林道4キロ歩きの後、登山道の2時間の登り。そこまで足を運べば、このような美渓に会うことができる。
気の合う仲間との釣行。本当にリラックスできる時間だ。
もちろんそこまでの行程には、心臓破りの坂道や、落ちたら即死のぬれた木道もある。
しかしこういった在来の魚に出会えるのである。
本日の私の釣果はわずか7寸のこの1尾だけ。それでも十分に満足できるのは、放流魚のいない美しい渓で、在来の魚が釣れたからである。
初めてご案内した当吉田毛鉤会のいつもうたげのTさんも、無事美しい魚を釣り上げることができた。
妙なイラストのシートを背中に背負ったこちらもメンバーのTTさん。
良型を釣り、背中のハイジもにっこりしていた。
実に野性的なイワナであった。
しかし魚は薄い。今年も5月からほぼ月に1度は奥奥に入渓しているが、毎月毎月魚が薄くなっていく。
このような美渓。
放流もなく在来魚しかいない場所では、本当に・・・心の底から100%リリースをお願いしたいと思っている。
お気付きの方もいるかと思うが、このブログのコメントに当会メンバーのコメントが少し前から少なくなってきている。
理由は会員専用のHPを作ったからである。
本来ならひとりでも多くのみなさんと釣果や釣り場の情報を共有し、誰がいついっても楽しめる釣り場を紹介したいと思っていた。
しかし、禁漁期に釣りをしたり、根こそぎ魚をキープしてしまう一部の輩(ウチのメンバーも目撃しているし、多少なりともこの業界に首を突っ込んでいる私の場合、そういった情報が嫌でも入ってくるのである)がいる以上、情報公開してそれを見た輩がその渓に入り、在来の魚がいなくなって、みんなで楽しむということができなくなってしまうことが嫌なのだ。
当会ではバーブレスフックを奨励し、放流していない区間の魚は100%リリースをするように指導している。持ち帰りたい人は放流区間の魚や管理釣り場の魚にしてくださいとお願いしている。
というよりメンバーのみなさんは、自主的にキャッチアンドリリースをしていただいているので、誰がどこの渓に入ろうが魚は残るので、実名や釣果に関しては、会員専用のHPで紹介するようにならざるをえなかったのだ。
本来私はブログ上には楽しいことしか書きたくない。
しかし法的にどうにもならない
私の釣果は1バイトで1尾。それだけである。
3時間歩いて3時間釣りをして、また3時間かけて車止めまで戻るという釣行の釣果がたったそれだけだ。根こそぎの輩が入渓していなければ・・・・・もうヤメヤメ。せっかくの楽しかった釣行がそんなことを考え続けていると台無しになってしまう。
話は戻り、他のメンバーはもう少し(それでも2〜3尾だが)釣れたが、それでも釣果としては決してよいとはいえないと思う。
しかしみんなこのような美しい渓に入り、テンカラという釣りを通じてこの渓を心と身体で楽しみ、満足して自宅への帰途につくことができるのだ。
私は先日の肉離れの治り具合をみたいこともあり、少々歩きのキツイ場所に出かけてみたのだが、今日の歩きで「ほぼ大丈夫だ」と思えるようになっていた。
今日は気温も低く、小雨や霧雨もパラついていた。晴れ間が出た時に射し込むレンブラント光線も美しく、スズメバチに脅かされることもなく快適な釣行ができた。
しかし歩きはキツかった。キツい歩きで喉もカラカラだったので、帰宅後に片付けと入浴をしてから飲んだのがコレ。
最近ハマっている発泡酒の野菜ジュース割り。
キンキ〜ンに冷やして飲むと、一日の疲れがフッ飛ぶのであった。
TTさん、いつもうたげのTさん。本日はご一緒いただきありがとうございました。また遊びましょう。
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 お疲れさまでした! 吉田孝
にほんブログ村