●9月30日(土)
ホームの奥多摩の渓流釣りも9月末で終わり。最終日ということで、いつものように吉田毛鉤会のメンバーと入渓した。
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●9月30日(土)
ホームの奥多摩の渓流釣りも9月末で終わり。最終日ということで、いつものように吉田毛鉤会のメンバーと入渓した。
「最近の若いモンは挨拶もまともにできない」という言葉を時々耳にすることがあるが、人間関係は先ず挨拶からと私も思っている。
私の場合人間関係だけではなく、声を出したり出さなかったりはするが、自然や動物に対しても挨拶をよくしている。
入渓して気持ちよかった時には、渓にも「今日も楽しませていただいてありがとうございます」。
釣れた魚にも感謝の気持ちを込めて「ありがとう」。
渓に入ること自体、自然や動植物に程度の差こそあれダメージを与えるわけで、こちらとしてはゴミ拾いくらいしかプラスのことはできないが、せめて感謝の気持ちだけは表したくて、「ありがとう」と声をかけている。
そろそろ禁漁だ。
私の中では先日の取材で今期の自然渓での釣りの力を使い切った感があるので、今日は今期も楽しませていただいた奥多摩の渓にご挨拶に伺った。
午後に家族との用事があるため、午前中のみの釣行予定で、渓の神様に御礼を兼ねるため「お米」「お塩」「お神酒」を用意していった。
入渓前にお供えをし、今期も事故や怪我もなく済んだことや、渓の魚たちに楽しませてもらったことなど、回想しながら御礼をした。
もうずいぶんと以前のことになるが、神事の際の『天津祝詞』と、仏事の際の『般若心経』だけは暗記してあるので、今日は祝詞をあげて御礼の真似事をした。
終えて気持ちもスッキリとしたので、釣りの準備をして竿を振った。
この渓は小型ばかりで、バイトはあれど魚はのらないということが多い。
それでもマイクロヤマメが釣れたので、早々に竿をたたんで帰途についた。
もちろん師匠にもご挨拶を忘れずに。
タバコが大好きだったので一服点けて差し上げたら、師匠の声が聞こえたような気がした。
今期も渓と魚に感謝。
来期も楽しい出会いがあることを祈りつつ。
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝
日曜日の釣行では、蜂に刺されこそしなかったが、スズメバチに追われた一日となった。
9月の半ばを迎え、私も月末にかけてボチボチお仕事の釣りがありそうなので、調整も兼ねての釣行となった。 向った先はいつもお世話になっている天然魚のみのC&Rの釣り場「シャロムの森」。同行はメンバーのチナミさんだ。
私は先週に引き続きお邪魔をさせていただいた。
釣り場に到着したのが午前9時。準備をして釣りを開始したが、先週に比べてあまり反応がよろしくない。先週もある時間を境に魚たちが一気にスイッチ・オンしたので、今日もそうだろうと二人でのんびりと釣り上がっていった。
しかし蜂が多い。
最初の魚が顔を出したのが30分を過ぎた頃だったと思う。その後二人で交互に魚を釣っていったが、やっぱり蜂が多いのだ。
魚や風景を撮影しようとすると蜂にまとわりつかれる。最終的に大きく場所を移動するまでは、始終蜂の羽音を近くに聞いての釣りとなったため、落ち着かないことこの上ない。
最後には重低音の羽音の幻聴まで聴こえてくるようになってしまった(泣笑)。
それでも活性が上がってきた頃には思うように魚も出てくれて、午前中の釣りはまぁ満足。
その後釣り場を移動したら、朝の場所よりは少なくなったが、それでも蜂はそこそこいた。
昼過ぎには、羽音にビクビクしながらインスタントラーメンを作り食べた。
食事の後は釣りを再開。ここからもイイ調子で魚が出てくれたので、結果的には二人共大満足の一日となった。
風邪からの病み上がりとはいえ、家でくすぶっていたら完治しないと思ったので出かけたが、投薬と睡眠を繰り返したおかげか、帰りの運転時も疲労が出ず、元気のままで帰宅することができた。
しかし時期的に仕方がないとはいえ、やはり蜂だけは周囲を飛ばれるとどうにも落ち着いて釣りができない。
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝
仲間と釣りに行って、他人のことを考えずに自分だけガツガツ竿を出すような無神経な輩もいるが、自分が誰かを釣れていくガイド釣行の場合は、連れていった人が少しでもいい気分で帰ることができるように、よさげなポイントは竿を出してもらうようにしている。
しかしながらそんな釣行ばかりが続くと、自分の釣りがシックリとしなくなってしまうこともあり、時には単独入渓して自分の釣りを取り戻すことがある。
そんな私の心情を察してくれた吉田毛鉤会メンバーの女子から、「たまにはサポートに回るので、今日は思い切って釣りをしてください」とありがたい申し出があった。しかも「渓メシの準備もまかせてください」とのこと。
「これは嬉しい〜♪」とお言葉に甘え、今日は3年振りとなる渓に出かけた。 ウロ憶えの場所だったが、魚の反応はソコソコあった。しかし毛バリに絡んでくるのは『ヤ豆』ばかり。
よさげなポイントに毛バリを打ち込んでみるが、なかなかハリ掛かりしない。 出てものらない魚に二人でキャーキャー騒ぎながら釣り上がっていったが、パラパラと雨が降り始め、空も暗くなってきた。
この季節は午後の雷雨が怖いため、午前中で上がるのを基本としていることもあり、「ボチボチ竿をたたもうかな〜」と思っていたところで、本イチの良型が出た。小型ばかりのこの渓の魚にしては体高のあるヤマメだった。
思う存分竿を出させていただいたチナミさんにお礼をいって、写真撮影もしてもらう。 その後は少しだけ竿を出したが、空模様がますます怪しくなってきたので、登山道を使って入渓点まで戻った。
ここからは車止めまで直ぐでもあるし、少しだけ晴れ間が顔を出したので、ランチにすることに。
今日はメンバー女子にランチの用意をしていただいた。
静かで綺麗な渓での食事のひと時は、本当に贅沢な時間だと思う。
諸々に感謝する次第。
今日は近場の渓だったこともあり、帰途についたのも早い時間だった。翌日に疲れを残すどころか、少々物足りなさ(体力的に)を感じるほどの釣行だったが、魚と食事と同行者に癒された一日となった。
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝
ガイド釣行
私がプライベートで釣りに行く場所は山岳渓流といわれている、登山や沢登りに絡んだ場所が多い。とはいえ大荷物を担いで何泊もする大源流ではなく、日帰りで行かれる場所がほとんどである。
そういった場所に好んで入る理由はいくつかあるが、先ず、生業はサラリーマンであり、子育てや家族の面倒も見なければならないため、自分の好きなことだけをやっている場合ではないことがある。プライベートのテンカラ以外にも、教室や販売用の毛バリ巻き等、限られた時間を各方面に振り分けないとならないため、短い時間でもストレス解消することのできる、美渓への日帰り釣行がベストマッチしているのだ。週一ペースで行きたいこともあるし。
釣りに行く際、嫁は一言の文句もいわず、こころよく送り出してくれるが、それも普段の行いあってこそ。
生業の帰りに酒を飲んで帰るようなことはなく、スーパーに立ち寄り買い物をして自分の酒肴を作り、週に何度かは家族の夕飯を作る。子供の学校行事にも積極的に参加し、釣行後の着衣の洗濯等も、家族の手を煩わせずにやっているからに他ならない。
家庭の事情はさておき、入渓の理由の第一は【水が綺麗】な場所が好きなこと。次に【渓畔林の美しさ】と、【苔むすしっとりとした小渓流の風情】が好きだからだ。
ただしそのような場所には危険もある。クマやスズメバチといった動植物の危険から、私も何度か経験をしているが、転倒や滑落を理由とする怪我がある。もちろん遭難の危険もあり、馴れない人が単独で入渓すればハイリスクなのはいうまでもないことだ。
そこで必然的に経験者のお世話になるのだが、これがなかなかに難しいのだ。
安全な遡行や沢歩き、登山の知識を生かし、初心者を連れて釣りに入るまではよいのだが、ベテランの釣り師であるがゆえに釣りに対してのアドバイスが過剰になりがちで、挙げ句の果てには自分だけガツガツ竿を出し...では、帰ってきてからは「もう行きたくない」となってしまうと思う。
そんなことを考えながら、自分はそうならないよう、過去何人かの初心者を渓に連れていっているが、場所が場所だけに信頼関係の構築されていない人と出掛けるのだけは御免こうむりたい。だから知らない人に「お金をお支払するのでお願いできますか」などとお話をいただいても、キッパリお断りしている。私は教室もガイドも好きでやっていることなので商売ではないのだ。大体何かあった場合には、お互いの命を相手に預けないとならないようなことも想定しておかなければならない場所に、知らない人とは行きたくない。
そんなガイド釣行時でも、釣れない場合には少しでも気持ちが上向くように、食事やコーヒーの用意をして、目先を変えてもらい、集中力が切れないようにサポートをしたり。
先日の釣りでは途中メンバーにガイド役を代わってもらったが、次の世代に技術や知識を受け渡していくことを考えながら見ていた。
今度の週末もガイド釣行の予定が入っている。同行者には少しでも楽しんでもらえるようにと思ってはいるが、今回の台風の爪痕(水量と濁りも)が気がかりである。
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝
雨の湯川2017
昨日は早朝3時に自宅を出て、奥日光の湯川まで。
降りしきる雨にやられ、雨の戦場ヶ原散策と化したが(赤沼から湯滝まで往復してしまった)、6年振りに湯川の川鱒(ブルックトラウト)に会うことができた。
昨日はダブルヘッダーの日だった。
夕方は吉田毛鉤会のハーフタイム飲み会があるため、夕方には新宿入りするので、午前中のみのプチ入渓だ。
そんな状況だったため、私も同行の女子もアタリがない。
魚がいないわけではないので、フィーディングのゾーンが深い場所に移行してしまったようだ。
時間的制約もあったので、早いペースで毛バリをローテーションしながら釣りを続けた。
ちょっとした淵で、ガッツリ沈める毛バリをハリスに結び、底をトレースするように毛バリを流すと…本日イチの魚(というか今日これだけ)が釣れた。
渓(奥多摩)から街(新宿)へ。
猛暑の下界(自宅)から天上界(奥多摩)へ
猛暑が続いている。私の生活しているエリア(埼玉・東京)では梅雨だというのにまともな雨が降っていない。ところどころで発生するゲリラ的な豪雨のみだ。
日本の西の方で起こっている豪雨で被災され大変な思いをされている方がいるというのに、こちらはカラカラ。埼玉や群馬の一部では取水制限も始まったようだ。
台風にしろ豪雨にしろ仕方がないことだが、上手くバランスが取れないものかといつも思う。
(ヤ豆ちゃん)
一週間の生業が終わったので、あまりの暑さから逃げるように、昨日は吉田毛鉤会の女子メンバー2人と共に奥多摩の渓に向かった。
今期、私の好んで入る奥多摩の渓は渇水が続いている。昨日もそうであったが、毎回のように最低水位を記録するほど、雨が降ろうがヤリが降ろうが水位が下がりまくっているのだ。
これがどういうことかというと、水位が下がり過ぎて魚の付き場が日に日になくなり続けているのだ。
天災になるような大増水はごめんこうむりたいが、適度な増水と引き水が繰り返してくれるとありがたい。
時に大水が出ないと川底に溜まった砂が抜けず、小渓流ではさらに魚の居場所がなくなってしまう。
それでも先日は少しばかり雨が降り、周辺の動植物は息を吹き返した感じがする。
減水&入渓者の数で、この渓もかなりプレッシャーが高くなり、反応のよいのはウブなおチビばかり。
昨日もそんな悪条件の中、この渓にしてはそこそこの型を釣ることができたが、おチビ以外ではその魚のみだった。
午前中、しかも実釣2時間弱の結果なので、ま、よしとしよう。
その後はトラウトカントリーに戻り、スタッフと先日のTV放映の話で盛り上がった。
そして 渓の釣りが芳しくなかった私はTTCで竿を出し、ここの魚で憂さ晴らし…じゃなかった癒してもらった(笑)。
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝
教室に取材、そしてロケ?と、公用のテンカラ仕事が続いていた。
ひと段落したのでこの週末は純粋なプライベート釣行に充てることに。
先日の取材釣行でみごと結果を出してくれたメンバーに、今日はちょっこっと御礼もしたかったので一緒に入渓した。
それにしても酷い雨だった。酷いのはそれだけでなく、こうして降雨が続いているのに、奥多摩の支流は水位が落ちているのだ。
よほど山が乾いていたのだろう。魚たちも深場に移動してしまったようで、足元から走る魚も少なかった。
見える魚は少なかったものの、雨で水面がかき乱され、アプローチもいつもより接近できるため、どうにか釣果を得ることができた。 私も同行のメンバーも、のんびりやって3尾ずつ釣れたので、条件のよくない中の半日釣行では上出来だったと思う。
かわいらしい魚たちはモチロン写真を撮影させていただき丁寧にリリースしてきた。
さすがにこの雨だ。しかも半日釣行では渓メシを作る気にはならず、コーヒーを淹れたのみ。
それでもこんなひと時に癒されるのが、苔むし小渓流ならではの醍醐味である。
渓は早々に引き上げ、トラウトカントリーに寄って、先日ロケをしていただいた番組の話で盛り上がる(本日放送されました)。
その後は先日の取材の反省会と称して食事に。 帰宅後は録画してあった番組を見て、「さわりだけでも『テンカラ(釣り)』を地上波で紹介できてよかった〜」と思った次第。 各方面からも「観たよ〜」の連絡をいただきました。
今日の釣りの話に戻るが、今日は夏の定番の『沢タビ』を着用していった。
沢タビは久しぶりだったので、快適な沢水の中をいつもよりいっそう丁寧に歩き、かすり傷ひとつすることなく帰宅したのだが、帰宅後にプチアクシデントに。
着衣の洗濯をしてベランダに干そうと出た時に、足の親指をしたたかにぶつけて爪が割れてしまった。
緊張感のある中では、危険と隣り合わせの場所でも怪我をすることなく帰宅したのに。 気のゆるみからきた自宅でのアクシデント。 みなさまもくれぐれもお気を付けください。
ということで雨天でしたが癒しの釣行となった今日。
メンバーのカオリン、本日も同行ありがとうございました〜。
●7月8日(土)のTTCテンカラ教室は後少しだけ人数枠があるそうです
ご参加ご希望の方はよろしくお願いいたします
●8月20日(日)のキッズテンカラスクールは近日中に募集を開始する予定です
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝
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