自分でやると見えてくるものがある(ネットを編んでみた)



 もう30年以上前になるだろうか、渓流でのルアーフイッシングを始めてみようと思った時に、写真のランディングネットを購入した。
 時を同じくしてフライフィツシングも開始したのだが、その時もこのネットを使用していた。
 その後はテンカラ釣りでも使うようになり、取材にも何度か連れていった。

 長いこと使っていてさすがに経年劣化が始まり、フレームに亀裂が入ったり、木綿製のネットが切れたり破れたりしたこともあり、お蔵入りさせてあった。

 先日のこと、他にもお蔵入りさせてあったネットを引っ張り出し(こちらはネット部は無事だったため)、フレームを直して使ってみた。

 狭い藪沢が好きなので、シーズン中は好んでそういった場所に入るのだが、その時は遡行の邪魔にならないように、折り畳み式を好んで使っている。
 ただ、その上に魚を置いて撮影する場合には、やはりこのウッドフレームのランディングネットのほうが雰囲気がよく、美しく撮影ができると思うのだ。
 そこで今回思い切って、ウッドのフレームも補修と再塗装をして、ネットも新たに自分で編んでみることにした。

 私はテンカラに使うものを、自分のできる範囲で、可能な限り自作や改造をして愉しんでいるのだが、教室でもプライベートでもそのことを推している。

 先ず、自分で何かを作ってみると、市販品の良し悪しがとても良く理解できる。
 「どうしてこの値段なのか」「価格に見合った作りなのか」「ずいぶんのっけて売っているなぁ」「細かな部分の作りが素晴らしい」等々、同じカテゴリーのものを自作すると、その苦労や手抜き加減、材料の良し悪しもわかるようになるため、売られているものの評価がより厳しくできるようになる。

 そしてもうひとつは、市販品では味わえない「自分で手をかけた道具で魚を釣った」という特別の喜びを感じることができる。

 私たちのやっている釣りは、あくまで趣味なので楽しいほうがよい。自己満足度も高いほうがよい。
 そのためには、少しでもいいので、自分で手をかけた道具で釣りをするということが大切なのだと思っている。

 テンカラではその筆頭に「毛バリ巻き」がある。竿やネットに手を出すのは大変だが、毛バリなら簡単である。
 見栄えは関係なく、実用で使う毛バリであれば、ちょっとの指導で直ぐに巻けるようになる。

 この週末、日曜日は吉田毛鉤の毛バリ研究会の開催日。 今回ご予約いただいた一般の参加者は6名。
 もちろん吉田毛鉤会のメンバーも参加していただけるので、毛バリ巻き初心者の方々にその愉しみをご理解いただけるよう、楽しい時間にしたいと思っている。

 ご参加ご予定のみなさま。日曜日はよろしくお願いいたします。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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