水深に応じて


(現代版ハチガシラ・メタルアイバージョン)

 年がら年中色々な毛バリを作り、これはと思った毛バリは量産し、実際の渓で使い込んでみる。そうするとその毛バリの持つ色々な側面が見えてくる。

 「浮かべる」「沈める」「自然に流す」「誘う」というそれぞれの役割の他、「色」や「サイズ」といった魚側から見た好みのことも考えないとならない。特にここ最近は「水深」を意識して毛バリを作ることが多くなっている。

 そうこうしているうちに自分なりの定番毛バリが決まり、状況に応じてその毛バリを使ってみることになる。
 こうして釣りをしていると、その経験値が次の釣りへのステップとなり、釣りに一番禁物な「迷い」が少なくなっていく。

 今期、解禁月の3月は本当に所用に追われ、ロクに入渓できなかった。ようやく今期奥多摩初入渓のスケジュールを立てることができたので、準備をしているところだ。

 とはいえ少々(仕事的に)渓と魚の写真を撮影してこないとならない事情ができてしまった。
 それらのことも含めて、初入渓を楽しんでこようと思っている。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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私の愛する毛バリ(BH沈み花笠)



 怒涛のような用事ラッシュだった3月も終わり、今日から新年度のスタートとなった。

 親族や子供の用事の他に、私自身は勤め人でもあるため生業にはしっかりと行かねばならず、本業?のテンカラも、教室やイベント、販売用の毛バリ巻きと原稿書き以外の、いわゆるプライベートのテンカラに時間を割くことはほとんどできなかった。

 写真の毛バリはTTCテッパンのBH沈み花笠。
 今回もご注文をいただいたので、せっせと巻いているところだ。

 ここへきてようやくひと段落したので、昨夜は今月のスケジュールを立てた。
 とはいえ自由になる時間がたくさんあるというわけではなく、4月もプライベート入渓は1日か2日がいいところだ。

 さて、3月の27日からお申込みの受付けを開始した、私が講師を務めるTTCテンカラ教室。
 ありがたいことに今日定員を超えるお申込みとなってしまったため、締切りとさせていただいた。
 
10日(日)のテンカラ教室は、ご参加いただいた方にしっかりとテンカラの知識をお持ち帰りいただきたいと思うので、私も精一杯お話しさせていただこうと思っている。

 
24日(日)には毛バリ研究会も控えております。
 こちらの教室もどうぞよろしくお願いいたします。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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私の愛する毛バリ(ゼンマイ胴剣羽根)



 過去、私のテンカラ釣りで、どれだけピンチを救ってもらったことがあるのかわからなくなるほど、ここ一発の時に助けてもらっているゼンマイ胴剣羽根の毛バリ。

 私の好きなザラザラとした流速のある山岳渓流で、そのシルエットを崩さずに流れてくれるこの毛バリは本当にありがたい存在である。

 私のホームの奥多摩の解禁からひと月近くになるが、未だ所用が片付かなくて入渓の時間を作ることができない。
 
 3月も後2日。

 なんとか今月中に用事が片付いてくれれば、4月はゆっくりと入渓できるのだが・・・。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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在庫のハリの整理

 フライフック用のハリは、小さなプラケースに入って売られているものがほとんどだが、テンカラ用として販売されているハリは袋入りのものが多い。 
 プラケース入りのものはそのままストックしているが、バラのものはケースに移し替えている。

 ハリを特注した場合や(以前「管付山女魚」を1000本単位で頼んだことがある)、問屋から購入した場合には、パッケージに入っていない(大袋のままだったり)ので、市販のハリ用のケースに入れていた。
 そんなケースも長いこと使っていると、ヒビが入ったり割れたりしてしまうので、今回一気に入れ替えてみた。
 
 100円ショップで入手してきたケースの内側の底部分に、同じく100円ショップで購入してきたマグネットシートを貼りつける。
 このマグネットシートの貼り付けは、毛バリケースにもやっていて、アクシデントでケースごとひっくり返した場合など、ハリや毛バリをこぼしてしまう被害を最小限にすることができる。



 こうしてある程度、在庫のハリを整理することができた。
 しかし新しい形状のハリを見つけると、何でも試してみたくなるハリ中毒の私は、次から次へと買ってきてしまうので、1〜2本使って「これはダメだ」となってしまった、不要なハリが山のようにある。
 恐らく数千から万本の単位になっているのではないだろうか(泣笑)。

 話は変わるが、今週末の日曜日、いよいよ第4回目となる『K-カップ』の開催となる。
 入賞商品のみならず、参加賞も含めてタップリの賞品も用意しているので、楽しんでいただきたいと思っている。
 私はオフィシャルとして参加する予定。
 後は大会当日の天候と気温が安定してくれることを祈るのみだ。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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同じ材料で違う顔の毛バリを

(左から・逆さ毛鉤・剣羽根・沈み花笠)


 この写真の3本の毛バリは、同じサイズのハリを使い、ボディも全てゼンマイの綿毛で作ってある。スレッドも同じ色で同じ太さだ。
 肝心の蓑毛(ハックル)は、どれもキジ(の一種)を使っているが、真ん中のみキジの剣羽根を使用している。

 ●誘いに向いている毛バリ
 ●シルエットを崩さず、早い流れの中を釣ることのできる毛バリ
 ●沈めて自然に流す毛バリ

 のように、同じ材料を使って巻いても、その顔(使い道)の違う毛バリを作ることができる。

 色々な材料を使って、色々な種類の毛バリを作ることは楽しいことだが、限られた少ない材料を使い、持てるタイイングテクニックを駆使しながら、自分のイメージした通りの毛バリを作ることもまた楽しいものだ。

 それともうひとつ、魚の撮影と同じように、自分で巻いた毛バリの撮影も実に楽しい。
 私の場合、時に釣り雑誌の誌面に、自分で撮影した魚や毛バリの写真を掲載していただくこともあるので、あれこれと試行錯誤しながら撮影をやっているが、難しい分よりいっそう入れ込む気持ちが強くなる。

 とはいえなかなか自分の思うような写真にはならないわけで、釣りも毛バリも撮影も、思うようにならないからこそ面白いのだなと、あらためて思った次第である。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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蓑毛(ハックル)の下処理を

 販売用の毛バリを巻く場合など、同じサイズの毛バリを量産する場合、マテリアルをしっかりと用意してから一気に巻き上げるようにしている。
 特に蓑毛(ハックル)については、事前に丁寧に処理し、同じサイズのものをまとめておくようにしている。



 ただこの作業、綿毛は舞い上がり、指先が痛くなるのでけっこう大変である。



 コンプリートスキンから毛をむしり取ってみると、小分けしてショップで販売されているものの割高感が実によくわかる。
 やはり何でも大量に購入すればお安くなるということか。

 こうやって処理した後の、サイズの揃わない残り物の蓑毛が、私自身がプライベートで使用する毛バリになる。
 ということで、いつも使っている毛バリはロクなものではない。

 さて、準備も整ったので、明日からまた少しずつ巻かないと。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝



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毛バリ巻きのコツは



 私がテンカラ教室を始めたのが2009年の終わり。
 この時にはテンカラという釣りについての事柄を、短い時間のなかで全て説明しようと躍起になってやっていた。
 しかしそれはとても一日の教室では無理だったので、その後に毛バリのことだけを独立して解説する教室を設けた。
 今は「テンカラ教室」が導入編で、「毛バリ研究会」と銘打った毛バリの教室は、毛バリのことだけでなく、釣り場や釣り方の情報交換、道具の話からテンカラについてのグローバルな話題をさらに突っ込んで話す場所ともなっている。

 過去のテンカラ教室は68回開催した。
 毛バリ研究会は今週末開催で58回目を迎えることになった。
 この研究会に初めてご参加いただいたかたから、「どうしたら上手に毛バリを巻くことができるのでしょうか」というご質問を毎回のようにされるのだが、この質問にはなんとも答える(応える)のが難しいのだ。

 自論だが、毛バリの色やサイズ、その比重で釣果に差が出ることは実体験の中で嫌というほど経験している。
 ただ、その完成度ということについてはあまり関係ないと思っている。

 マッチング・ザ・ベイトやマッチング・ザ・ハッチというような、そこにいる魚がある一定の条件下で特異な餌料を捕食することもあるため、毛バリを選ぶことはある。
 ただ魚は自分が生きていくために、それこそ必死の思いで餌を食べているわけで、同じ種類の餌となる昆虫でも、足がもげたり羽根がちぎれたり身体が潰れたりと、図鑑に載っているような完全体の昆虫類だけが流下してくるわけではない。
 ましてや昆虫類のみならず、色々な形状のモノ(昆虫類、爬虫類、甲殻類・・・・)を捕食しているため、毛バリの完成度に重きを置くよりは、(イメージなので説明し難いが)生命感を出すように巻いたほうがよいと思っている。

 私の場合はもちろん今までに相当な数の毛バリを巻いているし、プライベートで使う毛バリだけでなく、他人様からお金をいただくという「販売用」の毛バリも巻いているので、それなりのクオリティはあると思うが、1本のハリにひとつの生命を宿すという気持ちで巻いているというわけである。

 それでも少しでも綺麗に巻きたいと思うなら方法はある。

 それは、「ただひたすらに数を巻く」ということに他ならない。

 本や動画を参考にしながら巻いて巻いて巻きまくると、色々なことが見えてくる。
 「ここはこうしたほうがよい」「このやり方よりこっちのほうがやりやすい」「バランスはこのほうが」等々、自分で試行錯誤しながら毛バリを巻き続けていると、必ず何かが見えてくる。

 釣りと同じく、毛バリ巻きにも「これが絶対」などということはない。
 自分で巻いて巻き続け、その中から「コレだ!」というものを見出していく。
 その試行錯誤している時こそが毛バリ巻きの本当の愉しさだと思っているので、私は今日も飽きずに毛バリを巻くのである。
 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


●ちなみに11月の毛バリ研究会は
21日(土)、12月のTTCテンカラ教室は5日(土)となっております
詳しくは
コチラ(TTCホームページ)より⇐クリックしてください


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毛バリのマテリアルの種類は・・・

 昨日は毛バリ巻きの道具を整理したので、今日はマテリアルを片付けた。



 片付けるというより在庫の確認をしたのだが、そうしないとうっかり忘れて同じものを買ってきてしまうのだ。
 しかしそれも最近はトーンダウンし、山のようにあり余るマテリアルをどうにか使い、好みの毛バリを作るようにしている。
 
 このマテリアルだが、テンカラの毛バリを作る場合はそれほど多くの種類を必要としないことが多い。
 ボディ(胴)とハックル(蓑毛)のみで構成されることが多いのがテンカラの毛バリである。
 ゼンマイの綿毛やクジャクの胴、ニワトリやキジやヤマドリの蓑毛で作られることがほとんどである伝承系のテンカラ毛バリを作る場合は、沢山のマテリアルの種類を必要としないのである。

 私の場合は元々フライフィッシングをやっていた経緯もあり、多くのマテリアルを使っていた。
 フライフィッシングの毛バリの作り方の書籍なども参考にしながら、沢山の種類のマテリアルを使い毛バリを作っていた。

 多くのマテリアルを使い色々な種類の毛バリを作り続けていたが、そのマテリアルの種類も少しずつ減りつつあり、最近は3〜4種類の材料で作ることが多くなった。

 今日は3種類のマテリアルで作ってみたが、巻き方、マテリアルのカットの仕方、その量や取り付ける位置などの調整をすれば、少ない材料でも様々な顔の毛バリを巻くことができる。



 今週末はテンカラ教室だが、相も変わらず忙しくて中々プライベートのカンツリ釣行の予定が立たない。
 
 そろそろウズウズしてきたので、来週はなんとか時間を作り、釣行したいと思っている。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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毛バリの色についてのご質問を

 昨日の毛バリ研究会で、参加者からいくつかご質問をいただいたのだが、その中に「毛バリの色について」というものがあった。
 初心者ならずとも、ベテランでもこの色については本当に色々と考えてしまうと思う。
 私も同じく日々毛バリを巻き、それを実際の渓で使い、その色については堂々巡りを繰り返しながらもそのことを楽しんでいたりしている。

 何百年も前からあるフライフィッシングのトラディショナルなパターンの毛バリに忠実な色を使うもよし、自分で好き勝手に決めた色の毛バリで魚を相手にするのもよし、「毛バリの色は何色を使え」と法律で決められているわけではないので自由にやればよいと思う。

 しかしながら、その魚の生息している場所やその時々の状況により、特異な色の毛バリへの反応が強くなる場合もあるため、あまり乱暴に「何色でもイイ」というわけにもいかず、特に研究会にご参加いただいた初心者の方々に説明する時には、私なりの経験と考察から導き出した色の話をしている。

 水面に浮かべる毛バリ、水面直下を流す毛バリ、水中深く沈める毛バリ、そしてモデルとなる水生昆虫や陸生昆虫の色についての考察は私なりにはあるのだが、そのような毛バリの考察の中に、ちょっとズレてはいるが、自分自身の「視力」の問題を最近は取り入れて考えるようになってきている。

 老眼ゆえにハリのアイにハリスが通らない(通りにくい)ことは、自作のアイを作ることによって解決はしたのだが、水面や水面直下で魚が毛バリをくわえるところを目で見てアワセる場合には、やはり視認性の悪い毛バリだと微妙にアワセのタイミングがズレる場合があり、それでもしっかりフッキングすればよいのだが、そうでないとフッキング後のバレ率も上がってしまうような気がするのだ。


(チヌバリにナイロン4号で作ったアイを取り付けてある)

 今日の写真の毛バリはそのボディの色から私的には見やすく、着水後に若干沈んで流れても目で追うことができるため、アワセのタイミングが取りやすく、私的には使いやすい毛バリとなっている(老眼対策も考えて自製のアイを装着してある)。

 昨日初めて私の教室にご参加いただいた方々にもご説明して差し上げたのだが、ひとそれぞれ出かけていく釣り場は違い、そこに生息するエサとなる昆虫類も千差万別であるし、狙うターゲットもそれぞれ違うわけだ。

 その中で最大公約数的に考えた毛バリを作って使うのもひとつのやり方ではあるし、そこの川特有の効果のある毛バリを使うのもひとつのやり方である。
 まぁ何がいいたいのかといえば、「テンカラをするひとそれぞれが色々な毛バリを巻いて試し、自分に合う毛バリを自分自身で作り上げていくことが楽しいのではないか」と思うのである。

 どのような毛バリでもそこにいる魚が食べたいと思ってくわえてくれるなら、それがたまたまであろうといつもであろうと釣れる(釣れた)毛バリとなるわけで、ハリの種類も材料の色や形も自分自身でアレンジして、自分の釣りに合った毛バリを作り上げていただきたいと思っている。
 

吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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フレンチパートリッジを切って巻く

 月イチで開催している吉田毛鉤の毛バリ研究会。

 そこで過去何度となく「長過ぎて使いようのないハックル材はどうすればよいのでしょう」という質問を受けている。
 その質問があまりにも多いので、以前に別冊渓流の記事、「拾った材料で巻く毛バリ」で解説したことがある。



 今日はたまたま毛足が長過ぎて、普通にハックリングしたのでは、よほどハリそのものが大きくないとバランスの取れないフレンチパートリッジがあったので、紹介した技法で何本かの毛バリを巻いてみた。



 沈み系も逆さ毛バリも思いのまま。
 ハックル上下の色や素材を変えて作ることもできる。
 素材の切り出しと、ハリへの載せ方さえ解れば難しいことではない。



 今日のハリは老眼対策で自作のアイを取り付けた、だいたい14番というサイズである。

 巻き方や使う材料に決まりごとなど存在しないのが、テンカラ毛バリのイイところだ。

 色々組み合わせ、自由にやるのが楽しいと思っている。

 さて、明日から週末、しかも連休である。
 今月は吉田毛鉤会の5周年記念イベントがあるが、明日はその買い物に都内に出かける予定。
 明後日は雨予報なので、体調を万全にしておくために自宅でゆっくりしたいと思う。


吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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