室

12月25日(日)毛バリ巻き勉強会

となっております。

初心者に入門者。
テンカラ毛バリファンのみなさま。

技術の習得から情報交換まで、
みなさまのご要望に合わせてお話しをさせていただくよう、
日夜努力をしています。

興味のある方はぜひともご参加くださいね〜。
よろしくどうぞ。



本日は昨日の盛り上がりで、騒いだ後の虚脱感に。
子供ならたちまち復活ですが、オジサンはグッタリです。
からふる王妃に調達してきていただいた栄養剤を飲み、
早めに自室に引き上げることにいたしましょう。

今年もボチボチ後り一ヶ月。
タダでさえ忙しいのに、年末にかけては次から次へと用事が入りますなぁ〜。
しかし頑張らないといけません。

体力増強と体調復活に、〇ッポンでも食べようかなぁ・・・自宅でね(笑)

吉田毛鉤 過労でも 体重だけは 減りもせず 吉田孝
レポート「吉田毛鉤の毛バリ巻き勉強会」

<毛バリ巻き勉強会>
本日はTTCにて、第13回目となる「吉田毛鉤の毛バリ巻き勉強会」が開催されました。



本日ご参加いただいた方々は、以前から教室にご参加いただいたり、時々ご来場になられ、先日のテンカラファンの集いにもご参加いただいた、
源流一号さん
ベテランのTさんを始め、
吉田毛鉤会からは
八ヶ岳のSさん
秋山郷のUさん
人間岩魚のいさおさん
月刊「つり人」デビューを飾った品川のKさん
TTさん
万年新人のSさんと
ロールキャベツ持参でご参加いただいた、からふるご夫妻の計10名様での開始となりました。

 

メンバーはともかく、本日も簡単ではございましたが、ハリ学の基礎からマテリアル選びの基本的知識などお話しさせていただき、みなさんで楽しく毛バリ巻きを開始です。

 

「面倒くさがりなもので」と謙遜されていらしたベテランのTさん。
巻いては試釣、巻いては試釣を繰り返していらっしゃいましたが、どこが面倒くさがりなのでしょうか(笑)。
謙遜されていてもテンカラ病に侵されていることは、誰が見てもわかります。

TTさんは熱の入り過ぎで頭を抱えているのかと思ったら、眼鏡を直していただけでした(笑)。

 

皆さんと談笑しながらの毛バリ巻き。
自分も講師役を忘れて、いつもかなり楽しませていただいています。

 

無限に増殖する毛バリ巻きの道具とマテリアル。
こちらは、誰の道具でしょうか(笑)。

毎度毎度のこの勉強会ですが、ご参加いただいた方々とご一緒に、楽しく開催しています。
このTTCでの勉強会は、クラブハウス二階のフリースペース(通称座敷)で毛バリ巻きのお店を広げたまま、巻いた毛バリですぐさま釣りができるという、実に恵まれた環境で開催しています。
テンカラ毛バリ巻きの質問にはその場で答えも得られ、実験に検証をその場でできる勉強会。
ここまで恵まれた禁漁期のテンカラ環境は、日本で唯一なのはいうまでもありません。

次回の開催は12月25日(日)の開催となっております。

<<スペシャルランチタイム>>
本日の勉強会には、とんでもないランチタイムとなりました。
通常とは違う「スペシャルランチメニュー」です。

先日品川のKさんのご好意で、TTCに持参していただいた数キロの「本ズワイ蟹」。
これをふんだんにトッピングした「ピザ」。
チーズが少ないんじゃねぇの?と声が出るほどのカニの量です。



それと本日はからふる王妃がロールキャベツを作り、これまたご持参いただき、こちらもみなさまに振舞われました。

 

キッチンメイフライからは、具だくさんのミネストローネスープに、「これだけでランチは充分だろ」というほどの、「シーフードパスタ」と「きのこのパスタ」もでてきました。

 (配膳中のK隊長)

大好きな毛バリを思う存分巻いて、そこから川に釣りに行く。
同じ場所に戻ると、こんなに素敵で美味しいランチが。
お腹いっぱいです。ご参加いただいたテンカラ師のみなさまの、心身ともに満たされた至福の時。
こんな釣り場は日本はおろか、世界広しといえどもココだけだと断言しましょう(笑)。
本日ご参加いただけなかった方。こんな時もあるのですよ。
ですからなるべくスケジュ−ル調整して、顔を出しましょうね〜(笑)。

いずれにしても実に素晴らしい料理をありがとうございました。
K隊長にからふる王妃、そしてご協力いただいた堀江支配人とキッチンメイフライのスタッフの方々。
重ねて御礼申し上げます。
万年新人のSさんも、お茶菓子のご持参ありがとうございました。

<<<TTCテンカラ研究所>>>
ここTTCは管理釣り場としては日本一テンカラ師の集まる釣り場だと思います。
禁漁期もテンカラができる、そして何より多くのテンカラ師の方々と交流ができる。
情報交換に質疑応答。そして実釣。大御所の堀江御大もいらっしゃいます。
みなさんの経験と情報を集め、試行錯誤に実験のできる、まさに
「テンカラ研究所」というのにふさわしい場所になりつつあります。

 

本日の研究内容のひとつに、「テンカラにおけるミッジングのシステムについて」というものがありました。
細ハリスでアワセ切れを防ぐために、タックルシステムはどうすればよいか?
この辺の課題を検証すべく、自分のハエ竿にナイロン4号で全長6メートルのシステムを振っていただきました。
「ナイロン4号で6メートル?」目からウロコでしょう(笑)。
実際に振っていただいておわかりのように、どなたにも簡単に振ることができるのです。
くわしく知りたい方はぜひともミッジングの楽しめるこの季節(ここ重要)、TTCにご来場いただければご説明差し上げたいと思います(自分のいる時ですけど)。

<<<<変態達の談笑会>>>>
午後の釣り、その後のみなさまの課題も終わった後は、実はこれが一番楽しいんじゃねぇの?と思われる、テンカラ仲間との楽しい談笑会が始まりました。

お持ちよりいただいたお茶菓子をいただきながら、本日の反省から質疑応答、雑誌編集のお話からテンカラ師の裏ネタまで、爆笑談笑会へと突入です。

色々な地方に出かけているみなさまとの、釣り場の情報交換もできます。
実際の渓流では中々出会うことの少ないテンカラ師同士、たとえ会っても立ち話程度しかできません。しかにこのような場所があれば、みなさんで楽しく情報交換ができます。
こういった場所があることを感謝しつつ、本日のレポート(笑)を終わらせていただきたいと思います。

ご参加いただいた全ての方々に、TTC関係者及びスタッフのみなさま。
美味しくて楽しい機会をありがとうございました。
またみなさんとお会いできる日を楽しみにしています。

どうもお疲れさまでした〜。

吉田毛鉤 TTCテンカラインストラクター 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 吉田孝




 
第13回毛バリ巻き勉強会

明日27日(日)はTTCで開催される「吉田毛鉤の毛バリ巻き勉強会」の開催日です。
他人事のようですが、13回ということはもう一年を越えたのですね。

この勉強会を始めたいきさつは、それより以前に始めていたテンカラ教室での毛バリ巻きの時間では、毛バリマニアのこの自分の解説意欲というか説明欲というか、毛バリ巻きに関して何かを伝えたいという気持ちがとてもとても満たされるハズもなく、自分のたっての希望で毛バリ巻きを独立した教室として始めさせていただくこととなったからなのです。

「テンカラに関してやりたいことは何でもやる」という自分は、無節操テンカラ師です。
「テンカラらしいとかそうでないとかは誰が決めるものでもない」というのが持論です。
日本の国の法律で、「ここからがテンカラだ」と決められているなら、自分はテンカラ師でなくったってかまわないです(笑)。
テンカラという言葉の線引きができていないのだから、ルールを作るのは自分自身です。
競技会でもあれば、そこにはルールが存在します。
しかしテンカラにはそんなものはありませんし、自分は他人と競うのは好きではないので、自分の縛りで楽しめばよいと思うのです。

唯一考えないといけないと思うのは、魚族の保存と自然環境の維持です。
この素晴らしい渓流という環境は、絶対に後世に伝えたい。
発眼卵放流や成魚放流に関しては、色々なご意見があると思いますが、やはり整った自然環境で、自然に魚が再生されればそれに越したことはありません。
他人に押し付けはできませんが、少なくとも自分自身はバーブレスフックでキャッチアンドリリースを続け、毛バリ釣りを楽しませてくれる魚の数が、少しでも減らないようにしているつもりです。

一番腹立たしいのが、「何十尾も釣れたから、魚の数を考えて何尾放した」とか「何尾だけ持ち帰った」とか、「環境が整えば魚は増える」「増えないのは環境のせいだ」といい、いかにも環境の理由にして魚を持ち帰る奴です。
持ち帰るなら堂々と、「オレハオレノコトダケカンガエテ、イッパイサカナヲモチカエルノダ」と言えばいいのです。
「家族に食べさせるのだ」とか「源流に行き食い物がないので、食いたいから釣るのだ、釣って食うのだ」と潔くいえばいいのです。
そしてその責任を自分でとればいいのです。

「自分を正当化するために、理由をすり替えるなアホが」といいたいですね。

都市近郊の渓流に行くと、ウスラバカがどうみてもリリースサイズと思われる小さい魚を魚篭に一杯入れていたという話をよく聞くことがあります。
それを見てうんざりして帰ってきたという話も。

そんなことを考えていると熱くなってしまうので、このへんでやめておきますが、食べる魚はそのために放流している管理釣り場ででもキープしていただき、自然渓流では、少しでも多くの人達が釣りを楽しめるために、釣りに行くみなさんは考えていただきたいと思います。

今年行った石徹白の峠川。
ここのキャッチアンドリリースの区間の魚影の濃さには驚きました。一般河川であの魚の濃さは、なかなかないのではないでしょうか。
大勢の人が入っても、平気で毛バリに魚が出てきます。
都市近郊、自分たちのよく行く奥多摩エリアでも、こんな川ができることを自分は切望いたします。

話を元に戻しますが、13回の勉強会の間に色々な方とお会いしました。
この勉強会へのご参加を機に、吉田毛鉤会へ入会された方も多々いらっしゃいます。 

この楽しいテンカラを、少しでも多くの方々にご紹介したく、自分自身はボランティアでやらせていただいているのですが、テンカラ教室と毛バリ巻き勉強会、今後ともがんばって続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

吉田毛鉤 奥多摩にキャッチアンドリリース区間を作る会会長(←今作った) 吉田孝
テンカラ毛バリ職人の意地と矜持

こんなこといいな〜♪ できたらいいな〜♪
 

あんな夢こんな夢いっぱいあるけど〜♪


みんなみんなみ〜んな♪ かなえ〜てく〜れる♪


不思議な指先かなえ〜てく〜れ〜る〜♪


毛バリを自由に巻きたいな〜♪

ということで32番の逆さ毛バリです(笑)。
なんで逆さ毛バリかというば、自分はテンカラ師です。節操はありませんが。
この毛バリだから釣れるとか、これじゃないとダメとかいう話ではなくて、
毛バリ職人の意地と矜持なのです。

水生昆虫ではなく、プランクトンじゃないの?
まぁそれはともかくよくご覧下さい。

吉田毛鉤製につきUVヘッドです・・・そして・・・
バーブレス加工。「加工」です「加工」。


こんなサイズをこのように持ち。


ハリ先を爪か皮膚に食い込ませ保持します。


アイ側だけだとルーターの回転する勢いでハリが飛ぶ恐れアリ。
飛んで行くと探すのは並大抵のことではありません。


で、このように。(指が乾燥してキタナイですが失礼)


ルーターの先端を当てて、カエシを削ります。


削った後はこの通り。


こればっかりは譲れません。
「バラシは自分の技術不足」「バーブレスのせいではない」を貫き通します。


バイスもあえて安物でやりました。
ミッジバイスでないとできないという方に言い訳はさせません(笑)。
タイイングセットで5000円程度のコンパクトバイスです。
繊維が見えるほどのマクロ撮影です。
ボビンホルダーもダブルです(爆)。

で、どんな感じで巻いているのかといえば・・・・・


老眼境とルーペの二段構え。

なんたってテンカラタイヤーの意地と矜持の問題です(笑)

そんなことよりどこで巻いてんだよ。

仕事しろよ〜。

してますよ毛バリ巻き。

だから生業だよ!

お後がよろしいようで・・・・・

吉田毛鉤 意地と矜持の毛バリ巻き 吉田孝

<<会員向け情報です>>
今週日曜日の毛バリ巻き勉強会は吉田毛鉤会スタメンの方も多いので、先日品川のKさんより、皆さんでとご提供いただいた「本ズワイ蟹」をいただくことになりました。
みなさんでいただけるよう、「ピザ」のトッピングとし、「カニピザランチ」としたいと思います。
もちろん会員以外で毛バリ巻き勉強会へのご参加の方もご一緒にどうぞ。(強制ではありませんので御希望の方は)
ランチ代1000円は朝の受付時にお支払いいただきたいと思います。
よろしくどうぞ〜。
月刊「つり人」1月号(Kさんデビュー)

毎月25日発売の月刊「つり人」1月号です。

いよいよ当「吉田毛鉤会」から、二人目の執筆者がデビューいたしました!
 
つり人記事の2011渓流巡礼記。

タイトルは「憧れのテンカラ旅」です。

なんと今回は、あの石垣テンカラ大王と並んで、

吉田毛鉤会源流部の鬼軍曹、K隊長こと品川のKさんの黒部の記事が掲載されました。

(祝)つり人デビュー!!です。

水平歩道を走りぬけるという、人間離れした山足沢足を持つ男。
楽しい記事になっています。必読ですねこれは。

そして今月も「忘れないでよこの記事を」(笑)・・・

にゃはは〜。

連載中の「テンカラ一本やり勝負!」

今月は特別編。ここ数ヶ月で確立された海でのテンカラの万能毛バリのご紹介となりました。

「テンカラミノー」の作り方です。

テンカラミノー?本邦初公開です(笑)。
先日某スタジオで撮影したのですが、詳しい作り方が掲載されています。
磨いた爪も写っていました(笑)。

今回のつり人は永久保存版ですね〜。

Kさんの記事と自分の毛バリ巻き。
どちらもお手元に置いて、じっくりとお読みいただきたいと思います。

こうして広がるテンカラの輪。
ではではみなさま、吉田毛鉤会共々、月刊「つり人」をよろしくどうぞ〜。

吉田毛鉤 海でもやるぞ 無節操テンカラ師 吉田孝 
小バリ(ミッジ)製作にあたり

先日のTTCでも炸裂気味だった小バリですが、一般的には#18以下を「ミッジサイズ」の毛バリというようです。で、ミッジサイズの毛バリにも、多くのパターンと作り方がありますが、自分の目から見た、ミッジサイズの毛バリを巻く時に一番重要なことをお話ししておきます。

それは「ハリの番手イコール毛バリの大きさではない」ということです。
色々な方の作った色々なミッジの毛バリを見せていただくと、ハリとボディサイズが適合していない方が多いのです。何がいいたいのかといえば、「小さいハリを準備しているのに、ボディやハックルやウイングが大きくて、せっかくの小バリの機能を生かせていない」ということですね。

要するに、そのハリに適合した大きさ(バランス)で巻きましょうということです。

通常使うサイズの#16〜#10のハリを使っていても、#16なのに#12くらいの大きさに巻かれていたり、下手をすると#10くらいになっているような方もいらっしゃいます。ハリに対してマテリアルが大きすぎ(多すぎ)ると、掛かりが悪くなったり、問題が生じることも多いですね。
意図的にバランスを崩して巻いている方はよいのですが、意図していない方は、意識してバランスよく巻いてみてはいかがでしょう。

「その前にどのくらいが適正なバランスなんだよ?」とおっしゃる方には、ネット上とかの素人さんの毛バリではなく、いわゆる名人の毛バリを参考にするとよいと思います。
テンカラ名人の毛バリは小さいものは少ないのですが、フライフィッシングの世界なら、「岩井さん」「佐藤さん」「島崎さん」などの毛バリは、小さくても実にバランスよく巻かれていますので、本や雑誌などのパターンの出ているものを購入して、お手本にするのもよいかと思いますね。

 (マテリアルの整理を)
昨日マテリアルの整理をして不足していたもののあったので、本日の昼休みに、青梅市のKよし釣具店に伺いまして、補充してきました。

 (TMC製ピンセット)
小さい毛バリはマテリアルも小さいので、ピンセットも購入しました。
これで作業効率が上がりますね。


(ピンセット型シザース)
こちらのシザースですが、自分の好きなピンセット型です。通常は普通のハサミの型を使用していますが、細かい作業の多いミッジサイズの毛バリを作る時など、先端の研磨の利いているものでないと切り残しが出て気持ちが悪いので、切れ味のよいものを探していました・・・・・すると・・・・・
八ヶ岳のSさんより誕生日のプレゼントに。大感謝です。
タイヤーにとっては何よりのモノ。今までのピンセットタイプと違い、実に切れ味がよいので、毛バリ作りに熱が入ります。本当にありがとうございました(御礼)。 

 (小バリ対応に)
この二つで気持ちよくミッジサイズの毛バリが巻けることでしょう。
今夜もこれから巻きに入りたいと思います。

吉田毛鉤 30番 巻いたその後 20番 慣れた視力に 巨大に見える 吉田孝

<<追伸です>>

コチラは我らがダイソーで見つけた道具です。
ネオジウムのマグネットが先端に付いた、アンテナ状に伸びる、テレスコピックの金属拾いです。
デスクの裏に落としたハリ。畳に落として見えなくなったハリ。かがんで取るのが億劫な時。
そんな時に実に重宝です。100円で〜す。
テンカラの足回り

昨日から出ていた天気予報では、今日の朝はこの季節では最低気温ということでした。
昨夜は暖かくして眠りについたのですが、今朝の通勤途上、ちょうど狭山丘陵の北側を通過していると、茶畑に空き地が真っ白になっていました。
今期の初霜です。晩秋から初冬へ。一年の内で自分が最も好きな季節です。

今を去ること三十年近く前、初めて購入した自分の車で、これまた初めて尾瀬(車は大清水に停めて)に行った時が、ちょうど今と同じ位の時でした。
湿度の高い季節の湿原は好きではないのですが、一面の冬枯れの尾瀬ヶ原。
訪れる人も少なく、凛とした空気の中で見たあの景色に昇天しそうになったことを思い出します。

話はそれましたが、本日はそんな山や沢を歩いたことを思い出し、テンカラの足回りのお話しです。 

先ずは日常的に外での行動に履いている、KEENのトレッキングシューズです。
ばんびろ甲高のジャパニーズスタイルの足を持つ自分にはピッタリで、完全に身体の一部になっています。水に足を踏み入れない管理釣り場では、一年中普通に着用しています。
右は長靴ですが、スティールシャンクで底が固いので、長く歩くにも不具合がありません。
こちらは暑い季節用の短いものです。


同じ様に管理釣り場で使う靴ですが、コチラは冬用です。
左のブーツはインナーがシンサレートで、しかもゆったりサイズを購入しましたので、使い捨てカイロを入れて使えます。厳冬期の釣りには必要不可欠なウインターブーツですね。
右は先ほどと同じスティールシャンクの長靴の長いものです。
あまり水に入らない釣りの時、大体自分はこの辺を使用しています。

で、次は水に入る時ですが、

真冬以外はウエーディングシューズを着用することがほとんどなので、靴は二種類用意しています。
なぜ二種類かというと、中に着用するゲーターやウエーダーのサイズが微妙に違うのでそれに合わせて購入しているからです。
ちなみに左は沢用のシューズ。右はウエーディングブーツです。


ウエーダーはどんな材質でも多かれ少なかれ蒸れるので、基本的には好きでありません。
神経質な自分は、次に履く時の蒸れ臭さが嫌で、最近は大雨の時や、寒い季節の取材の撮影で使用するくらいになってしまいました。大雨の時は上着のみレインウエアを着用すればよいので、楽といえば楽なのですが。
で、こんなソックスやゲーターを組み合わせて着用していることが多いです。
特に手前のひざまであるゲーターは、生地にディンプル加工(穴)してあり、水が気持ちよくスルーしてくれるので、夏などは最高に気持ちよいですね。
いずれにせよ水が通るので、「きれいな水」限定ですが(笑)。


こちらがウエーディングブーツと組み合わせて着用しているもの。ゴアテックス製です。
自分はトイレの都合もあり、胸まであるチェストハイよりウエストハイが好みです。

そして最後はこちら。

ブーツフット(ブーツ付き)のウエーダーとヒップブーツです。
ウエーダーの方は冬とキタナイ水の場所限定で使用しています(笑)。海でのテンカラの時にも着用します(塩水)。
ヒップブーツはお手軽でよいのですが、流れのある場所で転倒して、すぐに脱げないと立ち上がれなくなり、命の危険が大きいので、それなりに考えて(場所)使っています。雨の日はお尻だけ濡れるので不可ですね。
ウエーダーもウエストベルトをしっかり締めていないと、転倒して中に水が入ってしまうと、流れの中ではおそらくオダブツになると思うので、ベルトはしっかりと締めて着用しています。

足回りは釣りでも重要です。なにより頼りない足回りでは事故や怪我につながります。
自分の釣りと釣り場に合ったものをしっかり選んで、安全な足回りでテンカラを楽しみたいですね。

 (クサイの嫌い!)
自分はどんなものでも、着用した後に内側にシュシュッと!ひと吹きしてから片付けています。
特にウエーダーはしっかりと。これをやっておくのとやっておかないのでは雲泥の差になりますね。
とにかく使用後にひと吹き。これで次に着用する時に不快な思いをしないですみます。
ウエーディングシューズや渓流シューズも下手に乾かすと臭くなるので、自分は時々薄めたブリーチ(漂白剤)等に漬けて、ゆすいでから乾かすようにしています。

今日は寒かったので、足回りの整理を兼ねて、車のルーフボックスの掃除もしました。
(足回り用品はほとんどルーフボックスに入れてあります。車の中と違い、濡れたままでも気になりませんしね)この季節に気をつけないと、ボックス内に「カメムシ」が進入して、越冬準備をしていることがあるので(笑)。

吉田毛鉤 寒い夜 頭寒足熱 毛バリ巻く 吉田孝
毛バリ巻きの環境

過去のブログの中を探してみると、2010年の9月に「仕事場」というタイトルで、自宅1階の倉庫のような部屋から、2階を片付けて自室とした時の話がありましたが、あれから一年以上経過し、とんでもない状態(惨状)になった部屋がこの写真です。 
ぬお〜っ!、毛バリを巻くスペースがないじゃないか。
って自分で散らかしているので仕方がありませんけど(泣)。

「BEFORE AFTER」というかなんというか。
時間を戻し、一年前はこんなにキレイに片付けたのに。
最初の写真のような惨状では、集中できず、ロクな仕事(毛バリ巻き)ができません。
そこで本日生業から帰宅後、疲れた身体にムチを打って、とりあえず集中して毛バリが巻けるような状態にまで戻しました。

一年経過すれば、家の中のそこかしこも同じ様にモノは増えるので、手のほどこしようのない状態になっている場所もありますね〜。
引越しでもすれば、多少なりとも荷物も片付く(捨てる)のですが・・・。

さてみなさまは、どのような環境で毛バリを巻かれているのでしょうか。
自分は教室も何もない週末のTTCなど、周囲を気にせずゆっくり毛バリが巻けるので、ありがたく思っているのです。

TTCやスタジオ撮影など、自宅以外で毛バリ巻きをすることの多い自分は、一切合財の道具とマテリアルを、常に車載してウロウロしているのですが、最近のウチ(吉田毛鉤会)のメンバーも、毛バリ巻き勉強会等で自宅以外で毛バリ巻きをすることも多くなってきたため、みなさんあれこれ持ち運びに創意工夫をしているようです。

下のBOXは自分の毛バリ巻き道具一式です。
八ヶ岳のSさん、本日ひとまわり小さいサイズを確保しておきましたのでご安心ください(笑)。

水曜日は祝日ですが、自分は生業のためTTCには行かれません。
ご来場予定のみなさまは、低水温のテンカラ釣りを、試行錯誤しながら楽しんでいただきたいと思います。

吉田毛鉤 仕事後に 時間があれば 休めよと 思うができぬ 貧乏性 吉田孝

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いつものTさんが忘年会の会場を確保してくれました。
一応午後6時からということになりそうですが、不具合のある方は事前にお申し出いただければ、若干の調整はいたします。
12月17日(土)は、楽しい会にいたしましょう。