毛バリの取捨選択は実に愉しい

 毛バリの種類を沢山用意してある私の場合は、私の好むシーズン中の沢テンカラであろうと、オフのカンツリ釣行であろうと、「さて行くぞ」と思ったところからその釣り場を想定し、そこに合わせた毛バリをじっくりと考え、取捨選択して持っていくことにしている。



 開催しているテンカラ教室でも、「実はこのくらい(種類とサイズ)の毛バリを用意しています」と、ご参加いただいたみなさまに数百本の毛バリを見せるとドン引きされるのだが、これらの毛バリはあくまで用意しているだけで、実際には、水況もよく毛バリを引っかけて紛失しない藪の少ない沢などでは、1日に1本の毛バリで通してしまうことなどもあることを解説している。

 しかしそのような恵まれた状況は年中あるハズもなく、いつもは浮沈濃淡の
四種の毛バリの考え方から、少なくても数箱の毛バリケースをザックに入れて釣行しているわけである。

 そんな数箱のバリの中からスタメンとなる毛バリを選び出し、それをベストのポケットやバッグの中から簡単に取り出せるよう、1つか2つの小さ目のケースに入れるという作業を毎回の釣行前にやっている。

 
 出かけて行く渓に想いを馳せ、そこに生息する魚がどのような毛バリをくわえてくれるのか想像を巡らし毛バリを巻く。
 そうして出来たストック毛バリの中から選んだ毛バリをケースに入れる。これが本当に愉しいのだ。



 頑張ってやるべきことを片付け、スケジュール調整をしたので今週はどうにかカンツリ釣行に出かけられそうだ。
 紅葉の渓での写真撮影も一緒に楽しんでこようと思っている。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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