テンカラ入門者の方へ


テンカラに入門しようと思っている方

テンカラ初心者の方

テンカラをやってみようと本だけ読んでみた方

知人にテンカラをやっている方がいて、その人から情報だけ聞いてみた方

やってみたけどよくわからない方


自分はテンカラ教室で講師をさせていただいている関係上、上記のような方々とお話する機会がけっこうあります。

全く知識のない方は別として、ほとんどのみなさんがおっしゃるには、「テンカラ名人は数多くいれど、全員言っていることがまちまちなので、何が正しいのか何を信じていいのかわからないのです」と。

「ごもっと」「自分の場合もそうでした」とお伝えした後、どうしてなのかをご説明させていただいております。

先ず結論から申しますと、「名人の言っていること、行っている釣りはそれぞれ正しいのです」「正しいというよりは、各人各様その人とその人のやりたい釣りに、ピッタリと適合した釣りをしている」というのが結論です。

テンカラ師が百人いれば、それこそ百通りの好きな釣り方や釣り場「源流・藪沢・一般渓流・里川・本流」があり、その時々によって行く場所も違います。川の幅、障害物、水深、流れ、季節に時間など全て違う。いつも行っている川ですら、まったく同条件でテンカラをする方が稀なくらいです。
また、藪沢で10メートルのラインを振り回す方もいないと思いますし、川幅が広い本流で、全長3メートルの仕掛けを使う方もまれだと思います。

そういったことのある中で、名人の方々はそれぞれの釣り場やご自分に合った釣り方とシステムを極めていらっしゃいます。

要するに名人といわれる方は、どのような状況においても的確に対応したそれぞれ自分なりのテンカラができるのです。

ですから初心者の方が、一概に「本にでていたこの仕掛けでこうやりましょう」とメディアで知識を得てマネをしたとしても、その伝えている方同様の釣り場や同じ様な条件でないと、うまくいかなくて当たり前なのです。

また、なぜ「本の通りにやっているのに、うまくいかないのか」と、そういった理由すらわからないのが入門者や初心者の方です。

これは決して悪いことではなく、どなたも経験することです。

では、どのようにすればよいのでしょうか。

 ベテランの方向けではありませんが、昨年以来月イチでTOKYOトラウトカントリーにおいて、テンカラ教室を開催させていただいております。

6月開催で9回目、我ながらよく続いています。トラウトカントリーのスタッフの皆様のご協力及び、教室に参加していただいた皆様には、心より感謝いたします。

とにかく嬉しいのが「難しいと思っていたテンカラにすんなり入れました」とか、「わからないことだらけだったのがよくわかり、スッキリしました」と、まさに自分のお伝えしたい、「誰でも簡単にできるテンカラ」(そこから先の奥の深い所はご自分で)をご理解いただけた時です。

また、この教室がご縁で自分の毛鉤会に入会された方もいらっしゃいます。

「テンカラの 敷居を下げる 嫌な奴」←お読みください

そんな中、毛鉤について、よくあるご質問をサイト内検索できるようにまとめてみました。

以下アンダーライン部分をクリックしてください。

基本的な毛鉤の巻き方は?

不器用ですが、簡単に巻ける毛鉤はありませんか?

エルクやディアヘアーを使う毛鉤の巻き方は?

逆さ毛鉤の巻き方は?

ハックル(蓑毛)について教えて?

特殊な毛鉤を除いて、上記を参考にしていただけば、どなたにもテンカラで使う毛鉤は簡単に巻けると思います。

他にも、毛鉤に関するご質問等ございましたら、当ブログのコメント欄に投稿いただけば、わかる範囲ではありますが、ブログ上でお答えさせていただくか、メールにて返信(そちらのメールアドレスは公開されません)させていただきたいと思います。

みなさんもご自分で毛鉤を巻いて、その毛鉤で渓魚と対面して、自己満足の極地の「楽しいテンカラ」をしてください。

吉田毛鉤 吉田孝 
 本日(4月3日)は、夕方のテレビの釣り番組で、お世話になっておりますテンカラ大王こと石垣教授の出演がありました。(テンカラはなかなかテレビ取り上げられることが少なく、嬉しいことでした)

そこで、自分自身のブログの整理も兼ねて、もしもこれから「テンカラをやってみたい」と思う方の、少しでも参考になるかと思い、ブログ内リンクを箇条書きにしてみました。アンダーライン部をクリックしてみてください。(外部リンクには、テンカラ名人の方々のものもございますので、そちらも参考にしてみてください)

あくまで、入門や初心者向けですが、

先ずはどこで(場所)始めてみようかと思う方はこちら↓
管理釣り場の楽しみ

ラインと毛バリの話↓
テンカラ入門
テンカラ毛バリ巻き

周囲に聞く方もいない場合↓
テンカラ教室

自己流や、やってみたけどイマイチよくわからない方↓
テンカラ講座

私自身も、テンカラ界の大御所、堀江渓愚氏が総支配人を務める、奥多摩の東京トラウトカントリーで、月に一度のテンカラ教室を開催させていただいております。たいていの土曜日はそちらに出向いておりますので、教室開催時以外でも何かありましたら、気軽に声をかけてください。

ちなみに次回は4月17日の土曜日です。お問い合わせは、
東京
トラウトカントリーTEL0428ー83ー2788
まで。

また他にも吉田毛鉤会なるものを主催しております。興味のある方は↓
吉田毛鉤会

ブログ内にはテンカラ関係のことを、色々と書いておりますので、お時間のある時にでもお読みいただき、皆様の釣りの参考になれば、こちらといたしましても幸いです。

吉田毛鉤 吉田孝
 毛鉤の選択について

明日もトラウトカントリーにおいてテンカラ教室の講師をさせていただく予定でおりますが、初心者の方の為に、毛鉤のお話しを少々しようかと思います。

毛鉤は一種類でよい派、多種類派、大鉤を使用する方、20番位のミッジサイズを使用してテンカラをする方までいらっしゃる為、決まりがないゆえに初心者の方などが毛鉤の迷宮に入ってしまい、ご質問を受けることが時々あります。

あくまで自分の場合(考え)でお答えさせていただいているのですが、初心者の方は、先ず、魚の居る場所や、就餌点が把握できなくて、きちんと毛鉤を流せないという大問題が前提になっています。

テンカラの場合は、「そこができれば誰も苦労しないよ」ということになるのですが、ある程度正しく毛鉤を流せるようになれば、どのような毛鉤を使用しても、それなりに釣果があると思います。

でもそれが上手にできない。

そのできない部分を毛鉤にカバーしてもらおうと思い、何種類かの毛鉤を使い釣りをしています。

 昨年よりTTCにてテンカラのクラスを持たせていただき、受講者の方々とお話しをしていて、初心者はもとより、ある程度経験している方でも、現在はなかなかテンカラについての教則本やメディアが少ない為に、色々な部分において、いわゆる「自己流」でやっていられる方が数多く見受けられました。

「自己流」=具合がよい、ならばいいのですが、なかなかそうではない方もいて、「はぁ〜、そうなんですか」とか「はじめてわかりました」「こちらのほうがぜんぜんいいですね〜」などの声も。

そこでこれから始める方にでもよくわかるように、徐々にではありますが、テンカラのシステムについて説明していこうかと思います。

「この方法が絶対」というわけではありませんが、先人達の知恵や自分の経験から、お読みいただいた方の何かの参考になればよいかと思います。

先ず初回は「ライン」の話しを。

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