テンカラの話とは離れるが、父方も母方も代々続いた料理屋だったこともあり、昭和56年に調理師免許を取得した。

しかし家業は継がないで、生業は全く別のことをやっている。

 

そんな私だが、テンカラ以外でどうにか人前でできることといえば「料理」がある。

今回ちょっとしたきっかけで、自宅近くの小学校で家庭科実習のゲストスピーカーの大役を仰せつかった。

 

 

子供たちに間違ったことは話せないので、事前の準備も完璧に、当日の朝学校へ出向いた。大人と違い、邪念や雑念がない子供たち。私の開催しているテンカラ教室には、時々邪念と雑念だらけの大人の方がいらっしゃる。

しかしグイグイと入ってくる子供たちなので、こちらも情熱を惜しまずガンガンと解説をした。

 

 

月曜日と水曜日の二日間。こちらも力を使いきったが、子供たちからはたっぷりとパワーをいただいたので、こちらも感謝の気持ちでいっぱいとなった。

 

さて、週末の土日はテンカラ教室と毛バリ研究会の先生役が控えている。今週は人に教えることばかりだ。

何かを他人に伝えるには、教える内容の何倍もの知識や経験が必要となるが、それも私の人生の愉しみのひとつなので、これからも探究心を持ち続けていきたいと思っている。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

先日アップしたオリジナルロッド。

 

 

何十種類というテンカラ竿を購入し、使ってみて何故にあの竿にしたかというと、

○先ずは頑丈さが気に入ったためだ。昨今のテンカラ竿は軽くてキャスタビリティはいいのだが、いかんせん弱いものが多く、何度も痛い目に合っている。扱い方の問題より、竿そのものが粘りのない材質になっているので、折れる時も割れる(破裂する)ようになることが多い。

○それと仕舞寸法のことがある。私の好きな竿にサンスイで発売しているレッドスナイパーという竿があるが(こちらも製造は櫻井釣漁具)、私の入渓する山岳渓流では、より短い仕舞寸法のほうがありがたいのでこの竿になった。
竿栓付きの実寸ではレッドスナイパー33が約50センチ、金剛せきれいは約60センチなので、金剛てんから(オリジナルも)の39センチはザックの中での納まりも良くて非常に具合がよい。
○そしてなによりアワセが効くということ。胴の張りが強いので魚を掛けてから遊ばせるスペースのない場所での取り込みも容易だ。しかもパンパンに張り過ぎていないので粘りながら魚が寄る。釣趣も最高なのである。
市販品は2色(黒ベースと別誂えの竹調)なのだが、個人的には青竹の色が欲しく、口巻きの色も何度か試作してもらい、民芸調の色に決めたのだ。

 

 

こうして他の竿の中に並べてみたが、オリジナルロッドを他のお気に入りのロッド群の中に入れられることができて、心から嬉しく思うのだった。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

 

この一ヶ月、週末は教室とガイド釣行でまともに魚を釣っていない。

 

(一応)釣りをしたのは5回。入渓者の多い場所や入りやすいところ、天候や時間的制約もあってまともに竿を出せていないのはわかっているのだが、記憶にあるのは

 

ヤマメ1(天然魚・これはまあまあのサイズだった)

カワマス1(湯川のブルックトラウト)

ニジマス2(放流魚・トラウトカントリーの教室で)

 

たったこれだけ。

 

釣りに行ってもフラストレーションが溜まるばかりだし、色々と検証したい事柄もあるので、9月は自分の釣りに費やす時間を作らないと。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

 

今年で3回目(3年目)になる、TOKYOトラウトカントリーのキッズテンカラスクール(8月20日・日曜日)。

このスクールを開催しようと思ったのは、いくつかの理由があるのですが、一番大きな理由は、ゲームを中心とするインドアでの遊びに夢中になっている子供たちに、少しでも自然の中で遊ぶことの楽しさを知ってもらいたくてやってみようと思ったからです。

それと、外でスポーツに夢中になっている子供たちもたくさんいると思いますが、同じアウトドアといえども、年中野山を駆け回っていたり、海や川で遊んだり、そこに生息する生き物と触れあうことをしている子供たちは数少ないと思います。

 

私自身も都心に生まれ、親もそういった趣味をやっていなかったため、自然の中で遊ぶことへのあこがれから、釣りや山の世界に独学で入りました。
ひとりでそして友人たちと、電車で動けるような年齢になり、ザックを背負ってキャンプに出かけた時。朝早く電車に乗り、三浦半島へ釣りに行った時の楽しかった記憶は今でも昨日のことのように想い出せます。

 

自然の中で遊ぶことによって感動したことは、大人になっても忘れない。ゆえに、そういった経験のある人なら、自分を楽しませてくれた自然環境を保とうという気持ちになる、というのが私の考えです。

 

子供が生まれたのが遅かったので、親御さんたちの年齢はだいたい私よりひと回り下でした。その方々と話をすると、「自然の中で遊ばせたいけれど、すでに自分がやっていないのでどうしてよいかわからない」という声も聞くことができました。
そこで(私の場合は釣りを通じてしかできませんが)、教えることのできない親御さんの代わりに、こういったスクールを開催し、外での遊びに興味を持っていただけるようになればと思い、開催するに至りました。

 

もちろん私ひとりではとても全てをこなすことはできませんが、幸い『吉田毛鉤会』という釣りの会を主宰させていただいていることもあり、メンバーの協力を得て過去2回のスクールも無事開催することができました。

 

私がテンカラという疑似餌(毛バリ)を使った釣りをやっていますので、このスクールは、自分で毛バリを巻いて(作って)、その毛バリを使って魚を釣って、その魚を自分で処理して、焼いて食べてみるという内容にしました。

 

私が通常出かけて釣りをしている山岳渓流は、魚の放流のない場所が多く、数少ない在来の魚や天然の魚の数を減らしたくないので、釣った魚は100%のリリースをしています。
スクールでは『ヒトは他の動植物の命を奪って生きている』ということも身近に感じていただき、命の大切さをご理解いただきたいこともあり、『釣った魚を自分の手で処理して食べてみる』という内容を含めることにしました(もちろんそれらの魚は養魚場で育てた魚です)。

 

可能な限りですが、参加者ひとりに講師がひとりと、マンツーマンの体勢で安全に留意して開催しております、TOKYOトラウトカントリーのキッズテンカラスクールを今年もよろしくお願い申し上げます。

 

若干名ですが、まだ人数に余裕があります。
お申込みとお問い合わせはTOKYOトラウトカントリーHPよりご確認ください。

 

8月11日(金曜・祝日)開催予定のテンカラ教室も受付中です。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

解禁直前の毛バリ研究会。

 

奥多摩のTOKYOトラウトカントリーにて、テンカラ毛バリの作り方のみならず、より突っ込んだ釣り方のことまで、情報交換の場として開催してきました毛バリ研究会。

 

本日で70回を迎えることができました。

 

これもひとえにご参加いただくみなさまあってのこと。

これからも楽しい教室を続けていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

ということで、今日も初参加の方に毛バリ巻きの基礎をご説明しながら、みなさまからのお題にお応えする形でいつも通りの開催となりました。

 

途中別件で取材が入りましたが、こちらはいずれ詳しくご紹介させていただきたいと思います。

 

ご参加いただきましたみなさま、ご協力いただきましたみなさま、本日もありがとうございました。

 

 

 

トラウトカントリークラブハウスの外装工事もまもなく終了となります。

 

関連教室はまた来月も開催予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

http://trout-country.jugem.jp/?eid=2750

 

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

釣行予定が立った直後から、釣り場を想定し、毛バリの検証をするために慌しく毛バリを巻くのを常としている。

 

常としているというより、日常生活が忙しく、追い詰められてから無理やり時間を作って毛バリ巻きをしているので、毛バリ巻き自体が義務の様になり、巻いていてもちっとも面白くない。

 

依頼されて販売用の毛バリを巻く時も同じ気持ちで、この時は精度や量産した場合の均一性をメインに考えるため、妄想たくましくあれこれと考えて作る毛バリ巻きの時とは心構えが違うので、これまた楽しい行為にはならない。

 

しかし元来毛バリ巻きは大好きな行為なので、時間と気持ちに余裕があるならば、私にとってその行為は至福の時間ということになる。

 

この週末は日曜日にトラウトカントリーの毛バリ研究会が入っているため、家族サービスデーに充てるのは明日。

明日は特に予定を立てていないので、今夜は遅くまで自分のやりたいことができる時間的余裕があった。

 

そこで久しぶりに気の向くまま、じっくりと毛バリを巻いてみた。

 

 

ウイング付き『現代版ハチガシラ』の毛バリ。サイズは14番。

 

水面〜直下を流す毛バリで、ボデイは細めに作って、お尻を下げて斜めに浮かぶフォルムで作っている。

お尻を下げて…にしてあるのは、毛バリを流すレンジから、下から突き上げるように出てきて毛バリをくわえた魚への、フッキング率を上げるようなイメージで。

 

この答えが合っているか間違っているかはどうでもいい。どうでもいいというより試す行為が楽しいのだ。

 

このようにひとつひとつの毛バリに理由付けをして、それをフィールドで試す。そして「やっぱり合ってた」とか「思っていたのと違う」とか、自己検証を繰り返すことが本当に楽しいのだ。

 

テンカラに慣れないうちは、他人からあてがってもらった情報で釣りをするのがよいと思うが、やはり徐々に自分軸にシフトしていき、自分自身で検証を重ねて自分のテンカラを作り上げていくことが、この釣りをやる上で至上の喜びではないかと私は思っている。

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

この数日間仙台にいた。

 

 

生業先からの指令を受けていってきた。

 

私は雑誌や書籍の原稿を書いたり、テンカラや毛バリの教室の講師もやるが、それは生きる為にやっているのではない。自分が食うため家族を養うためには、一応まともな生業がある。

 

別の意味としては、釣りに関わることをやっていないと、日々の生活によるストレスから解放されないので、テンカラも生きる為にやってはいるのだが。

 

日本各地に出かけているが、仙台は初めての場所であった。夜は時間があるので飲むことになる。店の情報を得るため、仙台出身の知人に連絡を取っておいたので、事なきを得た。同行者への案内もできたので、情報を提供してくれた知人には感謝する次第。

 

最終日は一人で界隈をウロウロ。釣りのこともあまり考えず、毛バリを巻くこともない数日間。同行者たちと離れ、一人になるとテンカラの虫が動き出す。ま、日曜日は毎月恒例の毛バリ研究会にいくので、虫の動きも治まることであろう。

 

 

私が仙台に滞在している間は気温が高かった。

暑いのが嫌いな私は、東北の秋の情緒を感じたかったが、上着不要の数日間で少々残念な感じ。

それでも夜は美味しい酒肴を(もちろんお酒も)いただくことができたので、よかったのではないか。

 

しかし移動に使う新幹線の速いこと。

 

仙台大宮間が1時間と数分。

 

ありがたいといえばありがたいが、子供の頃、寝台列車に何度か乗ったことのある私としては、何だかあっけなくもある。

 

 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

 

 禁漁になったので、今日は数ヶ月ぶりに丹沢ホーム『札掛釣場』へ、女子メンバー連れて行ってきた。

 

 昨日は雨予報が出ていたが、自宅を出る時には降っていなかった。

 確かに予報は出ていたが、それでもなんとかなるだろうと、期待に胸をを膨らませて出かけたまではよかったのだが、釣り場に到着するとやはり雨。 ま、事前のスケジュール調整中に「雨なら釣りでなく、鴨メインで(ここは鴨の鉄板焼きが名物となっている)」と相談してあったので、気楽に構えて「取りあえず竿を出しますか」と、のんびり準備をして午前8時頃に釣りを開始した。

 

 

 開始早々冬場のメインターゲットのニジマスがポンポンと2人の竿に挨拶にくる。

 

 雨は次第に強くなってきたが、まだ増水の気配はない。ただ、安全を考え、雨足が強くなり過ぎる前と早めに渓を叩き上がり、一度林道に上がった。

 

 その後しばらく雨宿りをしていたのだが、雨は酷くなる一方だった。しかも1本の沢からはカフェオレ色の水が流れてきてしまったので、早々に釣りを終了とした。

 

 

 

短時間だったが、魚は何尾か釣れたこともあり、雨とはいえ自然の中にいると癒される。モチロン鴨の鉄板焼きにも癒された(笑)。

 

さて、今日は日曜日。組んであった予定がなくなったので、ホームのトラウトカントリーに出かけ、プライベートで毛バリ巻きでも楽しむことにしよう。

 

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TTC10月の毛バリ研究会(28日・日曜日)の受付は本日より開始です

詳しくはTTCホームページより

http://ttcmayfly.web.fc2.com/

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吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

 

 禁漁を迎え

 

 9月の下旬は、9月の24日の秩父釣行を皮切りに、25日は毛バリ研究会、28日は奥多摩の小渓流、30日も奥多摩の渓に入った。

 10月1日は家族でTOKYOトラウトカントリーに行き(子供たちへの毛バリとテンカラの指導)、翌2日(昨日)はテンカラ教室の講師の日だった。

 

 生業先に休暇を提出し、渓流と関わる日が多かったため、週明けに職場復帰する時の気分は最悪だった。誰でもそうだとは思うが、楽しかった時から現実に引き戻される時の心境は言わずもがなであろう。

 

 気を取り直して。

 

 今期の釣りも試行錯誤の連続だった。

 日帰り半日釣行で入ることのできる渓。年がら年中人が入り、魚も小さく数も少ない渓。放流もない渓。そんな渓での釣りでは、もちろん私(と私の仲間たち)は、100%のリリースをしているが、持ち帰られる魚も多い激戦区でテンカラを行なう場合、やはり技術の習得(遡行・アプローチ・ストーキング・キャスティング)や、道具の厳選(竿・糸・毛バリ)に、相当頭を捻ってテンカラを考えていかなければ、なかなか答えに繋がらないという現実がある。

 

 私は個人的に数釣りにはこだわらず(取って食べるわけではないし、足で稼いでピュアな魚の沢山いる場所までなかなか行かれないこともあるが)、イケス育ちの放流魚ではない、在来の美しい魚を自分の思う釣り方で釣ることができ、その魚を撮影できれば満足という釣りを続けているのは、上記のような理由があるからである。

 

  

 (今期最終のべっぴんヤマメ)

 

 禁漁になったが、これからは来期のシーズンに向け、気温も水温も低下しエサも少なくなってくる時期の「人は恐れず毛バリを選ぶ」という、イケス育ちのニジマスたちとの特訓が始まる。

 表層に出てエサを追う魚も少なくなってくる時にこそ、捕食のゾーンを考え、水深と毛バリを流す速度に気を使って釣りをしなければならない。

 しかしこれこそが、来期の開幕から結果を出せるか出せないかの重要な事柄になってくるのである。

 

 さて、次のテンカラ教室の日程も決まったことだし、今までにも増してこの「テンカラ」という釣りをご理解いただけるよう、私自身も更に研鑽を積まねばならないと思っている。

 

 

 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝

 

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 次回のテンカラ教室は11月3日(木・祝)となります

 初めての祝日開催になりますが、奮ってご参加いただければありがたく思います

 お申込みの開始日等、詳細はTTCホームページよりご確認ください

 http://ttcmayfly.web.fc2.com/

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 【TOKYO TROUT COUNTRY 8月のテンカラ関連教室の日程】

 

 子供たちの笑顔を見ることができた「第2回キッズテンカラスクール」も無事終了しました。

 毎回ご好評をいただいておりますので、また来年も企画したいと思います。

 

 さて、子供たちへの体験教室が終わった後は、大人向けの教室のお知らせを。

 私の担当するテンカラ関連教室の日程ですが、

 

8月7日(日)第77回 TTCテンカラ教室

8月28日(日)第66回 吉田毛鉤の毛バリ研究会 となっております。

(7月31日の毛バリ研究会は、現在受付中です。8月7日のテンカラ教室も受付を開始しました)

 

 詳しくはTTCのHPよりご確認ください。

 http://trout-country.jugem.jp/?eid=2594

 

 お子さんや女性のかたにもテンカラを楽しんでいただきたい。そう思って開始した関連教室ですが、女性の参加者もじわじわと増えてきました。教室から私の主宰する会へ入り、つり雑誌を華々しく飾った女子メンバーもいます。

 今後も普及活動を通じ、自然の素晴らしさをご理解いただき、その環境を守っていきたいと思う気持ちが少しでも芽生えていただけますよう、教室の講師として頑張っていく所存です。

 

 ということで、これからもTTCのテンカラ関連教室を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝