【13日の日曜日は、118回目となるTOKYOトラウトカントリー『テンカラ教室』の開催日です】

(今回も大変多くのみなさまからお申し込みを頂戴しました。コロナ禍の現状、人数制限をしており、今回ご希望に添えなかった方々には、ご容赦いただきたいと思います)

 

 教室参加者には様々な経歴の方がいらっしゃるのですが、10年以上前から比べると、登山や沢歩き、クライミングの趣味をお持ちの方が増えてきました。

 

 エサ釣りやルアーフィッシングという、釣りのジャンル以外からのご参加は、私にとっても喜ばしい限りで、テンカラを通じ、自然の尊さやありがたさを感じていただきたいと思います。

 

 『自然の中で遊んだり生活したり、その楽しさ素晴らしさを知っていれば、自然環境を破壊するような行為は取らないのでは』と常々考えていて、キッズのスクール等でも講師やアドバイザーとしてご協力させていただいております。

 

 ただ、自然の中で遊ぶことは、楽しさばかりではありません。

 やはり様々な危険因子がありますので、それらを考慮し対策もしてから入渓しないとならないと思っています。

 

 私自身は源流でのテンカラを最も好むため、日々それなりに努力をしていますが、生活習慣病を抱えていたり、足腰が弱く長い時間歩くことができなかったりのリスクを抱えていたのでは、「釣りに行く以前の問題」となってしまいます。

 

(週5日、各回8キロのランニングで体重も維持しています)

 

 日々のランニングの他、自己流で長いことやってきた遡行のスキルを上げるため、クライミングも経験しておこうと思い立ちました。

 

(源流釣行のスキルアップのために)

 

 幸い良いアドバイザーが(しかも3名も)見つかりましたので、禁漁期はしっかりトレーニングをして、来期は今まで以上に安全な釣行をしたいと思っています。

 

(こちらも頭のトレーニング)

 

 週末はテンカラ教室の他に、プライベートのガイド釣行も予定しております。

 プライベートでは原則として「山や沢の経験者で体力のある方」と同行していますが、時に安易に「源流釣りに連れていってください」と、普段何もされていない方からお申し出を受けることがありますが、丁重にお断りしています。

 「何かあった場合は自己責任」、とはいえ、結果的には案内した人の責任になるので、自分の身体を管理できない人との源流への入渓はリスクが高過ぎます。

 

 ただ、そういった方々のために、教室という形で『ご一緒に渓を歩きながらテンカラをやってみる』も考えました。

 先月テスト的に開催しました『南会津実戦テンカラ教室』もそのひとつです。

 

 来期からそのような機会を徐々に増やしていく所存ですので、山や沢のスキルがないけれど、源流釣りを体験してみたいという方がいらっしゃいましたら、ご参加いただければと思います。

 

 吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝