昨日の続き(外道具)

テンカラシーズンもオフになりまして、毎月の異魚種行脚の取材は来週に決定。
明日は生業が休みですが、細切れに家の用もあるので釣りにも行けず、今夜は片付けでもと、昨日引っぱり出し、少々ご紹介した外遊びの道具の紹介の続きです。

ストーブではなく意識に火が点いたので、しばらく使っていなかったコンテナを整理しようと、ひっくり返してみました。
 (飯道具ゴチャゴチャ)
処分してしまったものも多いのですが、写真では最近購入したものも写っています。
30年近く経過している、かなり古い道具もありましたね〜。

先ずはこのストーブです。
おなじみだとは思いますが、イワタニがプリムスと提携して、発売して直ぐに購入した初期モデルです。
 (イワタニプリムス)
本体が削り出し加工でしたね。
この直ぐ後には鋳型成形になり、よく売れるのでコストを下げたのでしょうか。
これは超現役で、今も普通に使用しています。
20年モノです。

(バルトロクッカー)
知る人ぞ知る、ICI石井スポーツの「バルトロクッカー」。
そういやこんなの使ってた〜と思い出しました。
缶入りの固形燃料にピッタリサイズのケースに、風防というか五徳が付いているのですが、この風防の形状が熱効率を上げるということで、これも発売当初に購入した初期モデルです。
燃料もろともコンパクトに納まりがよく、確かに熱効率もよかったので、ソロでお湯を沸かすのによく使っていました。

品川のKさんのコメントにもありましたが、一般河川のテンカラはシーズンオフになりましたが、来期の準備はもう始まっています。
釣りの腕だけでなく、毛バリ、竿、遡行に宿泊道具等々、来期に生かす為、みなさんそれぞれの対象について、じっくり考えるよい機会です。
それぞれのメンバーのそれぞれの興味の対象を、これから楽しく突き詰めていきましょう。

今は「鬼軍曹ではない」とのKさんですが、あくまで「今は」ですよ。

元は「鬼軍曹」です。

沢ではみなさん頑張りましょ〜ネ!(笑)

吉田毛鉤 今日は2キロを「Running&Walking」 久々なので少しずつ 吉田孝
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***追伸***
TTCにて開催のOKUTENも今日までです。
吉田毛鉤製ランヤードですが、代済みの方、未払いの方共々お持ち下さい。
(未払いの方は後日でOKです)
私は日曜日に顔を出す予定です。


ネタ切れかと思ったら

明日で9月も終わり。
これといったブログネタもないな〜と思っていたところ、今期最終釣行に行った会のメンバーのN山さんからメールをいただきました。
 
小菅・丹波川方面の沢での釣果だそうです。
お疲れ様でした。
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そんなこんなで禁漁になりますが、以前はこれからの秋の季節、よく外遊びに出かけていたことを思い出し、眠っていた道具を引っぱり出してみました。

今を去ること20年位前、休みといえば釣りをしながらのキャンプによく出かけていて、一度ゴールデンウイークにいただいた9日間の休み中に、どうしても職場の都合で一晩だけ夜勤を休むことができず、富士五湖方面にあるキャンプ場に、仲間もいたのでテントを張ったまま一晩だけ仕事に行って、朝には戻るなんてことをやったことがあります。(若かったなぁ〜)
 (手になじんだオピネルのナイフも)
写真手前のフライパンや、大きめのシェラカップデザインの片手鍋は当時のものです。
それと、直ぐに錆びるがよく切れるオピネルのナイフ。
研げば包丁のような切れ味になるので、料理人の自分としても実に使用感がいいですね。
その後に買った何本かのナイフも、結局はお蔵入りして、使うのはこればかりということになっていますね〜。

ここ何年か、テンカラに夢中でほとんど外での煮炊きをやっていませんでしたが、来期は沢泊まりの計画もありそうですし、当時の道具を少しづつ引っぱり出して、手入れしておこうと思います。

「天高く 俺肥ゆる秋」

ぼちぼち走りこみでもしますかね〜。

吉田毛鉤 食べ物ウマイが体重がマズイ 吉田孝





 
剣羽根ネタ

昨日のブログで剣羽根の写真を掲載したら、ことのほかみなさんの反応がよかったので、本日は剣羽根ネタを少々。

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その前に、今期最終予告入渓のあった、品川のKさんよりの結果報告です。
先日自分と一緒に入った谷を釣り上がったところ、先行者に会いアウト。
しかしさすがKさんです。
帰途の林道から見えた魚を根性で攻め、どうにか坊主回避で今期の終了となったそうです。
根性で出した一尾。こういうのって魚のサイズにかかわらず、達成感がありますよね〜。
いずれにしてもお疲れ様&無事でなによりでした。
また来期は同じ谷へ、ご一緒いたしましょう。
 (Kさん根性の一尾)
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さて本日の剣羽根ネタです。
  (本日の仕入れ)
今日の昼休み、ブログのコメントにも書きましたが、剣羽根を仕入れに行ってきました。
某Kよし釣り具店でしたが、4パック購入。
まだまだたっぷりと在庫がありましたが、次回の毛バリ巻き勉強会で必要な方はお申し付けください。
他にもDソーで、例の着色1号ラインも。
今夜少し巻いてみますかね。
 (裂くのは先端から)
剣羽根は裂くのも巻くのも鬱陶しい材料ですが、なれればどうってことありません。
裂くのは必ず先端から。
下からの方が裂きやすそうですが、下から裂くと途中で切れることが多い(ほとんど)と思います。
 (軸に幅が)
蓑毛(ハックル)の軸が剣羽根は実に広く(幅)、何周も巻くと厚みが出てしまいます。
釣果に関係があるかどうかわかりませんが、見た目が悪くなります。
 (厚みが出てしまいます)
厚みが出てしまうと、蓑毛全体が団子のようになり、水切りや操作性もよくないように思います。
あまり厚くならないように、巻きつける分量を考えましょう。
 (今回はシールズファーで)
この写真のボディはシールズファーです。アザラシの毛。
実に巻き辛いダビング材ですが、水中に入った時の光の乱反射を期待しています。
元々はウエット系やニンフのボディ材ですね。
桑原テンカラ#3ストレートを使用しています。
 (首元にはピーコックハールを)
首元にはピーコックハールを入れました。
頭胸部の黒っぽい、それらしい毛バリに仕上げてみました。

剣羽根は蓑毛材料ですが、価格が高いです。
ご自分でやって失敗し、もったいないと思った方は、勉強会でじっくりとおぼえてください。
剣羽根は自分もかなり巻いたので、上手いやり方をお教えいたします。

吉田毛鉤 夏の疲れか食べ過ぎか 眠くて眠くて仕方がない 吉田孝 

年内スケジュール(確定事項)

朝晩は肌寒さも感じるようになり、いよいよ今週でほとんどの一般河川は禁漁期に入りますね〜。
当ブログをお読みいただいている方々は、今期はよいテンカラができましたでしょうか。

よいテンカラができた方、できなかった方、それぞれ禁漁期に入り、思うことがあると思います。
ただその中で、みなさまに共通の思いがひとつだけ・・・・・それは・・・・・来期はもっと・・・。

もっと上手くなりたい
もっと魚を釣りたい
もっと満足のいく釣りをしたい
もっと遠くに釣りにいきたい
もっと落ち着いた釣りがしたい
もっとのんびりと釣りがしたい
もっと、もっと、もっと・・・・・

欲望のかたまりのような言葉ですが、「向上心」とでも置き換えれば言葉的にはよいのでしょうか。
いずれにしろ、今日より明日、明日より明後日の方が、少しでも自己満足できるテンカラをやりたいと思うのは自分だけではないと思います。

来期に向けての道具作り、体力アップ、関連書籍で知識を高める。
禁漁期ですが、それぞれそれなりにやることはありますね〜。

そんな禁漁の期間ですが、TOKYOトラウトカントリーも、吉田毛鉤会も元気にイベントを開催しております。
常連の方、会員の方、情報収集にステップアップしたいと思うテンカラ師の方、そしてこれからテンカラをやってみようと思う方。
どなたでもウエルカムなTTCの関連イベントに、ぜひともご参加いただきたいと思います。

あ、のぞきにくるだけでも大丈夫です。
多くのテンカラ師の集まるTTC。
テンカラ仲間のコミュニケーションの場所で、有意義な時を感じることができます。

以下はTOKYOトラウトカントリー及び、吉田毛鉤会関連の確定したスケジュールです。
禁漁期もよろしくどうぞ。

 (日原山女魚)

----------10月----------
15日(土)第12回吉田毛鉤の毛バリ巻き勉強会
23日(日)第22回TTCテンカラ教室
29日(土)30日(日)老眼天空本舗主催・毛バリフリークの集い(於:TTC)
くわしくはコチラから←クリック「老眼天空本舗HP」

----------11月----------
(11月から第三土曜がテンカラ教室、第四日曜が勉強会に変更致します)
19日(土)
TTCテンカラ教室
27日(日)吉田毛鉤の毛バリ巻き勉強会

----------12月----------
17日(土)TTCテンカラ教室
25日(日)吉田毛鉤の毛バリ巻き勉強会

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テンカラ教室の詳細とお申し込みはコチラ←クリック

毛バリ巻き勉強会のお申し込みはコチラ←クリック

TOKYOトラウトカントリーのHPより←クリック


 
(UVヘッド孔雀胴剣羽根)

吉田毛鉤 夏も過ぎ 体調体重 上がり気味 吉田孝 

 (何これ?)


釣りとリズム

昨日TTCで、会のメンバーとパイロット毛バリの話になりました。
自分が川に下りて、最初に振る毛バリは何を使うのかということで、みなさんからもご意見をいただいたのですが、やはり一番最初に使う毛バリは「白」とか「視認性」を重要視している方が多かったですね。

自分の場合もそうなのですが、やはり最初に結ぶ毛バリは「視認性」を考えて選んでいます。
モチロン浮かせて使うだけだなく、沈めて使う毛バリでも一緒です。
その理由は、一投目から魚が出ることもあり、こちらの構えができていないとミスする確立も上がることもあるので、毛バリが水面を割った(落ちた)瞬間、どこにあるのかを確認したいということがあるからです。
その後水中を流す場合も、入射点が確実にわかると、ある程度流下している毛バリの位置の想像が簡単につくので、特に出だし(釣り始め)には非常に重要で、自分の場合は今回のタイトルにもあるように、「リズム」をつかむのにも「視認性」を重要視しています。
特にラインの引き込みでのアタリを取ることの多い釣りをする自分は、ラインに関しても視認性を重視しているのはその為なのです。

釣り始めのリズムは、テンカラ以外の釣りでも実に重要で、リズムが狂うと釣れなくなることは往々にしてあります。取材時など特に感じることがありますね〜。
幸いにして自分の場合は「カメラのシャッター音」が聞こえたり、動画の撮影で「スタートの合図」が出ると気持ちよくなり、本領を発揮するタイプなのでそれほどではないのですが、人が見ていると途端に釣れなくなるなどという方は、やはり緊張で自分のリズムが崩れてしまうのだと思いますね。

その位メンタルに左右されている釣り。技術はあるのに釣果につながらない方は、一度初心に返り、釣りやすい(見やすい)システムに見直した後は、メンタル面の持っていき方を考えていただくと、着実な釣果につながると思います。

吉田毛鉤 普段の生活でのメンタルコントロールができない 吉田孝 



本日のTTC

朝8時・・・・・

 (みなさんで自作ラインのテスト中)

納品毛バリを持ちTTCに行くと、すでに秋山郷のUさん、八ヶ岳のSさん、品川のKさんに万年新人のSさんがご来場になっていました。
みなさんファミリーポンドにて、それぞれ自作してきたテーパーラインのテストをされていました。

  

毛バリを納めてからは、いつもの談笑と情報交換に突入です。

 (本日納品のウエイテッドの毛バリ)

本日の納品毛バリは、ウエイト巻き込みの沈み花笠です。
今回は管理釣り場の二ジマス用に、#12のロングシャンクで巻いてみました。
TTCカウンターにて1本300円にて販売中です。よろしくどうぞ。

先日の台風の名残の増水で、水況はイマイチ。
釣りを思うようにできない状態ですが、みなさん顔を出していただきました。
この三連休の間、UさんやKさんは二度、あとからご来場のTTさんにいたっては三日間連日のご来場にビックリです。釣りができないのに(笑)。

せっかく会のメンバーにお集まりいただいたので、二階に会場もあることですし、6名でプチ毛バリ巻きを開催です。

 (ランチで誰もいない会場)

その後には常連のHさんも見学来場になり、談笑しながらの毛バリ巻きを。
ちょっと肌寒い位の気温に秋の空、気心の知れたメンバーとの毛バリ巻きに、みなさん落ち着いて楽しく毛バリを巻くことができて、完成度の高い毛バリを巻かれていたようです。

ランチの時には、八ヶ岳のSさんより詳しく説明をお願いしますと、昨日のブログにもありました、燻製作りのお話をじっくりと。ご要望もありましたので、これは年内に一度開催したいと思いますね〜。

ランチ後に毛バリを巻いていると、堀江支配人が小さなお客様を二人、二階に連れてきました。

 (かわいい姉妹)

ファミリーポンドで釣りを楽しんでいた姉妹なのですが、釣りのセンスもよく、毛バリ巻きを見学したいとのことでしたので、早速巻いて見せました。
できた二本の毛バリをあげると、とても喜んで「ありがとうございます」とお礼を。
将来素敵な釣りガールになっていただきたいですね〜♪

その後は何を思ったのかこの過酷な条件の中、万年新人のSさんが「二時間券で釣りをする!」とストリームエリアに下りていかれました。

 (釣れずに照れ笑い)

午後3時、毛バリ巻きも終わり、クラブハウスにてみなさんと談笑していると、朝からT谷に入られていたいさおさんが登場です。

 
(熱の入った結果報告中)

藪沢に対する熱い姿勢。いつもそうなのですが、いさおさんの結果報告の場合、何というか、カタルシスというか、完全燃焼してきた話を聞くのがこちらも実に気持ちがよいのです。
激戦区奥多摩の藪沢の一尾。
これは実際にこの沢を釣った人でないと理解しにくいかと思うのですが、たった1尾でももの凄い達成感と充実感があります。
本日のいさおさんの場合は、往復5時間の歩き、実釣3時間で岩魚1尾に山女魚2尾。
今期最終奥多摩藪沢釣行では素晴らしい終焉ではないでしょうか。
お疲れさまでした〜。

品川のKさんと帰途の会話では、自分たちが釣ったように嬉しいですね〜となりました。

Sさんに新人のSさん、TTさんにいさおさん、吉田毛鉤製ランヤードお買い上げありがとうございました。オクテン終了後にそれぞれ売約済みの方はお持ち下さい。

結局8名のメンバーと顔合わせのできた本日のTTC。
楽しい仲間と楽しいテンカラ談義。
本日もリラックス&リフレッシュさせていただきました。
ご来場のみなさんもお疲れさまでした。

また近々お会いしましょう。

吉田毛鉤 これで明日から頑張れる 吉田孝

***お知らせ***
品川のKさんを講師にお迎えする「沢テンカラ講習会」は、年明けの1月に1度、2月に1度(どちらも日曜日)、解禁前の準備として開催予定となりました。
詳しい開催日程に関しましては、決定次第ブログにてお知らせいたします。

お彼岸ですねぇ

秋の始まりらしい気温の中、本日自分は家族を引き連れ、浅草にある菩提寺へお墓参りに行ってきました。
帰途にはOW東大和店にて「月刊つり人」11月号を購入。
 
毎月連載取材をお受けしている「テンカラ一本やり勝負!」ですが、購入後記事を読んで吹き出してしまいました。
なぜかと言えば、M編集者の無茶ブリです。
思わず「そっち?!」とツッコミを入れたくなるような内容で。
来月はダイジョウブなのでしょうか?

お読みいただいた方は、コメント等でネタバラシしないようにお願いしますね(笑)。
気になる方は買って下さい。よろしく〜です(礼)。

明日はトラウトカントリーに、納品と談笑に朝から伺います。
毛バリ以外に、現在OKUTENで展示中のランヤード(これからの管釣り季節には便利ですよ)も展示品のご購入のご予約もいたしますので、お申し付け下さい。
5本限定で、価格は1500円になります。
(八ヶ岳のSさん、早速のご予約ありがとうございました。お好みの色を選んでおいて下さい)

いさおさんには、毛バリのご購入予約までコメントいただきましてありがとうございました。
明日、お時間がありましたら、ウエイト入りの毛バリの、詳しい巻き方に使い方を、ご説明させていただきたいと思います。

そうそう、燻製のお話もいたしましょう。

煙とお香で連想して、こんな写真を。
 (吉田毛鉤作・河童香炉)

吉田毛鉤 「秋深し 隣のヒマ人 うらめしい」 吉田孝

年内の予定
(一部吉田毛鉤会メンバー向け情報です)

本日は祝日でしたが、私は生業でした。
台風一過でそこかしこに傷跡はありましたが、汗ばむこともなく快適に過ごせました。

もう後一週間で禁漁の所も多く、台風の影響を受けて、なんだか煮え切らない今期のテンカラの終焉を迎えたテンカラ師の方もいらっしゃると思います。

そんな感じではありますが、自分の場合は管釣りテンカラ、海でのテンカラ、教室にイベントにモノ作りと、今後も釣り関連業務の忙しさは変わりませんなぁ。

ま、そんなわけですが、忙しいのは嫌いではありません。
「多忙多忙」と泣き言を言っているわりには、暇になると何かやることを探してしまうのは、テンカラ界の元祖「マメ男」の血でしょうかね。

そこで、これから年内のスケジュールにイベントその他諸々の企画などを、決定したこととそうでないこと(ご相談事項も)を含めてお知らせ致したいと思います。

----------10月----------
(決定しました)
15日(土)第12回吉田毛鉤の毛バリ巻き勉強会
23日(日)第22回TTCテンカラ教室
29日(土)30日(日)老眼天空本舗主催・毛バリフリークの集い(於:TTC)

----------11月----------
(11月から教室と勉強会の日程を、第三土曜がテンカラ教室、第四日曜が勉強会に変更致します)
19日(土)TTCテンカラ教室
27日(日)吉田毛鉤の毛バリ巻き勉強会
*年内に一度「沢でのテンカラ」講習会も考えています
(ゲスト講師:沢エキスパートの品川のKさん)
----------12月----------
(年末に絡む為流動的になります)
17日(土)TTCテンカラ教室
25日(日)吉田毛鉤の毛バリ巻き勉強会
*吉田毛鉤会忘年オフ会(電車で都内の忘年会)企画しましょう
29日(木)毎年恒例、「年忘れ、釣って釣って釣りまくり、今年のウサを晴らしましょう」釣行会(於:フイッシュ・オン鹿留)
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あくまで現時点での予定ですので、変更の際は悪しからずご了承ください。
暇になると面白くないので、年内にいくつかイベント企画をしたいと思いますが、10月中にメンバーのみなさんとお会いした時にでも日程等くわしくご相談したいと思います。

他にはこんな企画も、
 
自分の場合渓流の天然魚はキャッチアンドリリースをしていますが、管理釣り場の魚はキープしてもよいように放流しているので、以前は釣った魚を時々燻製にして食べていました。
自分のことですので、かなり色々とやってみて、美味しく作るノウハウもあります。

冬場限定の美味しい遊びですので、みなさんにご紹介しながらの、吉田毛鉤の燻製教室なんてのも考えています。

この写真は以前作ったものですが、かなり評判もよかったので、美味しいと思います。
仕込みと風干しで数日かかり、これは事前に自分がやるとして、6時間は燻さないとならないので、TTCで釣りをしながら、炭の面倒を見るのにちょうどよいかと思いました。
風干しの問題もあり、寒い時期限定です。
ご希望の方がいらっしゃれば開催しようかと思っています。

渓流が禁漁になりますので、色々楽しい企画をみなさんとご一緒に考えましょう。

吉田毛鉤 多忙多忙といいつつも 嫌よ嫌よも 好きのうち 吉田孝



秋の夜長

秋の夜長というにはまだ早いのですが、ここ関東地方では、今日も昼間の気温から一転、夜は「秋」という名にふさわしい気温にまで下がってきています。

 (納品毛バリ)

昨日の「秋の毛バリ」についで、「秋の夜長」というタイトルですが、テンカラの実戦が終わってからのこの季節、汗もかかず、じっくりとテンカラ関連のモノを作ったり、毛バリを巻いたり、釣りの本などを読むのにはピッタリの時の訪れですね。

自分はテンカラ師ですが、大汗をかく「夏」が大嫌いで、気温も下がってしっとりと落ち着いた「秋」が一年の内で一番好きな季節です。特に冬枯れ少し前の「晩秋」など、自分にとっては最高の季節ですね〜♪
 
そこで今年の秋の夜長に、特に吉田毛鉤会の会員の方に、じっくりとお読みいただきたい「テンカラ関連本」のご紹介をしたいと思います。来期に向けての参考に、テンカラシーズンオフのウサ晴らしに、そして何より当会の主宰者である自分のテンカラの参考にしている本なので、一度は目を通していただきたいと思ってのご紹介となりました。

 (堀江師匠の著書です)

先ずは我が師匠、堀江御大の著書です。
それまでの「野」にあったテンカラを、理論と系統でわかりやすく説明しています。
初めて読んだ時に、フライマン上がりの自分にもテンカラに関する見方や考え方に共感する部分がとても多く、この方の考え方ならと、ゆえあって師事させていただいた次第です。

そして、桑原玄辰さんと右田政夫さんのお二方の著書ですが、

 

一昔前のテンカラを知るには実によい本だと思います。
テンカラらしいというか、味のあるというか、秋の夜長に寝床で読む読み物としていいですね。
今夜も読もうと思います。

そしてこちら。

 (西山徹さんの著書です)

フィッシングキャスター、フライマンとして有名だった、言わずと知れた、西山徹さんの著書です。
自分の場合は今はテンカラ師といえど、同じ毛バリを使う釣りとして、フライフィッシングの楽しさも充分過ぎるほど理解しているつもりです。
テンカラなのに何で?と思われる、フライフィッシングの解説書ですが、この中には何ゆえにこの場所で釣れるのか、何ゆえにこの毛バリなのかという、多くの自分の中にあったテンカラの疑問がしっかりと解説されて、ずいぶんと疑問の解明に役に立たせていただいた(現在も)本なのです。
当会のメンバーにはこういった本から「いいとこ取り」をしていただき、みなさんそれぞれのテンカラに生かしていただきたいと思います。

自分の書棚のテンカラ関連本の一部ですが、ほとんどが絶版本につき、手に入れ辛いかと思います。
ネット等で検索して、あればぜひとも手にしていただきたい本ですね。

吉田毛鉤 気温が下がると活性が上がる 吉田孝

***参考までに***
 (山本素石さん編集)
あえて解説はしません。手に入ればぜひ。


秋の毛バリ
(陸生昆虫から水生昆虫へ)

自分の中では、一年間の毛バリのパターンを用意する場合、
「春先のミッジ→春のカゲロウ→夏の陸生昆虫→秋の水生昆虫」と、
大きく分類して考えています。

その前に自分の指ですが、沢での転倒&脱臼から今日でちょうど一ヶ月経過しました。
ぶつけたり捻ったりしない限りは痛くはないのですが、まだこの程度しか曲がりません。
ハレもまだまだですね。(経験者によると3ヶ月位はかかるらしい)
 
さりとて毛バリを巻かないわけにもいかず、左手でのキャスティングは問題なく怪我の前のレベルまで戻りましたが、細かいタイイング時に中指に力が入らなくて鬱陶しい思いをしていました。
毛バリを巻くときには、それほど左手の中指は使っていないと思っていましたが、けっこう力作業をしているようで、違和感アリアリです。

そのようなわけですが、本日は納品用の毛バリ巻きを。

本日は台風直撃ということで、出勤すると「ん〜自宅待機ってことで」という話になり、帰宅して待機中(実質は休み)なので、毛バリ巻きを開始しました。
しかしスゲー雨です。ゾッとするような雨音が。TTCは大丈夫なのだろうか。思わず前回の台風を思い出してしまいます。

毛バリネタに戻りますが、秋になり、状況によっては産卵前の荒食いなどということもあるのですが、夏の間の水面と水面直下でよく出ていた魚も、徐々に下を向いて(レンジも深くなって)くるようで、しっかりと毛バリを沈めて釣った方がよくなってくるような気がします。
これは「瀬」に出ていた魚が、水温低下や溶存酸素量の関係で、「流れの緩い所」に戻ってくることも関係があるようなのですが、あまりよくわかりません。
何となく「夏は上、冬は下」(←大雑把過ぎだろ)という感じで、その過渡期にある秋なので、徐々に水深の深い所の釣りを意識しているからだと思います(←無責任)。
これと同じような無責任吉田理論には「夏は黒、冬は白」というのもありますが、ご参考までに(笑)。
 
前置きが長くなりましたが、今回はビーズヘッドではなく、レッド(鉛)ワイヤーを使用した、沈み系の毛バリの作り方をご紹介しましょう。
(以前もどこかに書いたかも知れませんがネタが古くなっていると思うので、これが最新の自分のやり方です)

自分の場合は常に量産との戦いがあるので、工程を合理的にする為、先ずはワイヤーだけを先にハリ軸に巻き、瞬間接着剤を滴下しておきます。ここまでが下準備です。
 
巻いたレッドワイヤーとハリ軸の段差部分に、真鍮のワイヤーを段差を埋めるように載せて、なんとなく面イチになるようにスレッドで固定します。
 
その後はダビング材(ボディ材)をスレッドに撚り付けてから巻き、その上からワイヤーでリビングします。真鍮のワイヤーは昆虫のおなかのリブ模様をイメージして、4〜6回転位巻きます。
 
鉛と真鍮のワイヤーで、なるべく沈みのよいように作る毛バリなので、ハックルは柔らかいものを使用したいですね。今回はヘン(雌鶏)のサドル(腰の毛)を使用しました。
 
雉と並んで、ソフトハックルの代表のヘンサドル各種。ドライフライ用のハックルに比べて、値段も安いのでありがたいですね。
最後にヘッドを作ります。吉田毛鉤製に付きUV(紫外線反射素材)ヘッドです。
これは蛍光グリーンの色ですね。
 
先のピーコックブラックにラスティオレンジ、それとオリーブの各色のボディで。
週末TTCに納品予定です。

「グッと沈めてジワリと引き、ヒットポイントでツツッと動かしリアクションバイトを誘い、ラインの引きこみでアタリをとる」

タマランですな〜。自分の冬場のメインの釣り方です。

思いがけず時間ができたので、巻きながら撮影してご紹介しました。

巻きながらの撮影って、流れやペースが止まるので、凄く時間がかかるのですよ。
量産派の私にはかなり大変な作業になりますね〜。(だれか試しにやってみてください)

吉田毛鉤 本日は毛鉤職人です 吉田孝