長く使える道具を

 

今日は生業が休みだった。

午後から都心に所用があったため、少々早めに家を出て、神保町の古書店めぐりでもしようかと思っていたのだが、雨の降りかたがハンパなかったため、午前中は自宅で毛バリを巻いていた。

 

昼近くに自宅を出たが、まだ霧雨が降っていた。

1時頃神田に到着。小学校の時の同級生の経営している店に行き、ランチをいただく。

 

 

その後は肝心の本日の用事のため、神田櫻井釣漁具さんの本社へ。

常務とお話しがあったためお邪魔させていただいた。

 

 

サクラ高級釣竿のテンカラ竿、『金剛てんから』が私の通うフィールドにぴったりということもあり愛用している。

同じようなフィールドに出かけている仲間にも薦めて使っていもらっているのだが、仲間の感想もまとめていえば、この竿は本当に丈夫なのである。

 

「丈夫」というより「頑丈」なのだ。

メイド・イン・ジャパンとはいえ、肉薄のペナペナ竿もある。肉薄の竿では何度も破損を経験している。しかしこの金剛は、私も含めた仲間内では一度も「破損した」ということを聞いたことがない。
もちろん踏みつぶせば折れるが、通常の使用では本当に安心して使えるのである。

 

管理釣り場にいる、ちょっと大きなニジマスを掛けると折れてしまうような竿もある。ひどいものだと小さな魚でも合わせた瞬間にありえない場所から割れるように折れてしまう竿もある。コミクチの雑な仕上げで竿がすっぽ抜けたり(実際教室参加者で、ネット通販でこんな竿を買わされた人もいた)、振るとカタカタと音のするものもある。

 

安い竿で価格相応だとあきらめられるならよいが、私のように好んで山岳渓流に入る場合は、予備竿を持参する数も制限されるため、製造ミスによる破損のあるようなメーカーの竿は持っていく気にもならない。

 

やはり竿は道具なのだ。純金のカナヅチがあったとしたら実際には道具として使い物にはならないだろう。釣り竿もいくら綺麗で軽量に作られていても、道具としての機能が犠牲になってしまっては何にもならない。それではただのお飾りである。

 

気に入った道具は長く使いたい。しかし直ぐに壊れてしまうような作りではどうしようもない。

そんな私の気に入った道具のひとつに、このサクラの「金剛てんから」があるのだ。

 

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝