昨シーズンはほとんどの源流釣行と管理釣り場にこの竿を持ち込み、全長、仕舞寸法、調子のテストを繰り返し、最終的な仕上げに至るまで話を詰めて、納得のいく竿の完成となりました。

 

 今回の竿は私の好む山岳渓流や、源流域の小渓流での扱いやすさを第一に考えました。

 

 コンパクトなキャスティングとアワセの効きやすさ、取り込み時に魚を遊ばせないよう、先調子で粘りのあるバットの竿にしていただきました。

 

 

 ザックの横に取り付けた竿が、その辺に引っ掛かるのが嫌なので、仕舞寸法は竿栓を含めても30センチを切る長さにしてもらい、ザックの中にも余裕で入ります。

 

 藪沢でも取り回しのよい2メートル70センチの長さ。

 

 竿のスペック以外での一番のこだわりは、日本の渓に合う落ち着いた色あいの塗装にしてもらったことです。

 

 しっとりとした和竿のような雰囲気もあり、何よりこの竿を愛でながら酒が飲める(笑)という竿となっております。

 

 メーカーさんからもGOサインが出ましたので、発売前の前宣伝としてご紹介させていただきました。

 

 発売日等の詳細は、わかり次第当ブログでお知らせしたいと思います。

 

 神田『櫻井釣漁具』製の新しいテンカラ竿をお楽しみに!

 

 

 吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝