前の日曜日からスタートした私的テンカラウイーク。入渓、カンツリ釣行、毛バリ研究会、テンカラ教室の後はなじみの渓に出かけることに。

 

今日はちょっと毛バリのことについて検証したいことがあった。

以前いただいた職業漁師の方の毛バリに似せて巻いた毛バリを使い、いつもより太いハリスで釣りをしてみる。私のスタンダードの仕掛けに比べると毛バリもハリスも一回り大きな(太い)ものだが、釣り場と釣り方が合っていれば……詳しくは研究会で解説しようと思っている。

 

 

今日は釣りを開始しても蓄積疲労にやられているらしく、肩は重だるく、目もかすみ気味。釣りにもあまり集中できなかったので、同行の女子にがんばってもらった。開始早々にそこそこの型を出した女子。その後は私も1尾釣り、なんだか気が抜けた2人は、もう渓メシのことで頭がいっぱいになってしまった。

 

今日は入渓前にトラウトカントリーに寄り、毛バリの納品をしてから渓に入ったため、スタート時間は遅かったが、10時過ぎには食事の準備にとりかかり、だらだらと渓で過ごす。

 

夏場でも腐敗しない食材を渓に持ち込み、美味しい食事をしたいと思うのだが、年齢からくる胃弱のせいか、肉っぽいものや油っぽいものが食べたくない時がある。そこで持ち込んだのが長芋である。 麦ごはんは炊くだけ、長芋はスリスリするだけ、味噌汁はインスタントにし、個装パックの海苔の佃煮を用意すれば、贅沢な御膳の完成となる。名付けて『奥多摩渓御膳』。 麦とろはご飯がいくらでも胃袋に入ってしまうので、食べ過ぎ注意のこのメニューだが、とにかくいうことなし!!の美味しさだった。

 

 

これで満足してしまったので、昼過ぎには退渓。

帰りにトラウトカントリーに顔を出し、今日の報告をして、コーヒーをいただき帰宅した。

 

これにて終了の私的テンカラウイーク。明日から現実世界に引き戻されます(泣)。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

土曜日は子供の学校行事だった。それが終わり、公私共にひと段落したので、今週は週の半ばにも休暇を取り、テンカラ関連行事をいくつかスケジュールしてみることにした。今日はその第一弾で、山賊と釣り(笑)。

 

 

吉田毛鉤会メンバーの山賊ことナベちゃんから「久ぶりに釣りが拝見したいので…」とオファーがあった 。山賊と呼んではいるが、見た目のイカツサと裏腹に、体育会系出身で礼儀と常識をわきまえた男。三人の子育て中なので本当にしっかりとしていて、空気の読めない輩と違って一緒に行動していても気持ちが良いのだ。最近分かったが、高校の後輩でもあった(笑)。

 

日曜日の釣行を決めた場所は山梨県下。激戦区でもあるためチョッ早に家を出て現地に到着したのが午前4時だった。先行者も回避できたようなので、支度をして林道をグイグイと歩く。

 

川に下りた時点では、まだ5時半位だったと思う。時間に余裕もあるし、先ずはザックの荷物を広げて、整理しながら釣りの準備をした。

「今日は釣りをじっくりと拝見さてください〜」

ということだったので、お言葉に甘えて心おきなく竿を出させていただくことに。

 

と思ったら、開始早々立て続けに魚が釣れたので、こちらとしてはお腹がいっぱいになりつつあった。この時点でもまだ朝の5時台だった(笑)。

その後は交互に竿を出し、真面目に立ち位置や釣り方の話もしながら、夏空となったこの美しい渓を堪能した。

 

気温は朝は10℃しかなく、林道を歩いていても汗ひとつかかず。日が射す渓は本当に快適極まりなく、早々に満足してしまった二人は、早めのランチにすることにした。

 

こちらは私の渓メシのド定番の『スパムごはん』。しっかり食べるということだったので、今日はお米を増量したが、見ていても気持ちの良い食べっぷり。持参してきてくれたノンアルで乾杯しながら、ゆっくりと渓を愉しむとができた。

 

そして車止めに戻った時間が午後1時。余裕綽々の釣りだった。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

一昨日は入渓、昨日は毛バリ研究会、今日は生業が休みだった。そこで入渓することにした。三日連続の奥多摩通いだ。

 

 

今日はちょっと見ておきたい渓があった。

月曜日だし早朝の入渓者もいないと踏んで、ゆっくり出かけて沢に立ったのが午前7時半。渓相はいいが、いかにも入りやすいため、沢に下りたところに焚火の跡があった。跡をキチンと始末していなかったので、イラッとしながら横目で見て釣りを開始する。

長いこと釣りをしていると、開始時に大体この渓は釣れるかどうかが雰囲気でわかってくるようになるが、ここはあまりイイ感じではなかった。

 

案の定1時間遡行しても魚の影はなかった。虫も飛び始めたが、それにつられて動く魚もない。オマケに茶ゴケの生えたナメ床が多く、ラバーソールの沢靴では滑りまくる。こりゃ〜ダメだと見切りをつけ、車まで戻った。沢靴にゲーターにヘルメットも着用のまま車を走らせ別の渓に。フェルト底ではダメだけど、ラバーソールなら運転に支障がないことが解かった(笑)。

 

別の渓に到着し、登山道をスタコラ歩く。沢に下り竿を振ると、早速オチビが毛バリにまとわりついてくる。オチビのいるという生命感。不毛の渓から移動したので安心感が湧き上がってくる。 毛バリにのらないが反応は多く、ほどなく本命ポイントから1尾釣れた。

 

 

その後2尾追加して時速3尾。

いつもの入渓では大体こんなもんで満足してしまうし、今日は半日釣行の予定なので携帯食しか持ってきておらず、車止めまで戻ることにした。車止めまで戻ろうと思い、渓を下っていったのだが、まだ11時前だったこともあり、下流部の別の区間に寄り道をしてみた。

 

魚を追加し、正午まで時間があったので周囲の写真を撮り、滝を流れ落ちる水を見ながら一服する。

渓の空気を身体一杯に浴びて、ガス抜きのリラックスタイムとした。

平日の半日でこれだけ渓を堪能できればいうことなしだ。

こうしてちょいちょい釣りに行かれる今の状況に感謝。

そしてもちろん魚にも感謝だ。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

私の場合は、毎月開催している教室の講師や、取材や原稿書きなどの仕事としての釣りと、仲間と楽しくプライベートで釣りに行く場合の、2種類の立ち位置でテンカラをやっている。

 

 

ちょうど取材も終わり、原稿もひと段落したので、昨日は吉田毛鉤会のメンバー女子を誘いプライベートでのんびりとホームの渓に出かけた。

 

この渓の魚は先日までスレッスレになっていたが、2日間の降雨のおかげかリセットされたようで、早朝からそこそこの数の魚たちが毛バリにまとわりついてきてくれた。

 

サイズは小さな「ヤ豆」ばかりなのはご愛嬌。終盤にイワナが出てくれたのでよしとした。

 

 

私は渓の魚は食べないので、釣れた魚たちには感謝の気持ちを込めながらリリースした。

 

 

同行の女子も良型を釣ったこともあり、のんびりと飯を炊き、ゆったりと渓でランチを楽しんだ。

 

昨日の釣行は魚も釣れたし束の間の息抜きは大満足だった。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

解禁から2ヶ月経過した。

 

昨年末から療養中の親族の件でちょっと厄介な事案が発生し、今期はあまり釣りに行くことができないのではないか、と思っていた。

しかし私がいくら考えていてもどうにかなることでなし「世の中なるようにしかならん、取り越し苦労はヤメタヤメタ」と頭を切り替え、入渓予定を立てることにした。

 

 

そして解禁へ。3月は2度だったが、4月の入渓は5回。結局いいペースで自然渓に入ることができている。取り越し苦労は止めるに越したことはない。

 

私的解禁は解禁御膳をご提供http://yoshidakebari.jugem.jp/?eid=2022
この週末は入渓と研究会http://yoshidakebari.jugem.jp/?eid=2035

 

そして昨日。生業は年中無休なのでGWは人並みに休みが取れない。
生業に絡むボランティア活動などもあり(3日と5日)、他人のお世話ばかりではつまらないので昨日は休暇を取った。

 

同行者をピックアップしいつものように奥多摩の渓に車を走らせる。
実は今日の釣行、もう一名の同行者のブッキングミスのプチ珍事があって、朝は一瞬バタバタとしたが、その後はいつものように入渓となった。

 

 

GWなので先行者も覚悟の上だし激戦区でもあるので、相当叩かれていることも想定内だった。
案の定同行の女子メンバーにとっては苦しい戦いを強いられることになり、後ろからアドバイスしながら釣り上がってもらった。
連日の入渓者の影響だろうか魚にはけっこうなプレッシャーがかかっていて、逃げないが毛バリを追わないという、管理釣り場のスレた魚のようになっていた。

 

時々竿を出させてもらった私もかなり真剣に魚と対峙したが、あまり釣れなかった。
それでも渓いっぱいに広がる新緑に心は萌えたのでよしとしよう。

 

 

今日の渓メシはソーセージ入りのカレーピラフを作った。
釣果はイマイチでも、新緑の色に染まる渓での美味しい食事に心はすっかりと癒された。

 

釣れてよし 釣れなくてよし 奥多摩の渓

 

帰宅と同時にまた行きたくなった。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

入渓(4月29日)

私が山岳渓流に好んで入るのにはいくつかの理由があるが、魚を釣るという目的以外では、やはり日常生活で溜まり込んだ『精神的ゴミ』を浄化してもらうのが目的となっている。ゆえに場所も空気も水も綺麗なところでないとダメなのだ。

 

 

湿度を帯びた空気を吸い、毛バリに飛び出る魚に一喜一憂する。この魚も成魚放流されたような魚は嫌だ。だから大きさも数もあまり気にはならない。綺麗な魚が釣れて、その魚を撮影して、帰宅後その写真を見て今日の渓に思いを馳せる。この一連のルーティーンを行なうことによって精神的ゴミが洗い流され、全てとは言わないがリセットされるのだ。そしてその渓で摂る美味しい食事が加わればさらにその楽しさはふくらみ、理解できる友も一緒ならなおさらである。

 

ということで今日も週末のルーティーンに。同行者は吉田毛鉤会の女子メンバーのひとり。最近メキメキと腕を上げているので釣りに関してはだんだんと言うことが少なくなってきた。次世代を担う若手なので、これからも楽しみながら頑張ってもらいたいと思う。

 

今朝は気温が低く、入渓直後は水温も低かった。ただ魚の反応は悪くはなく、時間の経過と共に飽きない程度に釣れた。激戦区の小渓流、半日で十数尾(二名で)釣れたので、かなり活性が高かったようだ。しかもかなりなのんびりペースで、一服したりゆっくりと食事をしたり。 

 

後半戦はどんな毛バリにも魚が反応するという状態になった。下山直後に雨が降ったが、天気は晴朗食事も美味しく、肝心の魚も好反応で会話も弾んで最高の一日となった。お付き合いいただいたメンバーのカオリン。 本日もお疲れさまでした。

 

 

 

毛バリ研究会(4月30日)

本日は72回目の毛バリ研究会の開催日。 いつものようにTTC(TOKYOトラウトカントリー)での開催だ。

前回のテンカラ教室にご参加いただいた方に、ステップアップ編としてご参加いただいた。

 

 

『自分で巻いた毛バリで魚を釣らないと、この釣りの愉しさ(楽しさ)の半分は損をしている』と、私のテンカラ教室では力説しているが、今回初参加のみなさんにも、毛バリ巻きの基礎知識、道具やマテリアルの用意の仕方をご説明し、その後は基本的な毛バリ(浮・沈)を実際に巻いていただいた。

 

ご参加いただいた方からは、「初めて自分で巻いた毛バリで釣れました」「自分で巻いた毛バリで釣れると楽しいの意味が理解できました」との声も聞くことができ、こちらとしても嬉しい限り。

 

ご参加いただきましたみなさま、本日はありがとうございました。 今日はドタバタしていたので、撮影はメンバーにまかせてしまいました。メンバーのとくさん、写真撮影ありがとうございました。

 

 

テンカラに挑戦しようとしている方から、ビギナーからステップアップしたい方、そして経験者の方の自分の釣りの見直しに、TTCのテンカラ各教室(テンカラ・毛バリ)は月に1回ずつ開催しております。

毎月そして通年開催のTTCのテンカラ各教室を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会 テンカラインストラクター 吉田孝

この週末はダブルヘッダーで入渓となった。日帰り釣行×2日。仕事や家族のこともあるので、泊りで入渓できなくとも、連日入渓可能な源流が私の愛する奥多摩にはある。

 

先ずは今日(土曜日)、私が主宰となっている『吉田毛鉤会』のベテランメンバーのひとり、いさおさんと奥多摩の支流のそのまた支流へと入った。

 

40分の林道歩きから尾根をひとつ越えて川に降り立ったが、焚火の跡がそこかしこに。

人が入ることについて、私がどうこういう筋合いではないが、焚火の跡くらいキレイに片付けていったらどうなのだと思う。

重たい荷物を背負い、息を切らせて歩いた後にこういったものを見ると本当にガックリとくる。こういったものを見た場合には、山や渓にポイ捨てしてあるゴミを見た時と同じように、「原因を作った奴には必ず天罰がある」と思うようにして、せっかくの入渓時に自分自身のフラストレーションを溜めないようにしている。

 

それでも本日の私の釣りは、入渓直後に幸先よく本イチの美魚が飛び出してくれたおかげで、半日落ち着いて釣りをすることができた。

 

 

同行のいさおさんの釣りをじっくりと観察してみたが、やはり藪沢のベテランだけあって、安心してその釣りを見ていることができる。毛バリを打ちたい場所、どちらの方向に流すのか、どこで魚を出そうとしているのか。藪沢好きの私も全く同じことをするので(年齢も一緒だし)、いさおさんの釣りが手に取るように理解できるため、自分が釣っているような気分になって実に楽しいのだ。その淀みないソフトなキャスティングも相まって、今日もいいものを見せてもらった気になった。 いさおさんもコンスタントに魚を釣り、午後の天候も考慮し11時に退渓の用意をした。

 

放流のない区間の美しい魚が持ち帰られることなく、未来永劫その姿を見せてくれることを願いつつ渓を下り、TOKYOトラウトカントリーに立ち寄ってランチをいただいた。食事をしていると雨が降りだした。ちょっと寒くなってきたし、明日の入渓のことも考え早めに帰宅した。

 

そして今日。同じく吉田毛鉤会メンバーで、山釣り歴1年の女子と別の渓に入った。

件の女子は今期3度目の入渓となるが、まだ結果を出せていなかった。

日帰りで行くことのできる激戦区の源流域なので仕方ないが、連続入渓で結果を出さないと、ガイドをしているこちらの沽券にも関わることなので、今日は本気で釣らせるつもりでいた。

 

昨日と打って変わった快晴で、登山道を歩いていても気持ちがよい。

歩いている途中、ふと崖下に目をやると、そこには『カモシカ』が。 奥多摩では何度か目撃しているが、日帰り釣行でも、クマや鹿、カモシカにも会える源流域の自然環境が保たれていることに感謝したい。ま、クマには会いたくないが。

 

釣りのほうは、魚が走りやすそうな場所、入り組んでいて毛バリを打ちにくそうな場所は私がやることにして、女子には本命ポイントを狙ってもらうことにした。

最初はヒラキに魚がいて、簡単に走られそうなポイントだったため私がやってみたのだが、開始一投目で釣ってしまいプレッシャーをかけてしまった(汗)。

それでも見事に結果をだしてくれた女子。今日は釣れちゃったではなく、自分で狙った魚をベストのタイミングでアワセて釣り上げたので、本当に満足そうであった。

 

 

喜んでいる女子に、さらなるステップアップをしてもらおうと、お手本を見せながらアドバイス。

今日は比較的魚の状態がよかったし、ミッションもクリアーしたので私も大満足だった。

 

週末連日釣行となったが、入渓して渓を楽しむ時間があることに感謝したい。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

 

昨日も今日も日中は気温が上昇した。

標高の高い場所では、奥多摩といえども残雪があるので、融雪による影響なのか、正午近くなると水温が低下し、水に手を入れると直ぐに痛くなってくる。

そのような状況だったが、今日は(も)吉田毛鉤会メンバーの女子に藪沢のトレーニングをさせようと、かなりキツめの藪のある沢に入った。

 

(藪と格闘中w)

 

入渓直後に良型をバラしてしまった女子。入渓直後に魚が出ると、こちらがまだウォーミングアップ状態だったりすることが多く、掛けそこなうことがある。

私も遠い昔に師匠に「魚が必ず出る!と思って迷いのないキャストをしないと、不意打ちで出た魚にこちらが付いていけない」と言われたことがある。

 

私も数は釣れなかった。ただ、唯一ともいえる魚は小渓流では良型の22センチ。在来の血を濃く残す野性的な個体だった。

釣れてくれた魚に感謝し、撮影後はリリースした。

 

帰路、車止めで地元のわさび農家のご老人とお話しをした。

ご老人は「いいの釣ったかい?見せて」と聞いてきたので、「私も私の仲間も、釣った魚は写真に撮るだけで持ち帰ることはしないのです」と言うと、ニコニコした顔で「こんなちっちぇえ魚(10センチ)も持って帰っちまう輩がいるのになぁ」と言いながら、良型のいるポイントを教えてくれた。

撮影した魚を見せ、しばし談笑の後別れたが、ご老人との会話はホンワカしていてイイ時間を過ごせた。感謝する次第。

 

 

今日のランチは(も)定番のスパムごはんを振舞った。同行の女子には釣果の埋め合わせになっただろうか(笑)。

釣果に関わらず、美渓で過ごす一日は本当に癒される。

 

帰りにトラウトカントリーに寄ると、他の渓に入っていたメンバーもいて、ここでも談笑しガス抜きの追加をした。

みんなそれぞれのやり方で渓を楽しんでいる。入渓後の情報交換を兼ねたそんな時間が私は大好きである。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

ここ2〜3日急激に気温が上昇していた。

昨日は霧雨だったが、カラカラになっている山に水を含ませながら水温も上がる、テンカラ師にとってはおあつらえ向きの暖かい雨だった。

これはもう入渓以外考えられないテンションとなったので、吉田毛鉤会の女子メンバーと入渓した。

 

 

昨日の渓は私の好きな小渓流。

アプローチは落ち葉の積もる外傾斜のある細い杣道を使い、尾根を一つ越える。

所々ビミョーにしょっぱい場所もあるが落ち着いて歩き、午前8時半に川に降り立った。

 

プライベートでは里川や放流河川に入ることがないが、それはやはり在来の天然美魚に会いたい気持ちが強いのと、清冽な水と綺麗な渓畔林の中で釣りをしたいからに他ならない。 ここはかなりな小渓流なあげく藪もキツく、良型はあまり期待できないが、在来の美しい魚が確実に棲息しているので、私の好きな渓となっている。

 

入渓地点から走る魚。魚は確実にいる。 二人で交互に竿を出していくと、ほどなく1尾目の魚が釣れた。

日常生活から離れた場所で、冗談を言い合いながら釣りをして、綺麗な魚と戯れる。

いつまでも在来魚に会いたいので、もちろん釣れた魚は全てリリースしている。

 

私の釣果は7寸が頭だったが、二人で十数尾の釣果があり、反応のある魚は数知れず。

梅雨時のような雨が幸いし、激戦区の小渓流ではあまりないプチ山女魚祭りの様相となった。

釣れない時はどうしてもガツガツと釣りばかりに目がいってしまうが、今日は余裕の釣りとなり、雨でしっとりとした渓遊びを堪能することができた。

 

 

お付き合いいただいたメンバーのカオリン。本日もありがとうございました。

次は岩魚祭りを計画しましょう(笑)。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

車の免許を取ってから40年近くになる。その間釣りといえば車で出かけていた。

 

我が家からは秩父方面への電車でのアクセスがよいため、急に思い立って電車釣行を企ててみた。

 

 

駅からも近い、思いあたる場所があったのだが、生憎今日は放流日。放流日に放流魚をガツガツ釣るという行為は見ているのも嫌なので、そんな場所を避けたが、魚が薄い(というかいない)という評判の川しか残っていなかった(笑)。

テンカラに関してはドMな変態の私はその場所に決定。しかも上流部は藪だ。「藪っ被りで魚がいない」といって喜んでいるのは私の周囲にも何人もいない。でもやはり藪変態は少数ながらいる(笑)。

 

 

今日は『早朝に車で入渓』と違うので、先行者のことは考えない釣行となった。

しかも片道6キロ、標高差200メートルの歩きの後なので、開き直ってジックリやる他はないなという気持ちになる。

そう思って竿を出したのだが、釣り人はおろか魚も虫も見あたらなかった。やはり予想通りの渓だった(笑)。

 

稚魚0、走る魚0、虫は少なく藪いっぱい。こうなってくると魚が1尾でも釣れれば自分のやっていることが正しかったと思えるわけで、基本に忠実に、心折れずに丁寧に毛バリを振り続けた。

 

1時間半後。トンデモない場所(とても通常ならこんな場所まで毛バリを通さないだろうな)まで舐めるように毛バリを流していたら、ラインに押さえ込むような小さなアタリがあった。

 

 

すかさずアワセるとグイグイと引き込む生き物(生命感ゼロのところでやっていたので、なおさら生き物の感じが強調された)の感じ。ギリギリポロリとバラシそうになったが、どうにかネットインして撮影させてもらった。

 

それなりにテンカラをやってきて、一応川に立てば、自分が悪くて釣れないのか、魚はいるけど食わないのか、本当に魚がいないのかくらいはなんとなくわかるようになっている。今回の渓は本当に魚がいないという感じが強かったので、釣れた時の感動も強かった。単独行だったので、久しぶりに魚が釣れて声を上げてしまった。撮影後はお礼をいいつつリリース。

しかも『はじめてのおつかい』ならぬ、はじめての電車釣行である。この1尾で大満足。それ以降は竿を出すより上流の探査に切り替え、午前中で渓を下りた。

 

下山後は駅前で目玉をキョロキョロとさせ祝杯を上げる店を探す。

ビールと『みそポテト』でヤマメに乾杯。

 

薄い魚影と藪の中、自分の持てる引き出しを開け閉めしてどうにか釣りあげた魚。同じ1尾でも感動は全く違うことを実感する釣行となった。

 

帰りは旅気分を盛り上げるため、敢えて特急券を購入した。帰宅して道具を片付け、ゆっくりと風呂に浸かり、今日の釣行を振り返り、自己満足の極地となる。

 

そして山から汲んできた名水でひとり二次会に突入。 1尾しか釣れなくても、「1尾だけでも釣れた!!」と思える感動の釣行というものもある。 さてさて、喜んでいるのはこのくらいにして、明日は奥多摩のTOKYOトラウトカントリーで毛バリ研究会の開催日。祝杯を上げ過ぎないようにして、準備に取り掛からないと(笑)。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝