釣果情報は真に受けない
以前雑誌の連載時(毛鉤異魚種行脚という企画で、テンカラのシステムで淡水海水問わず、何魚種釣ることができるかというのをやっていた)、毎回のように初めての釣り場にいくことになったので、その都度各方面から情報を集めて取材を受けていた。
しかし、本当にこの情報に何度も苦しめられたのである。
たとえ好釣果の時と同じ条件(天候気温水温水質水量風向餌料活性等々)であったとしても、私たちの見たり感じたりすることのできない何かのファクターが別の方向に働くと、同じ条件でも釣れなくなってしまう。
情報を提供している側がいいかげんなことをいっているわけではない。本当にその時にはそのような釣果があったわけだ。これは私が情報を出す時も同じである。釣りという生き物を相手にしていることをやっている以上、このことは仕方がないことだ。