禁漁を迎え

 

 9月の下旬は、9月の24日の秩父釣行を皮切りに、25日は毛バリ研究会、28日は奥多摩の小渓流、30日も奥多摩の渓に入った。

 10月1日は家族でTOKYOトラウトカントリーに行き(子供たちへの毛バリとテンカラの指導)、翌2日(昨日)はテンカラ教室の講師の日だった。

 

 生業先に休暇を提出し、渓流と関わる日が多かったため、週明けに職場復帰する時の気分は最悪だった。誰でもそうだとは思うが、楽しかった時から現実に引き戻される時の心境は言わずもがなであろう。

 

 気を取り直して。

 

 今期の釣りも試行錯誤の連続だった。

 日帰り半日釣行で入ることのできる渓。年がら年中人が入り、魚も小さく数も少ない渓。放流もない渓。そんな渓での釣りでは、もちろん私(と私の仲間たち)は、100%のリリースをしているが、持ち帰られる魚も多い激戦区でテンカラを行なう場合、やはり技術の習得(遡行・アプローチ・ストーキング・キャスティング)や、道具の厳選(竿・糸・毛バリ)に、相当頭を捻ってテンカラを考えていかなければ、なかなか答えに繋がらないという現実がある。

 

 私は個人的に数釣りにはこだわらず(取って食べるわけではないし、足で稼いでピュアな魚の沢山いる場所までなかなか行かれないこともあるが)、イケス育ちの放流魚ではない、在来の美しい魚を自分の思う釣り方で釣ることができ、その魚を撮影できれば満足という釣りを続けているのは、上記のような理由があるからである。

 

  

 (今期最終のべっぴんヤマメ)

 

 禁漁になったが、これからは来期のシーズンに向け、気温も水温も低下しエサも少なくなってくる時期の「人は恐れず毛バリを選ぶ」という、イケス育ちのニジマスたちとの特訓が始まる。

 表層に出てエサを追う魚も少なくなってくる時にこそ、捕食のゾーンを考え、水深と毛バリを流す速度に気を使って釣りをしなければならない。

 しかしこれこそが、来期の開幕から結果を出せるか出せないかの重要な事柄になってくるのである。

 

 さて、次のテンカラ教室の日程も決まったことだし、今までにも増してこの「テンカラ」という釣りをご理解いただけるよう、私自身も更に研鑽を積まねばならないと思っている。

 

 

 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

 

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 次回のテンカラ教室は11月3日(木・祝)となります

 初めての祝日開催になりますが、奮ってご参加いただければありがたく思います

 お申込みの開始日等、詳細はTTCホームページよりご確認ください

 http://ttcmayfly.web.fc2.com/

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