ゴールデンウィークも後半となり、それなりに叩かれた釣り場。通常は週末入渓しかできない、しかも限られた時間しかない状況下に置かれている立場の私としては、そんな場所でも行かないと釣りをする時がなくなってしまう。

 

 

そんな釣りを何年も続けたおかげで、激戦区の釣り方の原稿依頼も増えたので、それはそれで感謝している。

 

 

今回は道路事情により、9ヶ月の間お気に入りの渓に入れなかったマネージャーに、その渓で釣ってもらいたくて同行となった。

 

 

お約束の通り、ラインやハリスの影でビクビクと逃げ惑う神経質な魚を相手に、いつもなら午前中で切り上げるところを、午後まで残業をして、無事魚を写真に収めることができた。

 

 

 

 

激戦区とはいえ、渓相は素晴らしく、ただ釣りをするのはもったいないのはいつもの通り。こちらもお約束の渓メシと渓カフェもしっかりと楽しんできた。

 

 

 

登山者も多いこの渓だが、例年ゴールデンウィークにはあり得ない格好をした観光客?がこの登山道に現れる。その人のことを思う…というより、命懸けで救助に行く人たちのことを考えて、あまりにも奇想天外な格好の場合注意をするのだが、そんな格好の人に限って「うるさいなぁ平気平気」という感じで流されてしまう。

 

昨年はタンクトップにサンダルの女性。今年は何とスカートにパンプスで登山道に入ってきた女性がいた。ましてやこんな奴らが怪我をしてしまっても、救助隊は出動しなければならないので、救助する人のことを考えると気の毒としかいいようがない。

出来れば入山口に、『足回りや雨具や懐中電灯等、しっかりした装備で入りましょう』と注意書きをして欲しいと思うのは私だけではないと思うのだが。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

 

 

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