【タイイング道具の整理】

 

 何十年もの間、毛バリを巻き続けている。

 

 元々道具類の検証が好きなこともあり、タイイングに使うツールもずいぶんと購入してきた。

 

 販売用の毛バリを巻くだけでなく、雑誌の取材や、毛バリ巻き教室なども数多く手掛けてきたので、必然的にタイイングツールは増えてしまった。

 

 そこで部屋の片付けをしながら、それらの道具を引っ張りだし、整理をしてみると……

 

○バイスが8台

○ツールが6セット

 

あった。

 

 

 我が家では子供たちも販売用の毛バリ巻きの戦力になっているためある程度のセットは必要なのだが、不要なモノがあったので、これから毛バリ巻きをやってみたいという知人に進呈することにした。

 

 道具野郎の私は、日々道具に埋もれて暮らしている。

 さすがにオーバーフローしてきたため片付けてみたが、実はこうして時々在庫の確認をしないと、同じものを再び購入してきてしまうおそれがあるのだ。

 

 

 ひとつのボックスには、最低限のツールをまとめ、車載用とした。

 これと少しのマテリアルがあれば、出先でも毛バリを巻くことが可能になった。

 

 

 早速今日は、次のカンツリ釣行で使う予定の3種類の毛バリを、3本ずつ巻いてみた。

 

 

ビーズヘッド 

剣羽根 

現代版ハチガシラ

 

 私のテンカラ釣りの根幹となる毛バリだ。

 

 吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

 冬季の管理釣り場で、メインターゲットとなるのはニジマスだ。

 

 虫も少なくなり、なかなか水面まで顔を出さない彼ら彼女らの気を惹くのに、ウエイト入りの毛バリは欠かすことができない。このウエイト入りの毛バリだが、沈下速度によって魚の反応が違いため、状況によって重さを変えている。

 


 ウエイトも様々な材料を使っているので、正確な重さを量ってみた。真鍮、銅、タングステン。大きさが同じでも、重さがかなり違うものもあり、それを知ることはかなり楽しい。 

 

 毛バリを浮かべたり沈めたり動かして誘ったり。魚がいうことを聞いてくれない場合、手を変え品を変えるのが私のテンカラのスタイルだ。


 中でも毛バリの重さ(比重)には私なりのこだわりがある。昨日はハリの重量も考慮して何本か巻いた。

 

 

 使用感は想像できるが、本当のところは実際に流れのある場所で使ってみないとわからない。
 

 次回のカンツリ釣行で、テストをするのが楽しみだ。

 

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

(このイワナも自作のループアイの毛バリで)

 

何度か紹介している、自作のアイ。


フライ専用のフックにはハリスを結ぶアイがついているが、さすがに早朝の薄暗い渓でのハリス通しにも限界がきた。


老眼鏡をかければいいのだが、渓での使用がどうしても鬱陶しいので嫌なのだ。


ハリスさえ通せれば、老眼鏡を使わなくても他の結びは問題なくできるので、今期の釣りではそのほとんどで、自作のアイをつけた毛バリを使用した。


アイの材質はナイロンかフロロカーボン製の4号ラインを使っている。


自分で傷でもつけていない限り、アイの部分が壊れることはなく、根掛かった場合もハリスから先に切れている。

 

最初釣行の尺イワナも、自作のループアイを付けた毛バリを使ったが、問題なく寄せることができた。


ただ、ハリスが通しやすいからといって、あまり大きくするとハリ全体のフォルムが崩れてしまう。


使用するハリは、それこそどれだけの種類で作ったかわからなくなるほどだ。

 

(ヘラブナ用のハリはバリエーション豊富でありがたい)


中でもヘラブナ釣りに使うハリは『バーブレス』ということと『種類の豊富さ(重さや強度、ハリ掛かり)』ではナンバーワンなので愛用している。

 

http://yoshidakebari.jugem.jp/?eid=1324


さてさて、禁漁期は管理釣り場の魚相手に、ハリを始めとする道具の検証によいシーズンとなる。


今月は19日(土)にテンカラ教室、27日(日)に毛バリ研究会と、私が講師を務める関連教室がある。


テンカラについてのグローバルな質問にも、精一杯の知識を絞り出して対応させていただいているので、ご興味のある方はご参加いただければと思います。

 

(詳細はTOKYOトラウトカントリーのホームページよりご確認ください)

 

(左のハリは何尾か魚を掛けた後のもの。全く問題ありません)

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

月イチで開催している毛バリ研究会。

その中で一二を争うほど人気の内容が、『ハリスを取り付けるアイのないハリにアイを取り付ける』というものだ。

 


アイのないハリに取り付けるだけではなく、アイのあるハリにも取り付けたいと仰る方もいて、いずれも理由は「老眼対策」。

 


先日もそんな毛バリで魚を釣ったが、ロストしたので補充のため何本が巻いた。

 


詳しい作り方を知りたい方は、研究会にご参加いただければ手取り足取り解説いたします。


6月16日(日)のテンカラ教室も、受付開始後たくさんの方にお申し込みいただきまして、まことにありがとうございました(注・お申し込みいただいている方へのトラウトカントリーより返信するメールが、着信に制限のかかっている方がいらっしゃるようで、届かないことが多々ある旨、トラウトカントリーのスタッフより報告がありました。お申し込みされた方で、トラウトカントリーからの返信のメールが届いていらっしゃらない方は、受信制限の対応をお願いいたします)。

 

教室参加人数の残り枠につきましては、トラウトカントリーにお問い合わせていただければと思います。

 

毛バリ研究会は23日(日)になります。


どちらの教室もよろしくお願いいたします。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

この釣りを長くやっているうちに、同じ趣味を持つ知り合いがどんどん増え、そんな中には奇特にも『あいつにこんな毛バリの材料を持っていってやるか』という方がいて、時々頂戴することがある。

 

ヤマドリ、ウサギ、シカ、そして花瓶の下に敷いていたという『ポーラーベア(ホッキョクグマ)』などもいただいた。

 

中でも私が好んで使う材料に『ゼンマイ(植物)の綿毛』があるが、今日も生業先に届けに来てくれた人がいた。

 

過去に別の方から頂戴したものと比べてみたが、それぞれ色に違いがあって面白い。

 

ただこのゼンマイ、ボディ材にする前にちょっとした加工が必要になるのだが、それは私の主催している『毛バリ研究会』で詳しく解説している。

 

今日はこのゼンマイをボディにして、オーソドックスな『ゼンマイ胴剣羽根』の毛バリを巻いた。

 

ようやっと連休騒ぎが終わったので、この週末、落ち着いた渓で使いたい。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

私が教室やイベント等で、これからテンカラをやってみようと思う方々にこの釣りを紹介する時に心がけていることがある。

 

 

それは、この釣りの敷居を下げて、どなたでも入ってこれるようするということ。

 

テンカラはかくあるべし

この毛バリでないとテンカラではない

テンカラでは毛バリを長く流さない

ラインは水につけるな……等々枚挙に暇がないが、こういったことに振り回され、こうしないと魚が釣れないのではないかと、特に初心者が迷い、さらに釣れなくなるという迷宮に入ってしまった人もたくさんいる。

これは、のべ人数にしたら1000人以上にテンカラについて解説した私の見解だ。

 

 

こういったことに振り回され、魚が釣れない人に、どうしてそういうことをいう人がいるのか、何故にそういうやり方があるのかを、教室では詳しく解説している。

 

話を聴けば『なるほど』となり、時と場合に応じてそれぞれの釣り方があることをご理解いただいている。

 

 

そのような中で、今日はネタ系の毛バリをご紹介してみる。

 

昨夜洗濯機の糸くずフィルターを掃除した。

私の教室では、ネタとして「毛バリのボディ材料は、ポケットの中の綿くずでもOK」と話すことがある。

そこで糸くずフィルターから取り出した綿くずを乾かして、毛バリに仕立ててみた。

 

アダムスグレーならぬ吉田ネズミだが、差し色にレッドを加えて、雰囲気のある毛バリになった。

 

23日のテンカラ教室では、この毛バリを使って、デモンストレーションで魚を釣ってみたい。

 

 

このようなネタも含め、毎回楽しく開催しているTOKYOトラウトカントリーのテンカラ教室を、どうぞよろしくお願いいたします(お申し込みは明日まで)。

 

3月はテンカラ教室のみとなりますが、4月はテンカラ教室と毛バリ研究会、どちらも開催予定ですので、日程が決まりましたらお知らせいたします。

 

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

ウエイト入りの毛バリ

 

 

シーズンインした後でも、管理釣り場の魚は自然の動きに対して、相応の反応をしてくれない場合がある。

 

 

特に底近くで動かなくなった魚を釣るのに難儀することがあるが、私の場合は「ウエイトの入った毛バリ」で対応している。

 

 

ウエイトも2種類(ビーズと鉛線)を使い分けているが、今回は鉛線を入れて巻いた。

週末開催予定の、TTCテンカラ教室の時に納品しようと思っている。

 

 

一昨日のファイントラックTOKYOベースでのトークイベントも盛況に終わり、テンカラを潜在的にやりたい人の多さを再認識した次第。

 

 

テンカラファンをひとりでも増やしたいので、週末の教室も楽しく頑張りたいと思っている。

 

第105回TTCテンカラ教室へのお申込みとお問い合わせはトラウトカントリーのホームページまで。

http://ttcmayfly.web.fc2.com/

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

伝統的なテンカラ毛バリのひとつに『ゼンマイ胴剣羽根』という毛バリがある。

 

私の最盛期の瀬釣りでは欠かすことのできない毛バリだ。

 

 

近いうちに取材も入りそうなので、弾数を増やしておこうと数本巻いた。

 

 

 

 

 

 

毛バリに絶対はない、釣れる毛バリというのは、あくまでも使い手による相対的な考えでしかないというのが私の持論だが、この毛バリに関してはついつい『絶対』という言葉を使いたくなってしまうほど助けられている。

 

こんな毛バリもあんな毛バリも含めて、『テンカラ毛バリの作り方』は、奥多摩にあるTOKYOトラウトカントリーで随時開催しています『吉田毛鉤の毛バリ研究会』で詳しく解説しております。

 

受付の開始日等はトラウトカントリーのホームページからご確認いただきたいと思います。

ご興味のある方がいらっしゃいましたら、是非ともご参加いただければと思います。

 

次回の毛バリ研究会は9月23日(日曜日)の予定です。

 

吉田毛鉤 テンカラインストラクター 吉田孝

 

 

水深に応じて


(現代版ハチガシラ・メタルアイバージョン)

 年がら年中色々な毛バリを作り、これはと思った毛バリは量産し、実際の渓で使い込んでみる。そうするとその毛バリの持つ色々な側面が見えてくる。

 「浮かべる」「沈める」「自然に流す」「誘う」というそれぞれの役割の他、「色」や「サイズ」といった魚側から見た好みのことも考えないとならない。特にここ最近は「水深」を意識して毛バリを作ることが多くなっている。

 そうこうしているうちに自分なりの定番毛バリが決まり、状況に応じてその毛バリを使ってみることになる。
 こうして釣りをしていると、その経験値が次の釣りへのステップとなり、釣りに一番禁物な「迷い」が少なくなっていく。

 今期、解禁月の3月は本当に所用に追われ、ロクに入渓できなかった。ようやく今期奥多摩初入渓のスケジュールを立てることができたので、準備をしているところだ。

 とはいえ少々(仕事的に)渓と魚の写真を撮影してこないとならない事情ができてしまった。
 それらのことも含めて、初入渓を楽しんでこようと思っている。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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私の愛する毛バリ(BH沈み花笠)



 怒涛のような用事ラッシュだった3月も終わり、今日から新年度のスタートとなった。

 親族や子供の用事の他に、私自身は勤め人でもあるため生業にはしっかりと行かねばならず、本業?のテンカラも、教室やイベント、販売用の毛バリ巻きと原稿書き以外の、いわゆるプライベートのテンカラに時間を割くことはほとんどできなかった。

 写真の毛バリはTTCテッパンのBH沈み花笠。
 今回もご注文をいただいたので、せっせと巻いているところだ。

 ここへきてようやくひと段落したので、昨夜は今月のスケジュールを立てた。
 とはいえ自由になる時間がたくさんあるというわけではなく、4月もプライベート入渓は1日か2日がいいところだ。

 さて、3月の27日からお申込みの受付けを開始した、私が講師を務めるTTCテンカラ教室。
 ありがたいことに今日定員を超えるお申込みとなってしまったため、締切りとさせていただいた。
 
10日(日)のテンカラ教室は、ご参加いただいた方にしっかりとテンカラの知識をお持ち帰りいただきたいと思うので、私も精一杯お話しさせていただこうと思っている。

 
24日(日)には毛バリ研究会も控えております。
 こちらの教室もどうぞよろしくお願いいたします。


 吉田毛鉤 吉田毛鉤会代表 テンカラインストラクター 吉田孝


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