年末年始の自主トレその2

(真冬のトップウォーターゲーム)


(雪のSSD)

吉田毛鉤会を発足してから毎年年末の29日には、メンバーが集まる集まらないにかかわらず、自分自身での納竿日として「FISH ON 鹿留」(SSD)に出かけることにしています。


(雪は雪で雰囲気があります)

今年は昨日の天気予報(雪)ということもあり、ひとりで納竿になるかな〜と思っていたところ、昨夜秋山郷のUさんより「家の用事が片付いたので一緒に行きます」とのメールをいただきました。


(意外に寒くありません)

というわけで今年はUさんと二人、雪中行軍のような雪景色の中、無事に納竿をしてきました。


(とてもカンツリとは思えない景色です)

朝7時に到着した私は雰囲気のある雪景色をカメラに収めた後、釣りの準備をしていると、ほどなくUさんが登場しました。


(「雪中のテンカラは初めてだよ」とUさんの弁)

「さすがにこの天気じゃ他には誰も来ませんよね」などと話しをしたのですが、意外に寒さも厳しくはなくて、昨夜降り積もった雪も溶け始めていました。


(真冬でもよく釣れます)

水温は4℃。

前回26日に私が単独で出かけた時よりも高いので、今日の魚の活性も低くはないと感じ、準備完了後二人で最上流部へと向かいました。


(靄がかかる釣り場・雰囲気ありますね〜)

午前8時。それぞれの課題を持ち実釣開始です。


(表層逆引きで)

時と場合によりけりですが、「冬季の低水温でも状況に応じて魚は表層で釣れる」ということをあらためて実感するために、表層縛りで釣りを始めました。


(これも水面直下で)

あまりにも表層で釣れるので、実験的にウエイト入りの毛バリを使ってみたのですが、結果として本日は表層での強いアクションのほうが圧倒的に魚の出がよかったので、結局一日中水面勝負で通しました。


(バンバン出ます)

状況に応じていわゆるケースバイケースの釣りをしている私ですが、やはりサイトフィッシングで水面に勢いよく出てくる魚をアワセて釣るのは大好きなので、実に気持ちよく納竿を迎えることができました。

まさに「真冬のトップウオーターゲーム」を堪能することができたという感じです(嬉)。


(水面勝負は実に楽しい)

Uさんもご自身の課題を持って、雪景色の中真冬のテンカラを楽しんでいらしたようです。


(ウイング付きの毛バリでも)

真冬でも、冬季釣り場や管理釣り場など、テンカラを行なってよい場所で毛バリを使って楽しい釣りをすることは充分に可能です。


(ガーッ!!鼻曲がり)

本日は危なく「ひとり寂しい納竿会」になりそうでしたが、Uさんに話し相手になっていただいたおかげで充実した一日になりました。


(いつものYOSHIDA'S CAFE)

冬季、水温が低いから魚は毛バリを追わないなどということはありません。


(お茶菓子はオールアプリコットで)

本当にテンカラがお好きなら、寒いこの季節でもコタツや布団にもぐりこんでいないで、どんどんフィールドに出ていただきたいと思います(笑)。


(メガネは曇るがフィールドはやはり気持ちいい)

Uさん、本日はお付き合いありがとうございました。


(もちろんブナムシプカプカでも)

今日はカンツリでのテンカラでしたが、来期はどこぞの藪沢にご一緒いたしましょう。


(痩せていますが)

この写真はオマケ。


(年末特別放流のシルバーサーモン・銀鮭です)

途中でメールをいただきました、うたげのTさん。
サプライズで登場できなくて残念でしたね〜(笑)。
テンカラ復活宣言もされたことですので、来期は存分に楽しみましょう。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 今日でホントに納竿なのか 吉田孝 




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年末年始の自主トレその1

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(SSDに射す朝日)

休暇に入って4日め。昨日はクリスマスで、家族サービスに一日を費やした私です。


(水温3℃)

というわけで本日はフリーのため、この連休を利用してやっておこうと思う課題を引っさげて、冬場には時々出かける山梨県の「FISH ON 鹿留」に行ってきました。


(撮影も課題のひとつ)

「TTC」に習って略称を勝手に決めますが、「SSD」ならわかりやすいかと思います(笑)。


(動く被写体は難しい)

では問題です。
「FDK」もしくは「TZH」とはどこでしょう?まぁどうでもいいや。


(魚の撮影もエンドレス)

クリスマス寒波がきているとかで、かなり寒い朝でした。

水温は3度。


(ドライに出たヤマメ・ニジっぽいですが目玉にビューティスポットあり)

三本指だけ出ているネオプレンのグローブを装着していますが、指先の感覚はゼロです。

夏の暑さが嫌いな私としては、夏の代名詞のような「蚊」と「アブ」と「ヒル」と「汗」と、「指先足先感覚ゼロ」を天秤にかければ間違いなく後者を取るので、まだまだこの程度の寒さではホカロンも懐に入れずに、ピーンと張りつめた空気の中午前7時から午後2時半まで楽しんできました。


(こちらも水面で)

実釣の感想からいわせていただくと、エリア全体を通して見ても、水深が1メートル未満のところが多いせいか、BHやウエイト入りの毛バリを多用することなく、通常の毛バリでも普通に釣ることができます。

ただし定位しているレンジは水深の半分以下なので、そこに毛バリを通すか、表層まで誘い上げて食わせるようにしないと出てくれませんでした。


(婚姻色に鼻曲がり)

冬季はリアクションバイトが多くなるので、ナチュラルドリフトさせる場合と比べると圧倒的な差が出てしまいますね。

今日は強めのアクションで水面もしくは水面直下でリアクションバイトというのが、一日を通して一番効果のあった釣り方だったと思います。


(天気晴朗なれど寒し)

そんな中、私自身はいくつかの課題をこなし、午前10時に休憩を。


(YOSHIDA’S CAFE)

YOSHIDA’S CAFEをひとりオープンし、コーヒーを飲みながら景色を眺めていると、どこからかお客さんが登場しました。


(凛々しい顔が)

ポーラーベアみたいな色ですが、たぶんノラです。

近くに寄ってきておとなしくしているので、話しかけてみました。


(ハラ減ってんだけど何か気持ちいい)

生業や家庭や諸々のことを忘れ、解放感真っ盛りのところに現れた一匹の犬。

この犬と目で会話をしているうちに、すっかりとストレスから解き放たれました♪


(眠くなっちまった)

今朝も寒かったので、どうしようかと一瞬考えたのですが、いや〜やっぱりきてよかったと思うのはこんなことがあるからなのかも知れません。

今日は空腹感もそれほどなく、持参した食料を少々食べて、午後の部に突入です。


(剣羽根一閃尺アマゴ)

午後になるとわずかですが虫も飛び始め、魚がいくらか上を向いてライズも始まりました。

ここからの2時間は水面と水面直下の勝負で通したのですが、午後のほうが圧倒的に釣れましたね。


(えげつない朱点は養殖魚特有なので)

水温が上がったというよりは、上がった水温で羽化した虫とリンクしている感じでした。


(ブナムシプカプカ蛍光グリーン)

先日作り方をご説明した「ブナムシプカプカ」も炸裂。色によって数的には明らかに差がでますが、何色も使い分けても全てに魚が出るので、相変わらずの「カンツリキラー」であることに変わりありませんでした(笑)。


(ブナムシプカプカ蛍光オレンジ)

締めくくりはこの魚で。


(頭と身体のバランス悪し)

40センチくらいでしたが、この身幅に愕然としながらも笑いが込み上げてきました。


(見よこの身幅)

今日の課題もある程度こなすことができた本日の釣りでしたが、また29日にも続きをやりたいと思います。


(メタボ鱒)



吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 冬になり私のお腹もメタボ腹 吉田孝

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勝手に忘年釣行会

毎年年末の29日には釣り納めに出かけるのですが、今年も行きたいと思います。
吉田毛鉤会のメンバーのみなさまで、もしも行かれる方がいらっしゃいましたら、私は行っていますので適当にご連絡ください(携帯電波は通じます)。

注・午前8時くらいから指先が動くようになります(笑)。



真冬でも毛バリ釣りは可能です
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FISH ON! 鹿留(セルフ研修)






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●序章●

昨日のブログにも書きましたが、本日生業先に休暇を提出し、管理釣り場に行ってきました。



当初は「合鴨プレイス」(丹沢ホーム)に行く予定でしたが、子供達の予防接種の絡みもあり、電波の届くところにいてくれとのことで、毎年冬になると1〜2度訪れる「FISH ON! 鹿留」に行ってきました。

経営母体が東電からタックルベリーに移ったこともあり、何か変化があるのか確認の意味もありましたが、取り立てて変わったことはありませんでした。



通称ペッタリ(仕切り石で仕切られた釣り場)のところなら、アホみたいに数が釣れるので、毎年年末の厄落とし、釣って釣って釣りまくる「忘年釣行会」などもやっている場所ですが、「ネイティブエリア」といわれる場所と「瀬」に関しては、それなりに考えないと釣れないところでもあり、昨年の年末には「月刊つり人」の企画で、冬季の管理釣り場での釣り方の取材をおこなった場所でもあります。

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●第一ラウンド(7時から9時)●

午前6時半、受付を済ませた私はひとつ上流の駐車スペースに向かいます。

例年11月は道路は凍結、吹雪などもあり、強烈な寒さで泣きそうになったこともあったので、準備万端にでかけたのですが、意外や意外「あたたかい」。

気温を計ると6度あり、水温は4度でした。

準備を済ませ、最上流部のネイティブエリアに向かいます。



ここはニジマス以外の魚が重点放流されているのですが、本日よく見えたのは「ヤマメ」。

管理釣り場でもストーキングを怠らない私は、ソッと近づき観察します。



ゆるい流芯に付いて、この水温でも時々ライズをしています。にんまりした私は16番の逆さ毛バリを取りあえずキャストしてみると、水面で反応がありました。



しかし自然に流すと反応が悪いです。そこで逆引きをすると、猛烈な勢いでアタックしてきました。



ちょうど「こばちゃん」のブログ
http://harenoti-blog.jugem.jp/?day=20121121
にもその件がありましたので、後々キッチリとご説明ができるように、検証しながら釣り続けました。

毛バリを変えても逆引きなら釣れ続きます。



しかし少々アタリが遠のいたのでBHに変えるとこれでも釣れました。



そうこうしているうちに1時間が経過し一旦終了です。

毛バリの交換も頻繁におこないましたが、水温4度でも表層で1時間で6〜7尾のヤマメが相手になってくれたので、取りあえず第一ラウンドの前半は終了です。



一度車に戻ろうかと思ったのですが、途中でニジマスの大量にいる流れのゆるい場所があったので、竿を出すとハマってしまいました(笑)。



出るは出るは、1尾釣れたら毛バリを変えてとやっていたのですが、とうとうこの季節なのに「ブナ虫プカプカ」で水面でパカパカ釣れてしまう勢いになってしまったので(お腹いっぱい)、第一ラウンドの後半を終了しました。




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●YOSHIDA'S CAFE(9時から9時半)●



ここまでちょうど二時間。私のカンツリの得意技、「飽き」がきたので(笑)、コーヒーでも淹れて気分転換です。

こばちゃんにもコメントでたしなめられてしまいましたし(汗)。



本来のこの季節(寒い)のこの場所なら、RSとくさんのブログにもご紹介していただきましたように
http://d.hatena.ne.jp/toku-jiro/20121118#p1
深いところに定位している魚をラインだけでアタリをとる練習にとてもいい場所なのです。

しかし今日は活性高過ぎです。

午前9時のこの時点での水温は6度まで上がっていました。

一息ついたり写真の撮影をしたりしているうちに、気持ちもリセットされたので、次にやることを考えます。

次のテーマは「瀬釣り」。ここまで活性が上がっていれば「瀬」で釣れることは間違いないと思い、午前中の第二ラウンドは「瀬釣り」に決めました。


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●第二ラウンド(9時半から11時半)●



駐車スペース前はペッタリなのですが、この下流に「瀬」があります。



「浅い」「流れが速い」「魚が見えない」という、カンツリにあるべきでない姿のトップスリーみたいな場所なので、誰も釣りをしていません(笑)。



特にルアーマンやフライマンならまず手を出さないような場所です。
魚もプレッシャーを感じていないと思うような「チャラ瀬」もあり、平均水深30センチというところでしょうか。

瀬釣りの再確認もあり、レベルラインを使用し、立ち位置、投射点、流し方、ピックアップ等々、じっくり考えてからキャストしてみます。

すると・・・炸裂しました!!



瀬釣りは私の大好きな釣りでもあり、浅ければ浅いほど、速ければ速いほど闘志が掻き立てられるので、このわずかな区間ですが、ワンキャストワンヒットの状態でひたすら瀬釣り堪能モードに突入しました。

「ドラグドリフトさせる場合の、ラインと毛バリの重量の関係」という新たな発見もあり、実に有意義な時間を過ごすことができましたね。

私の瀬釣りの技量は、本日を機に確実に一割アップしたことはいうまでもありません(笑)。

飽きて第一ラウンドで帰らないでよかった〜(大笑)。


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●ランチタイムブレイク(11時半から12時半)●

第二ラウンド終了後、管理棟内のレストランに行き、昼食にしました。



本日のメニューは「生姜焼き定食」。

朝食も食べないで二ラウンドこなしたのでお腹がぺこぺこでした。
ぺろりと平らげ、コーヒーを飲みながら、メールやらブログやらをチェック。

もう帰ってもいいかな〜とも思ったのですが、ふとひらめいたのが「同じ瀬で、別の竿とラインで検証しよう」ということでした。


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●第三ラウンド(12時半から2時半)●

同じ瀬に戻り、今度は3メートルの短竿にテーパーラインを使用して検証をしてみました。



竿が短く柔らかいので35センチクラスが瀬の中でヒットすると、かなり往生させられます。



相変わらずの炸裂状態で、道具の検証も楽しく済ませることができました。

ここでもう一度水温を計ると7度になっていました。



瀬釣りも納得するまでできたので、もう帰ろうかと思ったのですが、ペッタリ(の場所)を見ると盛んにライズが始まっています。



ここでも浮かせる毛バリを使ったのですが、やはりパカパカ釣れ続けました。

ラストは「ブナ虫プカプカ」で数連発してホントに終了。

久しぶりに「サル」になってしまい、釣り過ぎて前腕に鈍痛があります(笑)。


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●終章●

こばちゃんやRSとくさんのブログにもあった、「食い波」や「誘い」の釣りを、検証がてらわかりやすく説明するにはどうすればよいかということを、当初のテーマに掲げてみようと思っていました。

しかし魚の活性があまりにも高く、まぁここもケース・バイ・ケースということで、急きょ「瀬釣り」の検証になってしまいましたが、自分の瀬釣りの再確認だけでなく、道具の検証もしっかりとできましたし、なにはともあれ「久しぶりにひとりで夢中に釣りをした」ということでしたので、自分的には満点なカンツリ釣行でした。



というわけで本日のブログを〆させていただきたいと思います。

写真がたくさんですが、当ブログにお付き合いいただいたみなさま、これからもみなさまにお楽しみいただけるようなブログネタを日夜拾い、頑張って書き続けたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。



秋晴れ天晴れ!!



吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 本日完全燃焼 吉田孝




使用レンズ
(SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM)

(SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS)


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吉田毛鉤会釣行会(丹沢ホーム)

いつもは奥多摩をホームリバーとし、TOKYO TROUT COUNTRYに集う吉田毛鉤会の面々ですが、大人数では中々釣行にでかけることもありませんでした。





そこで禁漁になり、カンツリ開幕記念釣行といたしまして丹沢まで足を伸ばし、メンバー8名での釣行会となりました。

選んだ場所は丹沢ホーム(札掛釣り場)です。





午前6時に集合し、受付を済ませてからそれぞれ川に下りました。

本当に気持ちがよい秋晴れの中、それぞれのテンカラをそれぞれの場所で開始です。





3時間の釣りが終わり、午前9時に一旦休憩となりました。





そうです、いつものYOSHIDA'S*CAFEのOPENです。

パーコレーターで淹れたコーヒーを皆さんといただきました。





私と用務員のKさん、千葉のG&Tさん以外の4名はこの釣り場は初めてです。





自然の渓流そのままに、イワナ・ヤマメ・ニジマスとまんべんなく放流してあります。


落ち葉と一緒のニジマス。秋ですね。





これも秋。





そしてこれも秋です(でかいな)。





ここには平場から藪っかぶりまであるので、自分の釣りに合わせた釣りや、苦手な釣りを克服する練習の場にもなりますね。





私は2.7メートルの短竿に短いラインを使用して、接近戦の練習をしてきました。





他にも撮影のお仕事も少々。

あまりいい昆虫が出てきませんでしたが。


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ランチはお約束の「鴨の鉄板焼」です。みなさんとご一緒に舌鼓を打ちました。





鴨の脂の染みた野菜と、付けダレが実においしくて、ご飯が何杯でも食べられてしまいそうな勢いです。





私の場合ここにくる理由の半分は、この味を楽しみにしているということがありますね。


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ランチの後もみなさんそれぞれの課題を持って釣り場全域に散らばりました。





私は放流されていない最上流部で、小ぶりな天然モノを釣り、満足してしまい、午後2時過ぎには退渓しました。





駐車場でティータイムの準備をして、YOSHIDA'S*アフタヌーンCAFEのOPENです。





午後はアールグレイをご提供いたしました。





TTC以外で私が一番よく行く管理釣り場といっていい、丹沢ホームの札掛釣り場。





ご参加いただきました、秋山郷のUさん・品川のK隊長・からふるご夫妻・千葉のG&Tさん・用務員のKさん。

本日はお疲れさまでした。初めての方は楽しんでいただけたでしょうか。

またの機会に楽しくやりましょう!!



吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 本日はカフェのマスター 吉田孝
  
今期最終「接待」釣行 


「釣れなくて 夜泣き峠で 男泣き」


↑↑↑ウソで〜す(笑)↑↑↑

天候も無事持って、9月29日に今期最終釣行を無事に迎えることができました。

最終釣行なら遠征にとお誘いいただいた松本在住の源流師、松本のK隊長と長野県の乗鞍方面の河川に行ってきました。

午前2時。現地近くの車止めに着。
最終の週末でもあるため、先行者に入られないためにも早めに来て、夜の明けるのを仮眠しながら待ちましょうとの提案でした。



車中で寝袋を身体にかけて寝ていたのですが、さすがに夜明け前は冷え込みました。
まぁ標高1500メートルの場所なので、涼しく(寒く)て当たり前なのですが。


(山には雪が残っています)

朝日の当たる乗鞍岳を見て、林道を歩き出します。



「けっこう歩くよ」とおどかされていたのですが、いつもは車の止めづらい奥多摩で、駐車スペースからの歩く距離も長く、日帰りとはいえ標高差のある歩きに慣れているせいか、開けてなだらかな地形は楽に歩くことができました。


そのような感じで気持ち良く林道を歩き、入渓点に到着です。



今回は「遠路お越しいただいたので、吉田さんに釣っていただかないと困ります」と、癒し系源流師の松本のK隊長よりお言葉を頂戴しました。

ありがたくお受けして、釣りを開始です。


(とりあえず釣れました)

ほどなく一尾釣れたので、私にとっては初めての場所ということもあり、お魚さんには失礼ながら、「オエオエ棒」、じゃなかった「ストマックポンプ」をかけさせてもらいまして、この川で、彼ら(彼女ら)は何を捕食しているのかを拝見させていただきました。

  

川虫がほんの少し。抜け殻も。カゲロウもちょっと。



お腹も痩せているので餌料は多くないようです。



気温は13度、そして水温は9度。それとこの捕食物を見て、もしかすると毛バリはヤバいか?という思いが脳裏によぎります。



水温が低い、標高が高く水がキレイでエサが少ない。こういう場合毛バリが定まりません。
エサが少ないのですが、相手がイワナなので、ある程度毛バリを選り好みしないで食ってくれると想像し、質より量の毛バリ(デカい)で釣っていきます(反応を見たいこともあり)。

案の状次が続きません(焦)。K隊長もは毛バリには全く反応がないとのこと。



そんな感じで二時間が経過してしまったので、このような場合の特効薬の藪王命名、

「YOSHIDA'S CAFE」

をOPENし、行き詰まったメンタル面に一息入れてリセットとなりました。

本日はペーパードリップのコーヒーをいただきました。

私もK隊長も喫煙しないため、渓で飲むコーヒーには至福を感じますね〜。
高い標高キレイな空気、実においしいコーヒーでした。

リセットしたところでK隊長が餌で(元々はエサ師です)魚がいるかいないか反応をみてみるといい、エサ釣りの仕掛けで流してみました。
しかし反応はゼロ。走る魚もいないので、場所をあきらめ大きく移動しました。



ちょうどお昼近い時間でもありましたが、とりあえず移動した場所でキャストをすると魚が出ました。



付近では反応も多くなり「釣れない(反応がない)のは場所が原因」ということが判明しました。

釣れなかった原因がわかったので、ここからはジックリ攻めようと、先ずはランチタイムに突入しました。


(お約束のブナ虫プカプカ・黒)


(小さいけれど尾鰭が大きい)



ランチの後はやはり魚の反応もよくなり、K隊長も毛バリで魚を掛けました。



私も少々追加して、午後2時には退渓点へ。


(時にはこんな場所も・大ガレ)

その後は林道をてくてくと歩き、車止めまで1時間半かけて戻りました。


(涼しくて汗をかきません・嬉)



途中には秋の気配が。



いや〜しかし、ガイドに徹していただいたK隊長のおかげで、今期も無事終了することができました。



松本のK隊長。本日は本当にありがとうございました。

普段見ることの少ない白樺の林を汗をかかずに歩き、開けた源流域でテンカラをする。
いつもの奥多摩のシットリとした箱庭の渓も大好きですが、たまには凛とした空気で清々しさを味わうのもよいものでした。


(ご協力感謝いたします)

来期も間違いなくお邪魔すると思います。

吉田毛鉤会のメンバーの方々なら、快くご案内いたしますとのありがたいお言葉も頂戴いたしました。梅雨明けあたりが最高だそうですので、毛鉤会キャンプ釣行なども企画したいと思います。

たまには遠征もいいものですので、有志を募って行きましょう。




2012年一般河川釣行無事終了!!

みなさまのご協力により、本当にイイ終わり方で迎えることができました!!

そして10月1日からはカンツリテンカラのシーズン開幕です!!

テンカラファンのみなさん、オフも楽しくテンカラを続けましょう!!


吉田毛鉤 吉田毛鉤会 テンカラインストラクター 吉田孝

藪好きだョ!全員集合

9月の連休の中日の今日、吉田毛鉤会の藪沢班改め藪好き軍団が奥多摩の藪沢に結集、じゃなくって散らばりました。

沢講習の講師でもある品川のK隊長は朝の少しの時間ですが某(1)谷へ



TTさんとイタリアテンカラ帰りのKWさんはお二人でその谷の奥でじっくりと

 

川越のMKさんは某(2)谷へ、後から入渓し追いついた秋山郷のUさんとご一緒に

 

その同じ谷に朝から入渓した北九州支部長、新人の小倉のHさん
沢を詰めるなら俺にまかせろの立川のMさんは、ちょっと離れた某(3)沢の上流部へ
新メンバーで吉田毛鉤会の山と沢道具のアドバイザー兼奥多摩の沢ガイドに就任していただいた御岳のHさんと、ご友人で同じく新メンバーの福生のYさんは左奥の某(4)谷へ

 

密林の帝王のいさおさんと私は、二人とも初入渓の某(5)沢の奥へと入りました。



そしてこのメンバーの全てが退渓し、午後4時過ぎにはTOKYOトラウトカントリーに集結しました。



総勢11人の藪好きです(笑)。
アプローチが大変、昼なお暗い、水が少なく魚が薄い、竿が振り辛いといやらしいことが何拍子も揃っている藪沢です。傍から見たら「そんなところでテンカラを振って何が楽しいのだ」と思われるかも知れません。


(本日のティータイムは私の好きなアールグレイを)

しかしヒレの切れた尺ヤマメも、放流モノの40センチアップのイワナも、入れ食いで100尾釣れたニジマスも全てをも凌駕する「藪沢美魚」に会えるため、足繁く美渓に通う藪好きの面々なのです。



危険を伴う場所も多く、足で稼がないと魚も少ない。
まさに「藪の好きな懲りない面々」というところでしょうか。



本日お集まりいただいた方々には、私の藪テンタックルも試し振りしていただきました。
もっと詳しくお知りになりたいメンバーの方は、週末の毛バリ研究会で補足説明をさせていただきますので、ご質問等ございましたらなんなりと聞いてください。



本日の美渓は、いさおさんと私の入った谷の写真です。
二人とも初場所でしたが、日原川の東側ではかなりアプローチが大変でした(登り)。
苦しい後にはパラダイスが・・・など全然なく、水は細く魚も薄いという大笑いな結果で終わりました。でも美渓は気持ちいいからそんなことはどうでもいいのです(負け惜しみ)。

後で道具のアドバイザーに聞きましたが、いさおさん、オレンジ色は蜂にまとわりつかれる色だそうです(ヘルメット)。



こちらの魚はいさおさんの釣り上げたそこそこのサイズ。



どうにか出た私の魚の写真もアップしますが、私の釣った魚は大きく写しているだけで、実寸は小物であったことを正直にお伝えしておきます(笑)。



他のメンバーはみなさんそれなりに釣果も得られたようですし、なにはともあれ無事に戻られたことが一番ですね。

 
(S谷名物空中ブランコ)



私の今期の奥多摩詣では終了しました。

これから禁漁までの間に入渓予定の藪好きのみなさま。
くれぐれも気をつけて楽しんでいただき、来期の藪沢テンカラにつなげましょう。

みなさまお疲れさまでした。

またお会いいたしましょう。


(本日のオマケ・岩の下に走って逃げた魚を水に手を突っ込んで写した水中写真です)


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 吉田孝
300
藪沢釣行最終月PART2


いさおさんより写真を送っていただいた。


本日は奥多摩の渓の写真で、雰囲気だけでも味わっていただきたいと思う。





足元の悪い場所も多い。





この沢に添う登山道で、軽装の方に出会うことも多いのだが、滑落事故も多発している。


キッチリした足回りの他、緊急用の装備などもしっかり用意して沢に入っていただきたい。





モデルの釣り人はさておき、奥多摩の沢を象徴するような写真である。





カンカン照りで背中を炙られる本流や開けた渓流ではなく、小沢の好きな私にとって、このような渓相でテンカラ竿を振れることにつくづく幸せを感じる。





足に直接触れる水も、清冽で気持ちがよい。





水と光のコントラスト。


これほどまでに釣りが好きな私が、木々を眺め、鳥のさえずりを聞く余裕が出る唯一の場所。

 



とはいえ魚が出そうな場所は、細心の注意で毛バリを振り込む。





このまま泳いでしまいたいような淵。





しかし魚が釣れると、俗っぽく喜ぶ私であった。


明日も会のメンバーが奥多摩の沢に入渓する。


準備の装備も万全に、くれぐれも気を付けて楽しんできていただきたいと思う。



吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 吉田孝 


藪沢釣行最終月

思えば今期は色々と忙しく、本当にやっと自分の時間が取れるようになった。

そして本日は吉田毛鉤会の「KING OF YABUSAWA」人間岩魚のいさおさんと、奥多摩の渓への釣行となった。

とにかく疲れを癒したくて藪沢へ。私にとって最高の精神疲労回復剤は、渓に身を置き渓流魚と戯れることなのだ。

取材や検証を忘れ、渓に身を置き純粋に渓を楽しむ。

しかもその渓の素晴らしさを分かち合える友となら、その喜びも倍増するというものである。

 

入渓した直後に早速藪沢の美魚に登場いただいた。

婚姻色の出始めた、奥多摩の美女にお目にかかることができた。



再三再四になるのだが、私の愛する奥多摩の沢では、数釣りも大物も必要ない。

とにもかくにも放流ものでない美魚に会うことが目的なのだ。



胸鰭のすらりと伸びた、幅広でないスレンダーなヤマメ。

清冽な水で餌料が少ないのだろう。

そんな流れの中で一生懸命生きている美しいヤマメだ。



いつ訪れても我々を受け入れてくれるこの渓。

澄んだ水、落ち着いた流れ、滝と淵、無造作に転がる岩、広葉樹、苔むす岩肌、そして木漏れ日。



欠けるものがなにもないこの渓の景色は、心の底から私を癒してくれる。



同行のいさおさんも無心に竿を振っている。



今日は渓風も吹いていた。

汗ばむこともなく、実に心地よい渓の空気。



この渓の魚は、飽きない程度に私の毛バリにまとわりついてくれたようだ。



この渓で生まれたオチビさんも、私の毛バリをしっかりとくわえてくれた。



やはり魚だ。

水中での姿はより美しく見える。



いさおさんも釣果を得た。
 


パーマークの整然と揃った、野生的なヤマメであった。



いつ来ても思うこの素晴らしい景色。

広葉樹林に射すレンブラント光線も美しい。



そんな渓でコーヒーを飲む。

それはまさに至福の時。



今日は沈めた毛バリへの反応は皆無だった。

高く浮かせば浮かすほど魚の出る日。

通俗ないい方だが、「魚が上を向いている日」とは今日のような日のことをいうのだろう。



ブナムシプカプカ。

フラッタリングカディス。

そしてパラシュートアント。

不思議と毛バリのサイズを上げると「出」がよくなる日であった。



水面がフラットで明るく小さな淵。

下流からそっと覗くと、淵の中をクルーズしているヤマメが一尾いた。

こちらには全く気付いていない様子なので、パラシュートアントをタワーキャストで自由落下させた。



イワナでもあれだけゆっくり出ないだろうと思われるほどの落ち着きで、その毛バリにふわーっと近づき、なんのためらいもなくポッコリ食ったヤマメ。



思わずこちらが申し訳なくなるような、全く純粋な出かたをした魚であった。



純粋といえば今日一日この渓にいたおかげか、私の心もすっかり洗われたような気がする。

しかも不思議なことに、くたくたに疲れているはずなのに、心身ともに充足感に満たされ、今も疲れずこのブログを書いている余裕さえある。



これはやはり、この奥多摩の渓のなせる業だと思う。



石も苔も清冽な流れも。


この渓で遊ぶ渓魚たちも。


降りそそぐ美しい光も。


愛する奥多摩の渓には、永遠にこの姿を保ち続けて欲しい。


それを保つのは我々なの だが・・・・・・・



吉田毛鉤 渓風と 渓の光に 身をゆだね 吉田毛鉤会代表 吉田孝






昨日の続き(藪沢釣行記2) 

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藪沢釣行記2

昨夜、いさおさんが撮影した写真を送ってくれた。

写っているオジサンはともかく、私が奥多摩の渓に惹かれる理由のわかるような写真だ。

昨日の記事と合わせてお読みいただきたい。



このような雰囲気の中で、大好きな毛バリを使った釣りができることを本当にありがたく思う。
しっとりとした「渓の空気」を感じていただければ幸いである。



細い沢水に岩陰から



水深もないので魚は敏感である(かなり走られる)



アプローチも細心に



レンブラント光線を背中に感じながら



綺麗なヤマメと汚いオッサン



こちらは藪沢に取りつかれたオッサン(左)と一緒に


みなさんにも味わっていただきたい奥多摩の沢。
しかしながら、いかに東京とはいえ、釣り場までの登山道には「落差数十メートル、道幅30センチの落ち葉の外傾斜」などというのも普通に存在している。
クマに遭遇することもある(いさおさんの経験)。

準備を怠りなく、くれぐれも注意して、安全な釣行をお願いしたいと思う。


吉田毛鉤 本日は休肝日ならぬ休釣日(毛バリは巻きます) 吉田孝

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いさおさんへ

写真をありがとうございました。
渓の写真を見ながら、昨日の魚の「出」を反芻できます。
また直ぐに行きたくなってしまいますね〜。
後程「ハチ」の毛バリの作り方もアップする予定です。

よろしくどうぞ。

標高965Mのヤマメ

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標高965Mのヤマメ(藪沢釣行記)

午前4時。奥多摩の日原川本流近くに車を止めた私たちは、沢に入る準備をした。
今回は、私の主宰する「吉田毛鉤会」のメンバーで、沢を詰めたらどこまでも、人間岩魚の異名をとるいさおさんの案内付きの釣行になった。
いさおさんは、学年では私のひとつ上になるが、生まれた年は一緒だ。



釣り場までは徒歩で1時間半。林道を数十分歩き、登山道へのアプローチとなる。
途中100メートルの高度差を登るための、つづら折りの坂道がキツかったが、共にテンカラに対する情熱は中途半端ではないため、二人合わせて103歳の壮年コンビは、あの美しい奥多摩産の美女、ではなく美魚に出会える希望を胸にしたため、したたる汗をものともせず、持参した2リットルの水をがぶ飲みしながら入渓点をめざした。



つづら折りでは一度沢から離れ、尾根に近いところを歩く山歩きの様相になるのだが、そこを過ぎると沢が一気に近づいて、毛バリを振り込みたい気持ちが高まってくる。
私の場合は源流から海までテンカラをやり、どのような場所でもテンカラを楽しむことができるのだが、もしもどんな場所でテンカラをやるのが一番好きかと問われれば、やはり苔むしてしっとりと落ち着いた坪庭のような、日本庭園のような「渓」と答えるだろう。
それがここ奥多摩には数多く存在する。



都心から車でも二時間程。そこから徒歩で入渓点まで行き、日帰りであの「渓」を楽しめる現状に置かれている私は、常日頃から本当にありがたいと思い続けている。



入渓して間もなく、いさおさんが良型のヤマメを釣った。
ここではこの位のサイズが良型なのは周知の事実だ。


(老眼世代同病相哀れむ)

野性味のある美しい魚体だ。


(いさおさんの釣果)

私たちの入る沢は放流をしていない場所が多く、釣れれば天然もしくは、遠い昔に放流された魚の子孫である。



とにもかくにも目的は美魚なのだ。奥多摩の沢は大きさや数を楽しむ沢ではないと思うのは、行ったことのある人ならよくわかると思う。



今日の水温は15度。魚の活性も高く、水面を割って出る魚もいて飽きない。しかしスレているのか、なかなかフッキングをしなかった。



上流に行くにしたがいイワナの渓になってくる。


(私のプチ釣果)

小型ながら二人ともイワナを釣り、奥多摩支流の沢の釣りを存分に楽しむことができた。


(もうひとつチビですが)

午前11時を過ぎ、休憩しながらそろそろ退渓しようかと相談をし、もうひと振りというところで私にもヤマメがヒットした。


(ヤマメだけどワイルドだぜぇ〜)

どうみてもイワナのすみかという渓相なので、ヒットした一瞬は「イワナだ!」と思ったのだが、次の瞬間ヤマメだとわかり、「何でこんなところでヤマメなのだ」と二人で笑ってしまった。

標高965メートル。

高原のヤマメなら標高900メートルで釣れても珍しくもないが、あの渓相と相まって、笑い話になるようなヤマメである。


(階段状のポケットから)

飽きない程度の魚が釣れる沢、しかしキープしたら一瞬で魚の枯れ沢になってしまうような規模の沢。このようにいつ行っても美しい天然魚に会える「渓」は、やはりキャッチアンドリリースを奨励し、渓も魚も後世に残したいと思うことは、同じ渓を楽しむものの共通の願いだ。

奥多摩の支流で、一尾でもよいので綺麗な魚を釣る。歩きのキツイのも忘れ、その「渓」の気を身体に取り込み、日頃のストレスの解消になるという、まさに一石三鳥というほど価値のある今回の藪沢釣行で、みごとリセットされた私のメンタル面。



これで平常心を失わず、日常業務の多忙さにも負けずに週明けを迎えることができると思う、今回の素晴らしい釣行であった。


(これは釣果にあらず)


(少しは逃げろよ)

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いさおさん。案内ありがとうございました。

またご一緒いたしましょう。


吉田毛鉤 今夜はぐっすり眠れます 吉田孝