12月29日。毎年勝手に自分の納竿日と決め、あまりあれこれ考えずに魚の釣れる管理釣り場に出かけて1年の締めくくりとしている。
今年は当吉田毛鉤会のメンバー5名もご一緒していただけることになり、寒中のカンツリテンカラを楽しんできた。
都留インターで高速道路を下りて、鹿留に向かい一般道を走っていると、予想はしていたが徐々に雪景色となる。昨年の納竿釣行に続き、今年も雪景色の中、毛バリでの釣りを堪能することになった。
朝6時半、受付けを済ませ中流域の駐車場に到着すると・・・誰もいない。
そりゃそうだ、降雪後のマイナス3度の気温で朝っぱらから釣りをしようなどというもの好きな輩はそうはいないだろう。
(川越のMKさん)
それでもほどなく皆さん登場し、実釣を開始・・・とならず、あまりの寒さにトークばかりで誰も川に下りていこうとしないのであった(笑)。
(いつもうたげのTさん)
トークの後、ようやっと重い腰の上がった面々はマイナス気温の中テンカラを開始した。
(きょ→じさん)
しっかし寒い。私も釣りを開始したのだが、魚を釣ってリリースした後には、もうラインが氷結してしまうのである。
(氷結ライン)
ここのところ毎度おなじみの写真になるが、魚をすくったランディングネットも、あっという間にこうなるのである。
(カチカチネット)
この季節、魚は毛バリではそれほど釣れないと思われるが、釣り方さえ間違わなければそれなりに釣れるのである。
寒い季節、底ベッタリの魚を狙うのに私はしっかり沈む毛バリから使い、様子を見ることにした。
しかし反応がない。最初に私の入った場所は、魚はけっこういるのに沈めた毛バリに反応が悪いのである。そこでしばらく竿を出さずに様子をみていると、なんとフィーディングレーン上でポツポツとライズをしているではないか。そこでドライの毛バリに交換し、ナチュラルドリフトさせてみた。
(カディスで)
ライズがあれば厳冬期でもドライで勝負になるのである。
(ブナムシプカプカで)
カディスで釣れたので、やるにことかいてブナムシプカプカに変えてみたら、
やっぱり釣れるのである(笑)。
他のメンバーも、それぞれ寒中テンカラを楽しんで?いたようだ。
その後は魚の状態に合わせ、毛バリを色々と交換しながら釣りを続けた。
太陽も出て、陽の当たる場所は多少気温が高くなるが、やはり寒い。
寒さに耐えられなくなったので、お湯を沸かしてティータイムに。
いつもうたげのTさんは、アルコールストーブを使用してお湯を沸かす。
燃料は自分の燃料も兼用だそうだ。
先ずはTさんにいただいた「しょうが湯」を。
それでも身体が温まらないので「コーンポタージュ」を追加する。
ひと息入れたところで上流のネイティブエリアに移動し、再び釣りを開始した。
さすがにネイティブエリアは簡単に釣れるということもなく、沈めたニンフを逆引きしてイワナを1尾。
こういったニジマス中心の場所でも、やはりイロモノが釣れると嬉しいものである。
こんなのも釣れた。一見ニジマスのようだが、スポットの大きさと喉の色からカットスロートだと思う。
写真では光ってしまってわかり辛いが、鰓蓋の下部が赤くなっていた。
上流部ではミッジと思われるディンプルライズも始まって、毛バリのサイズを落しながら夢中になって釣りをしてしまったので、気が付くと12時をとっくに回っていた。
みんなに声をかけレストハウスでランチをいただく。
ランチの後も上流部にいき、寒い中午後3時過ぎまで釣りを続けた。
午後のネットもこのように。
要するに終日氷点下だったわけである。
それでもみなさん夢中になって釣りをしていた。やはり当会のメンバーはイカレテいるのである。
本日も楽しい釣行になりましたこと、ご参加いただいたYKB(吉田毛鉤会)のメンバーの方には感謝いたします。またご一緒いたしましょう。
ちなみに本日それなりにヒットした毛バリ。本当はもっとたくさんあったが、魚に何本か持っていかれてしまった。
桜の花かと思うような木々の枝に降り積る雪。綺麗でした。
吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 明日は所用で都心をウロウロ(買い物じゃないっスw) 吉田孝
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