私の出かける主なフィールドは成魚放流のされていない山岳渓流だ。源頭に近い所から支流までが主な釣り場となっている。

里川や本流はその雰囲気と、釣れる魚(成魚放流)がイマイチ好きになれないので、プライベートではほとんど行くことがない。

 

私のよく出かける山岳渓流には在来種も棲息している。なので100%リリースをしている。1人1尾だけだからといって、小渓流の魚をキープしてしまったら、100人入れば100尾の魚がいなくなってしまう。

 

キャッチ&リリースが指定されている場所でなければ、悲しいかな取り締まりの対象になることもない。

こればかりは釣り人の良心にゆだねる他はないので、魚の再生力の少ない自然渓流、しかも山岳渓流の釣りを行なう人には、釣ってもリリースしていただけることを切望してやまない。

 

シーズン中はそのような山岳渓流の釣りを楽しんでいるが、空気も水も渓畔林も美しい渓では、魚をがむしゃらに釣る以外の楽しみも本当に多い。
渓の景色や魚の撮影を同行者と楽しんだり、渓でお湯を沸かしてコーヒーを淹れたり、炊飯して食事をするのも実にイイものである。
何かを作って食べる時間がなければ、川の流れの横でおにぎりを食べるのもまたイイ。ただ、そんな場所を流れる水があまり綺麗でないのは本当に興ざめしてしまうので、私の場合は上流に足が向いてしまうのだ。

 

山岳渓流のテンカラ釣りでは、持参する荷物も取捨選択しなければならない。車横付けの場所ではないので、直ぐに車に戻るわけにもいかないので、忘れ物も厳禁である。
釣り以外の荷物が多くなるため、釣りの道具を絞り込まなければならないが、ここ何年か試行錯誤した結果、ずいぶんと縮小(というか濃縮)することができるようになった。

 

週末も入渓の予定を立てた。ガイド半分、渓シェフ半分の釣りだが、いつものように山岳渓流を楽しんでこようと思っている。

 

【へルメット・クマ除けスプレー・クマ鈴・ホイッスルが私の必需品】

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝