発売予定は7月上旬になりました、神田櫻井釣漁具製のテンカラ竿『金剛やませみ』。

 

この2シーズン、私が源流域で渾身のテストを繰り返した竿ですが、詳細がわかりましたのでお知らせします。

 

 

全長270センチ

重量46グラム

仕舞寸法28センチ

穂先径0.6ミリ

 

となります。

 

 

よろしくお願いいたします。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

 

 

 昨シーズンはほとんどの源流釣行と管理釣り場にこの竿を持ち込み、全長、仕舞寸法、調子のテストを繰り返し、最終的な仕上げに至るまで話を詰めて、納得のいく竿の完成となりました。

 

 今回の竿は私の好む山岳渓流や、源流域の小渓流での扱いやすさを第一に考えました。

 

 コンパクトなキャスティングとアワセの効きやすさ、取り込み時に魚を遊ばせないよう、先調子で粘りのあるバットの竿にしていただきました。

 

 

 ザックの横に取り付けた竿が、その辺に引っ掛かるのが嫌なので、仕舞寸法は竿栓を含めても30センチを切る長さにしてもらい、ザックの中にも余裕で入ります。

 

 藪沢でも取り回しのよい2メートル70センチの長さ。

 

 竿のスペック以外での一番のこだわりは、日本の渓に合う落ち着いた色あいの塗装にしてもらったことです。

 

 しっとりとした和竿のような雰囲気もあり、何よりこの竿を愛でながら酒が飲める(笑)という竿となっております。

 

 メーカーさんからもGOサインが出ましたので、発売前の前宣伝としてご紹介させていただきました。

 

 発売日等の詳細は、わかり次第当ブログでお知らせしたいと思います。

 

 神田『櫻井釣漁具』製の新しいテンカラ竿をお楽しみに!

 

 

 吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

 

 

昨年の大型台風で被害を受けてからというもの、常設のテンカラ教室と毛バリ研究会がまともに開催できなくなった。

 

折りを見て形を変え、何回か開催したが、まともな形ではできていない。

 

そこへきてこの(コロナ)騒ぎが発生した。

 

前回の教室も屋外での開催となり、思うようにはならなかった。

 

ご参加いただいた方々からは、教室後、メールやメッセージで個別に質問を頂戴したので、補足はそこで回答させていただいた。

 

前回の参加者はみなさん毛バリ巻きもやりたいとのことだったが、毛バリの教室を開催できないのがもどかしい。

 

そんなこともあり、前回前々回と源流釣行の装備を紹介させていただいた。

 

そこで今回は毛バリ巻きの道具の話を。

 

作り方の細かで微妙なテクニックについては、実際にお見せしないとご理解いただけないので、先ずは基本的な道具をご紹介してみる。

 

ハリを挟んで保持するタイイングバイスは、またの機会に説明することにして、今回は最初に最小限揃えたほうがよいと思うものを紹介する。

 

(接着剤は専用のものが使いやすいが、なければ瞬間接着剤でも)

 

タイイングの最小限の道具は写真の通り。

 

「ボビンホルダー」

「ハサミ」

「ハックルプライヤー(大小)」

「ニードル」

「ハーフヒッチャー」

「ヘッドセメント(なければ瞬間接着剤)」

 

 

 

スレッド(糸)とボディ材は色を合わせる。

 

(左がフェザント、右がコックネック。保管の際、虫除けは必ず同封しておく)

 

ハックル(蓑毛)は2つのタイプが欲しい(ひとつはコックネックもしくはコックサドル、もうひとつはフェザント「キジ」に代表されるソフトハックル)

 

(マグネットやマグネットシートは必需品。これでハリの紛失が防げる)

 

これらの道具と材料があれば、最初の写真にあるような2つのパターンの毛バリを巻くことができる。

 

後は色とサイズを変えてバリェーションを増やしていく。

 

胴体(ボディ)と蓑毛(ハックル)と頭(ヘッド)の3部で構成されている「基本的な毛バリ」が巻けるようになれば量産も可能だ。

 

釣り場での弾切れの不安に駆られることなく、安心して釣りを続けることができる。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

(1)に引き続き装備の話。

 

○エマージェンシーパック

日帰りであれ泊まりであれ、時には生業の出張まで、これひとつ持っていれば安心できるエマージェンシーパックを用意してある。

 

中身は

『常備薬』(飲み薬に傷薬、虫刺され、打撲や筋肉痛の薬)

『湿布薬とテーピングのテープ』

『綿棒』

『爪切り』

『ポイズンリムーバー』

『裁縫道具』

『予備電池』

『ヘッ電もしくは小型のフラッシュライト』

『レスキューシート』

『小型ツェルト』

『細引き』

『折り畳みハサミ』

『ライター他着火用具』

『予備のホイッスル』

●別途『非常食もしくは携行食』

 

この位あれば、万が一のアクシデント(意識があれば)が発生しても1晩か2晩持ちこたえることができるだけのものを揃えておく。

特に低体温症に気をつけたい(夏でも疲労凍死はありうる)ので、アルミ蒸着のレスキューシートは持っていたほうがよいと思う。

 

○塩と砂糖

私はコーヒーが好きで、渓でもよく飲むが、(疲労からくる低血糖の予防的措置として)普段は入れることのない『砂糖』を入れることがある。

緊急時の食料代わりにも。

塩はどこぞの神社で入手してきたお清めの塩を。

大量発汗の時に舐めたり、調理にも使うが、なんとなく雰囲気の悪い時には、気休めかも知れないが周囲にまく時もある。

どちらもナルゲンのボトルに入れて持参している。

 

 

単独行の方は是非とも『ココヘリ』に入会(保険)しておくことをオススメする。

登山者には一般的なココヘリ、年間4000円弱(だったかな)で、遭難、行方不明時に自分の位置情報がわかるため、責任ある大人なら持っていたほうが良い。

 

非常事態宣言が出て、自宅籠城を余儀なくされた方々もいると思う。

 

この機会に一度自分の入渓用品を見直してみるのも良いだろう。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

続けているテンカラ教室にご参加いただいた方々から、源流釣行にいきたいという話をよく伺うので、備忘録も兼ねて解説してみようと思う。

とても1度では書ききれないので、機会があれば続きを書こうと思っている。

 

源流釣行の装備(1)

(あくまで私の場合。基本的に日帰り単独行の説明になる。クライミングの要素の強い場所には行かないので、それらの場所に必要な用具類は省く。釣具一式は、釣り場に釣り方、ひとそれぞれ違い過ぎるので別の機会に)

 

★装備

 

●頭と足(回り)

ひどい滑落をしたらアウト(命)なので、ヘルメット不要の方はご自由に…、私の場合はつまらない場所でのちょっとした転倒や、枝やオーバーハングした岩の下を潜った時の擦り傷等の怪我を防ぐため、単独行の場合は着用するようになった(怪我して動けなくなった時、救助を呼びにいってくれる人がいない)。

何より少しの雨なら防ぐことができるのと、帽子と違い頭に密着しても蒸れず、快適さも含めて愛用している。

シーズン中、3月の寒い時期以外はウェットウェーディングだ。

沢靴とネオプレンソックスかウールのソックス、スネ当てのゲーターの組み合わせがほとんど。

水の汚い場所ではヒップブーツやウェーダーを着用する場合もあるが、基本的には源流域は足元の不安定な場所だらけなので、寒い時期以外上記のものはオススメできない。

沢靴のソールはフェルト派。

ラバーソールはスリップする時「ズルズル」ではなく、「ストン!」と一気にくるので、コケた時の衝撃がかい大きい。

それが理由で何度か小さな怪我をして以来、「苔の少ない沢へのアプローチが舗装路を長時間歩く」以外では使わなくなった。

フェルトソールで滑りそうな場所を想定して「脱着式のチェーンスパイク」を持っていく場合もある。

手袋は必携。

入渓退渓時の泥壁や草付きの上がり下がり、ちょっと手を付いた時の掌の怪我防止、もちろん防寒対策にも。

 

(春と秋の装備)

 

●ロープとスリング

ガチャガチャ(登攀用具)は使わないとはいえ、緊急時、例えばちょっとした高い場所にうっかり上り(ホントはうっかりはダメ)、下りるのに危険を感じた場合にロープを使う場合もある。

場所に応じて10メートルから20メートルを持参している。

スリングは自己確保(セルフビレイ)用に(初心者の同行者がいる場合はその人の分も含めて。120もしくは180センチ)。

カラビナも数枚持参している。

 

(ロープとスリング、カラビナ各種)

 

●浄水器

飲料水はとにかく重いため、できれば持参したくない。

登山ではなく源流釣りなので、基本的に綺麗な水はふんだんにある。

さすがに原虫類や細菌類の心配があるため生では飲まないが、煮沸もしくは浄水器を通せば大丈夫だ。

以前はボトルタイプのものを使っていたが、最近は写真のものを愛用している。

折りたたみ式の水筒とセットにしても軽量なのでありがたい。

 

(ソーヤーの浄水器、軽い)

 

●クマ対策

爆竹は破壊的な音響だが一瞬で終わる。

なので最近は100円ショップで買ったおもちゃのピストルを使用している。

クマ学者の提唱する「クマよけで一番効果のあるものはスプレー」。

ここ最近は里まで平気で下りてくるヤツもいるので、クマ対策は絶対にやった方がよい。

私も何度か目撃し、書籍にエッセイとして書いたことがあるが、ホイッスルは緊急時や仲間との合図にも使うので必携である。

 

(ホイッスルはクマ対策だけでなく、緊急時にも使う)

 

●地図とコンパス、GPS

スマホの山地図アプリは使わない派。

スマホには山や釣りに関係のない、日常生活で必要な重要なデータも入っているため、紛失や落下、破損が嫌なので、財布と一緒で下山するまでザックから出すことはない。

写真撮影には一眼レフを持っていくため、スマホでは撮らない。

GPSもハンディを持っていくが、電化製品は信用ならないため(電池切れ、破損)、バックアップとして紙の地図とコンパスを持っていく。

ちなみに保険として、登山者にはおなじみの「ココヘリ」(検索すれば直ぐに出てくる)も持って入渓している。

 

(ファーストエイドキットの中身はいずれ詳しく)

 

●ファーストエイド(エマージェンシー)キット

怪我をして動けなくなっても、1日2日はその場で何とかしのげるだけのものがキットには入っている。

(薬品各種、テーピング用テープ、ポイズンリムーバー、ツェルト、保温用アルミシート、ライト、着火用品、裁縫用具、細引き、塩、砂糖等)

 

食事の道具やレインギア等まだまだ持参するものはあるのだが、とにもかくにも事故や遭難を想定した時に何が必要かを考えてみれば持っていかねばならないものは何なのかがわかる。

それらをコンパクトにまとめ、日帰り釣行の場合で30リッターのザック(私は防水ザックが好み)に入れている。

 

源流釣行には必要なものが多い。

ザックも余裕があった方がよい。

何より必要なものは、健康な身体と知識だ。

知識は登山や沢登りの書籍やWEBから得られるし、登山の学校に通えば色々と覚えられる(私も一昨年、懸垂下降の教室から登山と医学の教室等にいくつか参加してみた)。

しかし健康な身体と体力だけは自分自身で努力する他ない。

不慮の事故は仕方がないとして、持病があったりして、それが理由で渓で具合が悪くなれば、単独なら死の確立も高くなる。

複数の場合は同行者に迷惑をかけることになる。

走るのが大嫌いな私も源流釣りを続けたいために、週に最低2回、各5キロのランニングを欠かさないようにしている。

源流釣行は本当に楽しい、しかし危険とはいつも隣合わせだ。

装備と知識と体力を持ち、これからもこの楽しい遊びを続けていくつもりだ。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

【クマ避けグッズを新しく】


 数年の間ザックに取り付け、源流釣行の際はいつも持っていた『クマ避けスプレー』の消費期限が切れた。新しいものを導入したが、以前のものは大きかったので、サイズダウンしてみた。

 


 スプレーについて色々調べてみると、内容物に水溶性と油溶性の2種類があり、効果も違うとのこと。強力な油溶性はヒグマやグリズリーにも使えるとあった。今回購入したものは水溶性。お守り変わりだし、ツキノワグマまで対策できればOKということで小さいものにした。


 実際に遭遇したら、テンパったこちらがどのようになるかは全く不明だが、私のホームでもある奥多摩の渓は、ツキノワグマがうろうろ(うようよ)しているので(私も2度目撃している)、クマ学者もイチオシしているクマ避けスプレーは、どうしても持参していきたいグッズのひとつとなっている。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

いつもなら週末の土曜日は釣りに行くのだが、明日は100回目となると記念のテンカラ教室の開催を控えているため、怪我などしないよう、釣りにいくのは止めにした。で、今朝は久しぶりに時間が取れたので、家の周りをランニングしてきた。

 

 

10キロは走りたいが、夕方ランニングだと、帰宅してからの入浴と洗濯、食事の用意等していると眠るまでの時間をあわただしく過ごさねばならなくなる。仕方がないので生業のある平日は7キロ40分ちょいのランニングで我慢している。

 

 

ランニングが終わったので、シャワーを浴びてから電車に乗った。今日は巣鴨の『ゴロー』さんにいき、山靴と沢靴をオーダーしてきた。

 

 

丁寧に足形を取ってもらうと、左右の足のサイズに違いがあることがわかる。足幅や親指の反りなど、専門家ではないとわからないところも色々と教えていただいた。誉められたのは足裏のアーチ。最近は扁平足気味の足の人も多いと聞いたことがあるので何だか嬉しくなった。

 

1時間程相談しながら靴を決めた。2ヶ月後の完成が楽しみだ。

 

 

この1年は身体を鍛えることを重視したが、年齢に関係なく体力が上がることを実感した。せっかく鍛えた身体なので、そのスペックを最大限に生かすべく、身の回りの道具も入れ替えている。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

 

以前から何度もテストを繰り返し、1月のフイッシングショーでは試作品をご紹介させていただきました、フジノライン製の新しいライン『テンカラジャパンスタイル』が発売になりました。

本日はそのラインの紹介写真の撮影を、奥多摩のTOKYO TROUT COUNTRYで行ないました。

抜群のキャスティング性能と水中での視認性。そして何より巻き癖の少なさがこのラインの特徴となっています。

ぜひとも一度お使いいただき、扱いやすさを体験していただきたいと思います。

新製品のTENKARA JAPAN STYLEを、どうぞよろしくお願いいたします。

 

吉田毛鉤 吉田孝

 

https://www.rakuten.co.jp/fujinoline/

本日は奥多摩のTOKYOトラウトカントリーに、私がいつもお世話になっているラインメーカー『フジノライン』さんの社長と会長にお越しいただき、新しいラインの詰めのテストを行ないました。

 

 

巻きグセの付きにくさ、コントロールしやすいテーパー形状、引き込みのアタリの取りやすい視認性 、そしてちょっとした工夫を施し、魚へのラインの違和感を少なくするという特徴を持った、かなり理想的なテンカララインに仕上がると思います。

 

そして、新たな特殊加工をほどこしたテンカラハリスも、より一層使いやすくなって発売予定となりました。

 

詳細はヒミツです(笑)。来期の発売をお楽しみに!!

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

吉田毛鉤オリジナル金剛(非売品)

 

 

数十種類のテンカラ竿を買いまくり、実際の釣りで使ってみて、市販品で私の釣りにはこの竿以外考えられないというベストな竿に出会った。それが神田櫻井釣漁具製の『金剛てんから3.0メートル』だった。短竿派の私はいつも入渓する沢では3メートルの竿を基準に釣りをしている。その後に3.3メートルも購入し、この2本の竿が本当に使いやすく、いまでも常に愛用している。

 

昨年の11月。神田櫻井釣漁具の常務とお会いした時に、個人的に竿を発注したい旨お話ししたところ、「少数はムリですが(あたりまえです)ある程度の数がまとまれば」ということでお願いをした。
それから1年。途中でデザインの確認など数度のやり取りの後、無事完成した。

 

発注の話を吉田毛鉤会のメンバーにしたところ、多くのメンバーから欲しいとの連絡をいただき、発注即予約終了となってしまい、正直驚きを隠せなかった。ありがたいかぎりだ。

 

さて、来期はこの竿で解禁から思い切り『沢テンカラ』を楽しみたいと思っている。

 

(非売品)

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝