この週末はダブルヘッダーで入渓となった。日帰り釣行×2日。仕事や家族のこともあるので、泊りで入渓できなくとも、連日入渓可能な源流が私の愛する奥多摩にはある。

 

先ずは今日(土曜日)、私が主宰となっている『吉田毛鉤会』のベテランメンバーのひとり、いさおさんと奥多摩の支流のそのまた支流へと入った。

 

40分の林道歩きから尾根をひとつ越えて川に降り立ったが、焚火の跡がそこかしこに。

人が入ることについて、私がどうこういう筋合いではないが、焚火の跡くらいキレイに片付けていったらどうなのだと思う。

重たい荷物を背負い、息を切らせて歩いた後にこういったものを見ると本当にガックリとくる。こういったものを見た場合には、山や渓にポイ捨てしてあるゴミを見た時と同じように、「原因を作った奴には必ず天罰がある」と思うようにして、せっかくの入渓時に自分自身のフラストレーションを溜めないようにしている。

 

それでも本日の私の釣りは、入渓直後に幸先よく本イチの美魚が飛び出してくれたおかげで、半日落ち着いて釣りをすることができた。

 

 

同行のいさおさんの釣りをじっくりと観察してみたが、やはり藪沢のベテランだけあって、安心してその釣りを見ていることができる。毛バリを打ちたい場所、どちらの方向に流すのか、どこで魚を出そうとしているのか。藪沢好きの私も全く同じことをするので(年齢も一緒だし)、いさおさんの釣りが手に取るように理解できるため、自分が釣っているような気分になって実に楽しいのだ。その淀みないソフトなキャスティングも相まって、今日もいいものを見せてもらった気になった。 いさおさんもコンスタントに魚を釣り、午後の天候も考慮し11時に退渓の用意をした。

 

放流のない区間の美しい魚が持ち帰られることなく、未来永劫その姿を見せてくれることを願いつつ渓を下り、TOKYOトラウトカントリーに立ち寄ってランチをいただいた。食事をしていると雨が降りだした。ちょっと寒くなってきたし、明日の入渓のことも考え早めに帰宅した。

 

そして今日。同じく吉田毛鉤会メンバーで、山釣り歴1年の女子と別の渓に入った。

件の女子は今期3度目の入渓となるが、まだ結果を出せていなかった。

日帰りで行くことのできる激戦区の源流域なので仕方ないが、連続入渓で結果を出さないと、ガイドをしているこちらの沽券にも関わることなので、今日は本気で釣らせるつもりでいた。

 

昨日と打って変わった快晴で、登山道を歩いていても気持ちがよい。

歩いている途中、ふと崖下に目をやると、そこには『カモシカ』が。 奥多摩では何度か目撃しているが、日帰り釣行でも、クマや鹿、カモシカにも会える源流域の自然環境が保たれていることに感謝したい。ま、クマには会いたくないが。

 

釣りのほうは、魚が走りやすそうな場所、入り組んでいて毛バリを打ちにくそうな場所は私がやることにして、女子には本命ポイントを狙ってもらうことにした。

最初はヒラキに魚がいて、簡単に走られそうなポイントだったため私がやってみたのだが、開始一投目で釣ってしまいプレッシャーをかけてしまった(汗)。

それでも見事に結果をだしてくれた女子。今日は釣れちゃったではなく、自分で狙った魚をベストのタイミングでアワセて釣り上げたので、本当に満足そうであった。

 

 

喜んでいる女子に、さらなるステップアップをしてもらおうと、お手本を見せながらアドバイス。

今日は比較的魚の状態がよかったし、ミッションもクリアーしたので私も大満足だった。

 

週末連日釣行となったが、入渓して渓を楽しむ時間があることに感謝したい。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

 

昨日も今日も日中は気温が上昇した。

標高の高い場所では、奥多摩といえども残雪があるので、融雪による影響なのか、正午近くなると水温が低下し、水に手を入れると直ぐに痛くなってくる。

そのような状況だったが、今日は(も)吉田毛鉤会メンバーの女子に藪沢のトレーニングをさせようと、かなりキツめの藪のある沢に入った。

 

(藪と格闘中w)

 

入渓直後に良型をバラしてしまった女子。入渓直後に魚が出ると、こちらがまだウォーミングアップ状態だったりすることが多く、掛けそこなうことがある。

私も遠い昔に師匠に「魚が必ず出る!と思って迷いのないキャストをしないと、不意打ちで出た魚にこちらが付いていけない」と言われたことがある。

 

私も数は釣れなかった。ただ、唯一ともいえる魚は小渓流では良型の22センチ。在来の血を濃く残す野性的な個体だった。

釣れてくれた魚に感謝し、撮影後はリリースした。

 

帰路、車止めで地元のわさび農家のご老人とお話しをした。

ご老人は「いいの釣ったかい?見せて」と聞いてきたので、「私も私の仲間も、釣った魚は写真に撮るだけで持ち帰ることはしないのです」と言うと、ニコニコした顔で「こんなちっちぇえ魚(10センチ)も持って帰っちまう輩がいるのになぁ」と言いながら、良型のいるポイントを教えてくれた。

撮影した魚を見せ、しばし談笑の後別れたが、ご老人との会話はホンワカしていてイイ時間を過ごせた。感謝する次第。

 

 

今日のランチは(も)定番のスパムごはんを振舞った。同行の女子には釣果の埋め合わせになっただろうか(笑)。

釣果に関わらず、美渓で過ごす一日は本当に癒される。

 

帰りにトラウトカントリーに寄ると、他の渓に入っていたメンバーもいて、ここでも談笑しガス抜きの追加をした。

みんなそれぞれのやり方で渓を楽しんでいる。入渓後の情報交換を兼ねたそんな時間が私は大好きである。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

ここ2〜3日急激に気温が上昇していた。

昨日は霧雨だったが、カラカラになっている山に水を含ませながら水温も上がる、テンカラ師にとってはおあつらえ向きの暖かい雨だった。

これはもう入渓以外考えられないテンションとなったので、吉田毛鉤会の女子メンバーと入渓した。

 

 

昨日の渓は私の好きな小渓流。

アプローチは落ち葉の積もる外傾斜のある細い杣道を使い、尾根を一つ越える。

所々ビミョーにしょっぱい場所もあるが落ち着いて歩き、午前8時半に川に降り立った。

 

プライベートでは里川や放流河川に入ることがないが、それはやはり在来の天然美魚に会いたい気持ちが強いのと、清冽な水と綺麗な渓畔林の中で釣りをしたいからに他ならない。 ここはかなりな小渓流なあげく藪もキツく、良型はあまり期待できないが、在来の美しい魚が確実に棲息しているので、私の好きな渓となっている。

 

入渓地点から走る魚。魚は確実にいる。 二人で交互に竿を出していくと、ほどなく1尾目の魚が釣れた。

日常生活から離れた場所で、冗談を言い合いながら釣りをして、綺麗な魚と戯れる。

いつまでも在来魚に会いたいので、もちろん釣れた魚は全てリリースしている。

 

私の釣果は7寸が頭だったが、二人で十数尾の釣果があり、反応のある魚は数知れず。

梅雨時のような雨が幸いし、激戦区の小渓流ではあまりないプチ山女魚祭りの様相となった。

釣れない時はどうしてもガツガツと釣りばかりに目がいってしまうが、今日は余裕の釣りとなり、雨でしっとりとした渓遊びを堪能することができた。

 

 

お付き合いいただいたメンバーのカオリン。本日もありがとうございました。

次は岩魚祭りを計画しましょう(笑)。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

車の免許を取ってから40年近くになる。その間釣りといえば車で出かけていた。

 

我が家からは秩父方面への電車でのアクセスがよいため、急に思い立って電車釣行を企ててみた。

 

 

駅からも近い、思いあたる場所があったのだが、生憎今日は放流日。放流日に放流魚をガツガツ釣るという行為は見ているのも嫌なので、そんな場所を避けたが、魚が薄い(というかいない)という評判の川しか残っていなかった(笑)。

テンカラに関してはドMな変態の私はその場所に決定。しかも上流部は藪だ。「藪っ被りで魚がいない」といって喜んでいるのは私の周囲にも何人もいない。でもやはり藪変態は少数ながらいる(笑)。

 

 

今日は『早朝に車で入渓』と違うので、先行者のことは考えない釣行となった。

しかも片道6キロ、標高差200メートルの歩きの後なので、開き直ってジックリやる他はないなという気持ちになる。

そう思って竿を出したのだが、釣り人はおろか魚も虫も見あたらなかった。やはり予想通りの渓だった(笑)。

 

稚魚0、走る魚0、虫は少なく藪いっぱい。こうなってくると魚が1尾でも釣れれば自分のやっていることが正しかったと思えるわけで、基本に忠実に、心折れずに丁寧に毛バリを振り続けた。

 

1時間半後。トンデモない場所(とても通常ならこんな場所まで毛バリを通さないだろうな)まで舐めるように毛バリを流していたら、ラインに押さえ込むような小さなアタリがあった。

 

 

すかさずアワセるとグイグイと引き込む生き物(生命感ゼロのところでやっていたので、なおさら生き物の感じが強調された)の感じ。ギリギリポロリとバラシそうになったが、どうにかネットインして撮影させてもらった。

 

それなりにテンカラをやってきて、一応川に立てば、自分が悪くて釣れないのか、魚はいるけど食わないのか、本当に魚がいないのかくらいはなんとなくわかるようになっている。今回の渓は本当に魚がいないという感じが強かったので、釣れた時の感動も強かった。単独行だったので、久しぶりに魚が釣れて声を上げてしまった。撮影後はお礼をいいつつリリース。

しかも『はじめてのおつかい』ならぬ、はじめての電車釣行である。この1尾で大満足。それ以降は竿を出すより上流の探査に切り替え、午前中で渓を下りた。

 

下山後は駅前で目玉をキョロキョロとさせ祝杯を上げる店を探す。

ビールと『みそポテト』でヤマメに乾杯。

 

薄い魚影と藪の中、自分の持てる引き出しを開け閉めしてどうにか釣りあげた魚。同じ1尾でも感動は全く違うことを実感する釣行となった。

 

帰りは旅気分を盛り上げるため、敢えて特急券を購入した。帰宅して道具を片付け、ゆっくりと風呂に浸かり、今日の釣行を振り返り、自己満足の極地となる。

 

そして山から汲んできた名水でひとり二次会に突入。 1尾しか釣れなくても、「1尾だけでも釣れた!!」と思える感動の釣行というものもある。 さてさて、喜んでいるのはこのくらいにして、明日は奥多摩のTOKYOトラウトカントリーで毛バリ研究会の開催日。祝杯を上げ過ぎないようにして、準備に取り掛からないと(笑)。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

今期の私的解禁は、諸般の事情により出遅れた感がある。

3月5日の奥多摩氷川漁協管内解禁から約2週間。ようやっと今期初入渓となった。

今日は吉田毛鉤会メンバーの2女子も一緒に今期初入渓となった。

 


(今期初の奥多摩のヤマメ。ありがとうございます)


解禁ということもあり、釣果よりも今期も釣りができる状況にあったことに対する感謝をするとともに、渓の空気に触れることができる喜びを味わおうということでの入渓である。もとより在来魚の写真は撮るけど、獲って食うことはしない私たちなので、「魚を見ることができればよし」という前提での入渓である。

 

放流もしておらず、大源流のように魚の再生やストック量の少ない小渓流に、獲って食う奴ばかりが入ると魚がいなくなってしまうのは自明の理だ。

私のよく入るこの渓だが、仲間にもC&Rに協力してもらっているので、今年もそれなりの魚を目にすることができた。

の無放流の激戦区では、このことは非常に嬉しいことである。

朝の水温は3.5℃だった。気温も低かったが、歩きにくいヒップブーツの嫌いな私は、寒さより歩きやすさと安全を重視しゲーターに沢靴で入渓する。確かに水は冷たいが、沢水の洗礼が心地良い。

今日は「魚を釣るより解禁の雰囲気を楽しもう」ということもあったので、私はサプライズの軽食を準備していった

軽食だけど中身は重い(笑)。

 

(渓での鉄板焼きに女子たちもご満悦)

 

それは渓での鉄板焼き。解禁御膳を用意していき、サプライズで食べさせた2女子の喜ぶ顔を見て、重たい思い(実は大して重くない)をして持参したかいがあったと思った次第。

2女子の釣りは、半年ぶりということもあって魚に翻弄されていたが、2人とも楽しんでいたようだ。

遅い時間に入渓したこともあり、3人で午後3時までたっぷり遊んだ。

 

今期も私的解禁は無事に済んだ。

魚は小さく数も少なくても、本流や里川とは景色や水の清冽さが格段と違う山岳渓流、しかも支流の釣りは、本当に身も心も癒されるので、やはり私は大好きである。

 

(奥多摩の小渓流の魚たち、獲って食うようなマネはいたしませんので、今期もよろしくお願いいたします)

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

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