8月最終日。

明日から9月だというのに真昼間はクソ暑く、夜になっても暑さで折れた心が戻らないままヤル気ゼロ。毛バリを巻かなきゃいけないのに。

気を取り直して、本日はちょっとアカデミックな内容を(ウソ)。

ご存知の方はきっと少数だと思いますが(知ってる方がヤバイです)、今を去ること二十数年前、編集者が山背竜二さんで、ユニバ出版という所から、出版費用があるときだけ出版されたという釣りの本が出版されました。

名前を「釣りキチの本」。ベタですよタイトルは。 
(3冊ありました)

ところがこの本はトンデモない本で、恐らく現行で出版したら、業界に団体、はては人権団体からも総スカンをくうようなタイトルに記事が目白押し。内容は玉石混淆ハチャメチャですが、釣りとしては非常に濃い部分もあり、おまけに誤植にミスプリントもたっぷりという、もうマニアにはタマラン内容の本であります。

 (ブスは釣場にくるな!)

例えばコレ!今こんなことを書いたらぶっ殺されます。
(ちなみに個人的な見解を申し上げると、女性の釣場進出はどなたでもウエルカムです!特に自分のテンカラ教室にはどんどんご参加していただけると嬉しいですねぇ)

 

自分の代表的毛バリ「蓄光目玉毛鉤」の目玉は、この時発売されたものです。
当時キス釣りに使う為買い、使い残りを後年道具箱から発見し、流用したのがきっかけでした。(初期は確かハードプラスティックでしたよね、マルフジさん)

しかも今は亡き、「釣り本のイラストはこの方」とまでいわれていた


(好きだったなぁ〜、わちさんのイラスト入りエッセイ)

わちさんぺいさんの挿絵に記事や・・・
 どうも。吉田便利社社長の吉田です。

 (見てるし)

本日はTOKYOトラウトカントリーにマグロの頭の解体に行ってきまし・・・・・・・違うって。

昨日はなんだかクッタクタに疲れていたのですが、久しぶりに今朝は朝寝坊したところ、肉体は充電完了となりなんとも落ち着かず(過充電)、釣具屋の開店を待ち、買い物をしてからトラウトカントリーへ向かいました。

そうです。本日は先日このブログにコメントをいただいた「テンカラ王子」こと、泰雅君がご来場の予定でした。

そんなこともあり、ランチがてらゆっくりしようかと思っていると、いつものキターッ!

「あっ、よしださん、ちょうどよかった♪」

生まれてこの方何度言われたのでしょうこの言葉。

それだけ他人様の喜ぶ顔が見ることができてありがたいのですが、まぁ我ながら何でもやるな〜と自己感心(そんな言葉あんのか)。

詳しくお話すると・・・
テンカラを始めてから多くのご縁を得て、テンカラ名人の方々とも親交をさせていただいております。

イベントの情報から疑問質問のやりとり、日々雑感に至るまで、色々な伝達手段で名人の方々と何かあればご連絡させていただいたりしているのですが、

自分の使わせていただく手段と致しましては

石垣先生 (PCメール)

倉上御大 (PCメール・イベント時は携帯電話)

瀬畑翁 (PCメール)

そして堀江師匠 (PCメール・携帯メール・携帯電話・伝言・直接などほぼ全部)(笑)

とまぁほとんどは、いわゆる電信関係を使わせていただいております。

電子メールの場合ですと、文章を書いたり貼り付けたり、写真などは添付させていただき、お送りさせていただけますし、入力もキーボードです。データーを引張るのにもそれ程時間はかかりません。

しかもクリックひとつで先方へ瞬時に送れます。

ところが・・・・・

自分も大好きで、尊敬申し上げている、親愛なるスーパーキャラクター♪

竹株流トバシの竹株渓遊さんここにありです。

我々が最近、携帯電話やPCで、いとも簡単に普通にこなしていることを竹株流に変換させていただくと、

入力=便箋に万年筆で手書き

添付=雑誌その他全てコピー

写真=生写真を焼いて(アマゴの写真に関しては、現在もエクタクロームを使用)

クリックひとつ=封筒に入れ宛名書きをして、郵便局にて料金を支払う

と、昭和の時代には普通にやっていたことを、現在も続けていらっしゃいます。

今となってはもの凄い労力です。

自分は決してそのことをふざけて書いているのではなく、現在もお続けになられていることを、本当に嬉しく思っています。
まぁご本人にいわせると「それしか知らんから」とおっしゃっておられるのですが。

そのようなわけで、竹株さんとの伝達手段としては・・・・・
彼女に会いに・・・・

 
(いつもは墨書きしかなさらないのに、 ご無理をいって消えないペンで)


(翁の毛バリもいただきました)

昨日の瀬畑さん、ずいぶん艶っぽいお話も出ていましたので、本日は自分も・・・

本題に入る前に、今日は午前中に家の用事を済ませ、忘れ物を取りにいくついでに(ついででスミマセン)TTCへと出かけました。ちょうどランチタイムでしたので、食事を注文すると堀江支配人より、「よしださん、昨日の教室の予約をキャンセルされた方が、どうしても来たくて本日見えてます。よかったらちょっとテンカラの指導をお願いできますか」と。
常々思うのですが、生まれつきタイミングのいいのが自分です。どこにいっても「ちょうどいい時にきた」。誉められているのかなんだかよくわかりませんが、他人様が喜ぶことは大好きですので、例によって二つ返事で「いいっすよ〜」とお返事させていただきました。

ここにもチラッと・
TTCブログ←クリックしてください 

 
(ご説明の間は入れ掛りに・よく躾けてある魚達ですね〜)

TAKASAKIのHさんの、ほんの少しでしたが「目からウロコ」など落とさせていただきました。
またのご来場をお待ちしております。

さてさて本題は・・・・・
後半です(前半からお読みいただければ幸いです)

 
(菅笠B面) 

ランチタイムの後は、いよいよ瀬畑さん独自の「融着テープ」を使った毛バリ巻きの講習の開始です。

その前に、本日ご参加いただいた方々に、本日の講師からプレゼントが。
ジャンケン大会を行い、瀬畑さんからは「色紙」と「毛バリ」と「自作のテーパーライン」(なななんと、このテーパーラインは先日ダッシュ村で、あのTOKIOの面々が実際に使用したそのものだそうです)をご提供いただきました。
堀江さんからは「コーヒーのサービスチケット」を皆さんに。
自分は「UV毛バリ」をほんの少々提供させていただきました。

融着テープで下巻きを施した後、スレッドの代わりにパンティストッキングの繊維を使用する方法とか、そのパンティストッキングは嫁さんのじゃダメで、彼女のにしなさいとか、真面目にお話いただきました。(笑)





握りハサミの下の方に見えるのが、うわさのパンティストッキングです。

午後の休憩時間には、今回最も遠方の長野県松本市からお越しのKさんに差し入れをいただいた、「甘いスイカ」を皆さんで。

 

Kさん、ありがとうございました。ごちそうさまです。

その後は、これまた滅多に見られない瀬畑さんのテーパーラインの作り方を実際に見せていただくことに。

 

扇風機のモーターを利用して縒りをかけるところを見せていただきました。

窓枠にあるのが扇風機のモーターです。ドリルなどと違い、音が静かで具合がいいそうです。

こちらも「買う」のではなく、ゴミの日に捨ててある奴を拾い、再利用するのが今流行の「エコ」ですと、真面目にお話いただきました(笑)

午後三時になり、一応今回の教室はお開きに。

瀬畑さん、堀江総支配人、本日はお疲れさまでした。色々とありがとうございました。

今回ご参加いただいた

いつものTさん
クラスのTさん
クラスのT2さん
クラスのT3さん
足立のTさん
以前のクラスのSさん
初めてのOさん
YOKOHAMAのKさん
ときどきのEさん
釣りを思い出したNさん
会のKさん
常連のHさん
もうひとりのHさん
新人のSさん
遠路はるばる日立のSさん

そして

スイカのKさん

本当にご参加ありがとうございました。

至らない部分もありましたかと思いますが、またの機会に楽しいイベントを企画させていただきたいと思います。

その節はよろしくお願いいたします。

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 吉田毛鉤

追伸です*

講習会の後、「今夜12時から、また取材ででかけます」とおっしゃっていた瀬畑翁。
なんたってタフです。

喜寿を迎えた「G(爺)ショック」。(失礼いたしました。古希の間違いでした)

「今度ご一緒に〜」のお誘いを受けたのですが、

「大丈夫か俺」

寝ないのには自信がありますが、明日から走りこみでもしますかねぇ。
本日はTTCテンカラ教室「特別ゲスト・瀬畑雄三さんをお迎えして」編を開催させていただきました(写真タップリのサービスブログです) 



いきなりですが、釣りを忘れたNさん改め、釣りを思い出したNさんより、色紙をお願いされ、お願いされたのはよいのですが、右側のテンカラ名人お二人の後に「書け」といわれ恐縮至極・・・なんとか書かせていただき、お茶を濁させていただきました。(照れます)
気をとりなおして・・・

瀬畑さんにご来場いただいた後、先ずは三講師の朝のミーティングより開始です。ミーティングといいましてもコーヒーを飲みながらの談笑です。(笑)

 

瀬畑流毛バリの巻き方も少々お見せいただきました。

 

その後は皆さんお揃いになりまして
(なんと16名の参加者にお集まりいただきました。どうもありがとうございました)、




いよいよ講習の開始です。

明日はいよいよTTC月イチテンカラ教室の日です

今回はスペシャルゲストとして、渓の翁「瀬畑雄三」さんをお迎えさせていただきました。

 (たにのおきな)

ご参加いただいた皆様に瀬畑さんの毛バリと自分の毛バリをもれなく差し上げたいと思います。

他に抽選で、瀬畑さん作のテーパーライン(5名様)にご用意してあるとのことです。

まだ定員まで若干空きがあります。

当日受付の方は、朝8時までにトラウトカントリーにお越しの上、受付を済ませてお待ちください。

詳しくは
コチラ←他にも今後の教室のご案内もございます。
昨日に引き続き剣羽根の話

剣羽根と申しましても、古来一般的テンカラ毛バリに使用しているのは「雉(キジ)」の剣羽根ですが、



コチラは「マラードダック」の剣羽根です。初めて巻く素材です。

剣羽根は、いわゆる風切羽根といわれる羽根の先端に生えているもので(これから成長する小さいもの)、一羽の鳥類からは一対もしくはその前後の羽根も含め、ほんの少ししかとれないとされています。

逆にいうと、毛バリに使えるかどうかはともかくとして、ほとんどの鳥類にあるといってもよいかと思います。

で、上記のようなものもありまして・・・・・
昨日に引き続き剣羽根の蓑毛で毛バリ巻きを

以前にも当ブログで剣羽根の巻き方をご紹介しましたが、今日巻いたのは「赤頭巾ちゃん」ではなく、
茶色のボディーに緑の頭。ひっくり返すと「緑茶」ですね。(そんなことはどうでもいいです)

 (黄色に見えるヘッドは写真の加減です・本当は緑色)

 (剣羽根の毛バリは本当にカッコいいシルエットです)

 (UV素材の吉田毛鉤です)

 (納品用)

明暗というか、濃淡というか、形は同じで色違い。毛バリの検証もしやすいです。

話は変わりますが、この毛バリケースは、大昔に買ったイギリス製のミントキャンディーの空き缶です。窓がついていてイイ雰囲気だったので、フォームを貼り付けケースにしました。

日常の中から何かを見つけ、テンカラ関連の用具を作ったりするのも、自分のテンカラの楽しみのひとつになっております。

さてさて今週の週末は、先日ダッシュ村にてテンカラを指導していらっしゃいました、「たにのおきな」瀬畑雄三さんがトラウトカントリーにお見えになられます。
TTCテンカラ教室にご参加予定のみなさん、瀬畑さんを囲んで、みんなで楽しくやりましょう!!

吉田毛鉤 吉田孝

昔、キジの剣羽根でなければ夜も日も明けないという時期があって、そんなころに生まれた1本。
テンカラのセオリーでだめとされていた赤い色を、あえて頭と尻に使ってみたのだが、結果的にそれが大当たりで、各地のヤマメに大受けした嬉しい記憶がある。(原文のまま)
堀江渓愚著「実戦テンカラテクニック」山と渓谷社

そんな著者ご本人より、「吉田さん、剣羽根赤頭巾巻いてきてくれませんか?」といわれたので、内心「ウッ!来たか剣羽根!」と思ったのですが、笑顔で「材料があればぁ・・・」とお返事をさせていただきました。

テンカラ毛バリは相当数巻いている自分ですが、最も嫌いな蓑毛(ハックル)の材料が、このにっくき剣羽根なのです。

理由は

「最近簡単に手に入らず」
「一枚100円近い、蓑毛にしては高額で」
「半分に裂いて使うのですが、裂き辛いことこの上なく」
「一枚を裂くと、右巻き左巻きと巻く方向は逆になり」
「芯が固くて巻き辛さも天下一品」

なのです。

 (剣羽根赤頭巾・巻きましたよーっ!)

ところがこの毛バリ、使い方によっては非常にいい働きをしてくれます。
蓑毛1本1本が固いので、水面に乗せて滑らせたり踊らせたり。瀬や落ち込みの「肩」で、毛バリを流れに逆らって定位させる「止め引き(止め釣り)」などには、本当に使いやすい毛バリです。
自分の場合は、水面下でもシルエットが崩れないため、見える魚に食わせる「見釣り」でいい思いをしたことがあります。

蓑毛の数に限りがあるので量産はできませんが、今週末までにはTTCに納品予定です。

自分の剣羽根の毛バリのストックがなくなりそうで、使う毛バリが欲しいのですが、自分の分まで巻けるのでしょうか。

「剣羽根赤頭巾」

自分も欲しいよぉ〜。(だから巻けよ)

 (カッコいいです)

と、さっきブログアップした時はここまででしたが、その後数本巻きまして・・・
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